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2022.08.19鉄道JR新潟支社・佐渡市 9月から「佐渡市・新潟市 秋の観光キャンペーン」 など【今週の交通新聞より】

2022年8月15日~8月19日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR新潟支社・佐渡市 9月から「佐渡市・新潟市 秋の観光キャンペーン」
・JR四国 予讃線豊浜駅ににフリースペース 「HOME」オープン
・東海交通事業 城北線「勝星きっぷ」17年ぶり一新 「必勝祈念 勝星きっぷ」に
・JR九州 西九州新幹線「かもめ」プロモーション第2弾 新ビジュアルを展開
・JR北海道 苫小牧―室蘭間に新型「737系」電車 23年春投入

8月15日 月曜日

JR新潟支社・佐渡市 9月から「佐渡市・新潟市 秋の観光キャンペーン」


交通新聞

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JR東日本新潟支社と新潟県佐渡市、新潟市、佐渡観光交流機構、新潟観光コンベンション協会は9月1日から11月30日まで3カ月間にわたり、「佐渡市・新潟市 秋の観光キャンペーン」を開催する。佐渡市は、世界文化遺産に国内推薦された「佐渡金山」をはじめ、自然や非日常な場・コトなどの新たな魅力の発見や島旅のアクセスの良さを、新潟市は歴史・文化の魅力の再発見と巡りやすさをアピール。両市を一つのエリアとして楽しんでもらえるように魅力を発信し、首都圏などからの誘客を図る。

キャンペーンのテーマは「佐渡島(さど)の金山」「みなとまち新潟」。両市は今年6月末に、誘客体制の強化など交流人口拡大につなげる誘客交流連携協定を締結している。

期間中の主なイベントは、佐渡エリアでは佐渡金山で採掘された鉱石を選鉱していた「北沢浮遊選鉱場」跡地のライトアップをはじめ、幻想的な異世界を体験するウオークスルー型のアトラクション「史跡 佐渡金山ツアー」、ホテルファミリーオ佐渡相川限定宿泊プラン、加茂湖のカヤックナイトクルーズ、岩首棚田里山散策など。

新潟エリアでは、ランチ付き新潟花街茶屋ツアー、新潟古町芸妓(げいぎ)と日本酒の魅力発見ツアー、オープントップバス「宙バス」ツアー、酒蔵ぶらり旅ツアー、駅からハイキングなどを企画している。

のってたのしい列車で団臨運転

同支社では期間中、〝のってたのしい列車〟「海里」と「越乃Shu*Kura」を活用し、新潟発着の旅行商品専用の臨時列車を設定。9月3、4日に「越佐Shu*Kura」(新潟―上越妙高間)、10月25日と11月1日に「もみじShu*Kura」(同―越後湯沢間)、11月6日に「越後海里」(同―柏崎間)、同13日に「妻有海里」(同―十日町間)などを走らせる。駅からの二次交通は、新潟発着の「駅から観タクン」を設定して充実を図る。

情報発信は、同社管内の駅や両市観光スポットなどにポスター、のぼりを掲出するほか、キャンペーン特設ウェブサイト、同支社公式SNSでも随時紹介していく。このほか、同社シニア会員組織「大人の休日倶楽部」のテレビCMでも観光スポットが取り上げられる予定。


8月16日 火曜日

JR四国 予讃線豊浜駅ににフリースペース 「HOME」オープン


交通新聞

JR予讃線豊浜駅(無人駅)の駅舎の一部を改装したフリースペース「HOME」(ホーム)が今月オープンした。駅のある香川県観音寺市から、地域おこし協力隊「町おこし駅長」として任命された角野由佳さんが管理し、日によって異なる店舗が使用する。

HOMEは、平屋建て駅舎のほぼ半分で、かつて店舗として使用されていたスペース(約40平方㍍)をリノベーション。厨房(ちゅうぼう)にオーブンレンジ、大型炊飯器、調理用品などを備え、客席はカウンター、テーブル、テラス合わせて25席。シェアキッチンやカフェとして利用できる。

利用希望者は、時間ごとの店舗オーナーとして、使用料をHOMEに支払う。使用料は「朝」5時間1000円、「昼」6時間1500円、「夜」7時間2000円など。

初日の1日は、「料理人・ソロキャンパー」の肩書を持つ同隊の小原祐二さんが、燻製(くんせい)料理とカクテルなどを提供。5、6日には、今年2月に薬膳インストラクターの資格を取得し、店舗を開きたいと考えていた大西佐江子さんが、高校が夏休み中の娘の優伊さんと共にグルテンフリー(小麦粉不使用)の料理店「ととのえる」を営業し、薬膳カレー(860円)、米粉ピザ(750円)などを振る舞った。

