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2022.07.15鉄道JR四国 「南風」50周年記念 キハ185系、2000系気動車の団体臨時列車を運転 など【今週の交通新聞より】

2022年7月11日~7月15日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・鉄道博物館、リニア・鉄道館、京都鉄道博物館 初の3館連携イベント
・ジェイアール東海フードサービス 「ぴよりん」11周年でバースデー商品
・JR東日本 「空飛ぶクルマ」の社会受容性向上でイベント 25日から
・JR四国 「南風」50周年記念 キハ185系、2000系気動車の団体臨時列車を運転
・JR北海道 キハ183系、キハ281系、ノースレインボーエクスプレス 定期運転から引退

7月11日 月曜日

鉄道博物館、リニア・鉄道館、京都鉄道博物館 初の3館連携イベント


スタンプラリー シンカリオンZオリジナルシール

スタンプラリー認定証「新幹線超進化研究所特別所員証」

鉄道開業150年記念企画 「シンカリオンZ」スタンプラリーや3館長がそろう巡回トークショー

鉄道博物館(さいたま市)とリニア・鉄道館(名古屋市)、京都鉄道博物館(京都市)の鉄道系博物館3館は7日、鉄道開業150年を記念して、今月末から初の連携イベント「たくさんの出会いをつくって、つないで」を開催すると発表した。テレビアニメ「新幹線変形ロボ シンカリオンZ」をモチーフにした3館連携スタンプラリーや、3館館長によるトークショーなどを通じて、新しい鉄道との出会いやさらなる鉄道文化の盛り上げを図る。

3館に実際に来館し、各館の特長などを感じ取って鉄道の良さを理解してもらおうと、初めて3館で連携イベントを開催することとなった。各館の特長や催し物情報を掲出するブースを、各館の館内に今月末から来年3月末まで設置する。

スタンプラリー「シンカリオンZ 新幹線超進化研究所3支部連結ラリー」は8月5日から。各館のホームページで同ラリーのシートを出力し、各館で〝ミッション〟に挑戦。クリアしてもらえるスタンプ3館分を集めると、各館先着180人、合計540人に「新幹線超進化研究所特別所員証」と「シンカリオンZ オリジナルシール」のセットを進呈する。引き換えは各館の年内最終開館日まで。

さらに、鉄道博物館の大場喜幸、リニア・鉄道館の天野満宏、京都鉄道博物館の前田昌裕の3館長が一堂に会するトークショーを11月に鉄道博物館、12月にリニア・鉄道館、来年1月に京都鉄道博物館で開催する。トークテーマは各館で異なり、どんなウラ話が飛び出すか注目だ。詳細は決まり次第、各館のホームページで発表する。


7月12日 火曜日

ジェイアール東海フードサービス 「ぴよりん」11周年でバースデー商品


11種のやさいぴよりん

ぴよりんクッキープレミアム

ジェイアール東海フードサービス(FS)は11日から、名古屋コーチンの卵を使ったプリンをババロアで包んだひよこ形スイーツ「ぴよりん」が今月で販売開始11年を迎えることから、バースデー企画として3商品を販売している。

「11種のやさいぴよりん」は、地元愛知県創業のカゴメとコラボレーション。11種の野菜を原材料とした「カゴメ野菜ジュース食塩無添加」を使ったババロアは、野菜の優しい甘みが特徴。テイクアウト500円、イートイン509円。1人2個まで。

「ぴよりんクッキープレミアム」は、名古屋コーチンの卵と国内産発酵バターを使用したクッキーの詰め合わせ。手作りならではの〝表情〟の違いも楽しめる。25枚入り、2500円。両商品はJR名古屋駅構内の「ぴよりんshop」「ぴよりんSTATION カフェ ジャンシアーヌ」で販売。「やさいぴよりん」は21日まで、各日10時から売り切れ次第終了。

また、「ぴよりんECOタンブラー」は、サステナブルな素材「kinari(キナリ)」を活用。「ジャンシアーヌ」で使用した抽出後のコーヒー豆を主原料とした同素材を活用することで、持続可能な地球環境に配慮した。ドリップコーヒー1パックとのセット1500円など。ジャンシアーヌと通販ショップ「ぴよりんマルシェ」「ぴよりんMARKET」で販売。


7月13日 水曜日

JR東日本 「空飛ぶクルマ」の社会受容性向上でイベント 25日から


「空飛ぶクルマ」のVR上映イメージ

「空飛ぶクルマ」をVRを用いて体験する様子

JR東日本は25日から31日まで、「空飛ぶクルマ」の社会受容性向上に向けたイベントを横浜駅西口の複合施設、JR横浜タワー2、3階のアトリウムで開催する。同社単独では解決が難しい社会課題や次代の公共交通の在り方などについて、オープンイノベーションによる変革を目指す枠組みとして2017年に設立された「モビリティ変革コンソーシアム」(主催企業・同社)の実証実験の一環。VR(仮想現実)コンテンツを用いた疑似体験や、小・中学生向けのワークショップなどを行い、「空飛ぶクルマ」の未来を多くの人に感じてもらう。

同社は「駅を基点とした空飛ぶクルマの活用」について検討を行っている。「空飛ぶクルマ」は世界的に関心が高まりつつあり、各国で機体の開発や制度の検討などが進んでいる。

将来的には、駅を含むさまざまなフィールドで活用が進むことが想定されており、今回のイベントは未来のモビリティーを身近に感じてもらうため、川崎重工業やデロイト トーマツ コンサルティングなどの事業者と共同で運営する。

初日の25日は、小学3~6年生を対象にドローンの飛行操縦やドローンプログラミングを体験する「Drone Impact Challenge Education」を計3回実施する。時間は13、14、15時から各45分、各回定員12人、参加無料。

また、28、30、31日には、小学5年生―中学生を対象に地図や模型を用いたシミュレーションを通して、空飛ぶクルマの活用を検討する「空の未来を考えるワークショップ」を計4回開く。時間は28日11、15時、30日14時、31日14時、各1時間、各回定員16人、参加無料。

このほか、30、31日の10~17時には、VR用の体験車両を用いて飛行を疑似体験できる企画を実施する。体験は13歳以上推奨、参加無料。

申し込みはいずれもあす14日10時から、特設サイトの予約フォームから先着順で受け付ける。新型コロナウイルスの感染拡大状況などにより、内容などが変更になる場合がある。


7月14日 木曜日

JR四国 「南風」50周年記念 キハ185系、2000系気動車の団体臨時列車を運転


交通新聞

JR四国は9、10日の両日、土讃線特急「南風」のかつての使用車両であるキハ185系、2000系気動車(各2両編成)を使用した日帰りツアー専用団体臨時列車を高松―高知運転所間で運転した。「南風」と予讃線特急「しおかぜ」の運転開始50周年記念キャンペーン第4弾。

ツアーは、9日の往路はキハ185系、復路が2000系、10日はその逆で実施。高知運転所では、両形式と現行の2700系を並べた撮影会が行われた。

9日の下り列車は、高松駅9番線ホームで佐々木龍次駅長と香川県在住の小学生3人が出発合図を行って送り出した=写真=。発車後、佐々木駅長は「『南風』は『しおかぜ』とともにJR四国の看板列車。これからも長くご愛顧いただきたい」と話した。


7月15日 金曜日

JR北海道 キハ183系、キハ281系、ノースレインボーエクスプレス 定期運転から引退


ノースレインボーエクスプレス

キハ281系

9月から来春にかけ順次

JR北海道で平成を中心に活躍した特急気動車、キハ183系、キハ281系、ノースレインボーエクスプレスが定期運転から退くことが決まった。それぞれ道内特急の主力、道南特急高速化の草分け、リゾート車両の集大成として、道内鉄道の発展に大きく貢献して一つの時代を築いたが、老朽化が進んでいた。今秋から来年春にかけて引退していく。

●キハ183系

キハ183系は、キハ181系をベースに耐寒性能向上など北海道向けに設計した車両で、現在運用する車両は国鉄末期の1986年から営業運転を開始した。後にキハ281系やキハ283系に主役の座を譲って以降も、釧路・帯広方面の「おおぞら」(2001年まで)や「とかち」(09年まで)、宗谷線「サロベツ」(17年まで)、函館方面「北斗」(18年まで)として全道で活躍してきた。

現在は、石北線「オホーツク」「大雪」として運用。眺望優れるハイデッカーグリーン車、前面展望(後面展望)が可能な先頭車などを車両の魅力として発信する「いまこそ輝け!北のキハ183系」キャンペーンを展開し、塗色やヘッドマークの復刻企画などで、沿線地域の観光誘客にも効果を発揮している。

定期運転は22年度で終了。以降の石北線特急は、今年3月まで「おおぞら」として走ったキハ283系が引き継ぐ。

●ノースレインボー

ノースレインボーエクスプレスは1992年にデビュー。キハ183系をベースとした5両編成で、85年登場「アルファコンチネンタルエクスプレス」を端緒とする同社リゾート車両の最後、6番目として登場した。ラウンジを備え、大きな連続窓と天窓で開放感ある車窓が楽しめるオールハイデッカー。主に観光シーズンの臨時列車として、札幌―富良野間「フラノラベンダーエクスプレス」、同―網走間「流氷特急オホーツクの風」などに運用されてきた。

今年については、函館線札幌―倶知安―函館間「ニセコ号」として9月の土曜日・休日を中心とした16日間で1日1往復する計画。引退は2023年春とする。いずれもラストラン企画を検討している。

●キハ281系

キハ281系は1994年3月のダイヤ改正でデビュー。同社初の制御付き自然振り子式気動車で、札幌―函館間の所要時間を30分短縮し、最速2時間59分で結ぶ「スーパー北斗」として歩み出した。以後、「北斗」への列車名変更なども挟みつつ、現主力で後継となるキハ261系などとともに、道南方面の都市間輸送を支えてきた。定期運転は今年9月末で終える。

281系は10月22、23日に臨時列車「スーパー北斗」としてラストランを迎える。札幌―函館間を各日1往復し、最速2時間59分で結んだ「2号」のように途中停車駅は東室蘭のみに設定。8両編成全車指定席で、札幌方8号車は試作車キハ281-901号を用いる。これに先立ち同試作車は、8月下旬ごろに塗装と側面ロゴマークを導入初期のものに復刻する。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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