今後、「ととのえる」は毎週金・土曜日、キャンプバーは毎月1回程度の営業を予定。弁当店、紅茶教室、イベントや食育の場としての活用も予定されている。

角野さんは「これからは(日ごとに店舗運営する)店主さんが主役。『ここが私の店』と言える人が増え、みんなが活用してくれる『HOME』になれたら」と話している。

HOMEの使用、営業に関する問い合わせは電話0875(89)1775へ。


8月17日 水曜日

東海交通事業 城北線「勝星きっぷ」17年ぶり一新 「必勝祈念 勝星きっぷ」に


交通新聞

JR東海グループの東海交通事業は、城北線「勝星(かちぼし)きっぷ」を17年ぶりに一新し、「必勝祈念 勝星きっぷ」として発売している。

勝星きっぷは、勝川駅と尾張星の宮駅の駅名にちなみ、両区間の往復乗車券に専用台紙を付け、縁起物の記念きっぷとして1992年から発売。

今回のリニューアルでは、大人片道乗車券(450円)の硬券表面に勝利を意味する「V」をデザイン。裏面にメッセージ記入欄を設けた。乗車券収納用のお守りケースが付いて880円。

同社本社内の同線きっぷうりば(最寄り駅・小田井)のほか、通販サイト「JR東海MARKET」内の「城北線ONLINEショップ」でも発売中。


8月18日 木曜日

JR九州 西九州新幹線「かもめ」プロモーション第2弾 新ビジュアルを展開


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JR九州は、9月23日に開業する西九州新幹線「かもめ」のプロモーション第2弾となる新ビジュアルを駅や車内などで展開している。

新ビジュアルは、「かもめ」をバックに幅広い年齢層の人々が走り出す姿をデザイン。「はしれ、ぜんぶ乗せて。」のキャッチコピーに、今回新たに博多―長崎間の最速1時間20分ときっぷ料金3600円(かもめネット早特3)を記した。

同社によると、「たくさんの人の想いをのせて走り出す西九州新幹線『かもめ』と、老若男女問わず多様な人々がそれぞれの想いを抱えながら全力で走り出す姿」を重ね合わせ、疾走感を表現したという。

九州内の各駅や車内の掲出ポスターやデジタルサイネージに活用。ビジュアルと連動した沿線の景色を紹介する動画を制作し、同社公式SNSやユーチューブなどで公開している。


8月19日 金曜日

JR北海道 苫小牧―室蘭間に新型「737系」電車 23年春投入


737系 外観イメージ

737系 内観イメージ

初のワンマン対応通勤形

JR北海道の綿貫泰之社長は17日の定例会見で、新型車両「737系通勤形交流電車」を来年春から室蘭線苫小牧―室蘭間に投入すると発表した。同社初のワンマン対応通勤形電車で、老朽化したキハ143形気動車などの置き換え用として今年冬から順次落成し、最終的には来年6月までに計13編成(26両)を新製する計画。投資額は約77億円。

置き換え対象となったキハ143形気動車(5編成10両)は、元々は札沼線で運用されたが、同線の電化に伴って苫小牧―室蘭間に転用したもの。1980年製の客車を気動車に改造した車両で、経年による老朽化が進行していた。置き換え後の活用方法については現在検討を進めている。

737系は2両1編成で、最大6両まで併結可能。今年12月までに4両、来年1月までに10両、同6月までに12両のペースで新製する。アルミ合金製(先頭部は鋼鉄製)車体、オールロングシート、編成定員269人、最高時速120㌔。

バリアフリー化を推進し、キハ143形比で19㌢の客室底面低床化を図って、乗降口ステップを廃止。車いすスペース、ベビーカー利用者らに配慮したフリースペース、車いす対応トイレなどを設置する。

環境性能の向上も図り、主変換装置には発熱量が小さくエネルギー損失を減らせるハイブリッドSiC(シリコンカーバイド)モジュールを採用。LED照明も取り入れる。キハ143形比で約7割の二酸化炭素(CO2)排出量削減を実現する。

エクステリアデザインは、地域の移動手段として日常使いされることを意識して、親しみやすく若々しい「さくらいろ」をイメージした淡いピンク色の塗装とした。前面部については視認性向上を目的に、黒色をベースにコーポレートカラーのライトグリーンと警戒色の黄色を採り入れる。

インテリアは、乗降ドア部に淡いピンク色を採用するなど、同様に親しみやすい空間造成を目指し、北海道に咲く花をイメージしたドット柄意匠のシートモケットなどを用いる計画。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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