トレたび JRグループ協力

2022.09.16鉄道JR九州 西九州新幹線「かもめ」全4編成が勢ぞろい 大村車両基地で公開 など【今週の交通新聞より】

2022年9月12日~9月16日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR東日本東京支社 体験型謎解きイベント「FUN!TOKYO!山手線謎めぐり2022〝7つの奇妙な足跡〟~鉄道開業150年特別版~」
・JR九州 西九州新幹線「かもめ」全4編成が勢ぞろい 大村車両基地で公開
・JRグループ旅客6社 鉄道開業150年キャンペーンをさらに拡充 新ポスターなど展開
・日本旅行・JR西日本 「JRで行くスーパーチャンス Carbon―Zero(カーボン ゼロ)シリーズ」発売
・JR北海道 国・道の支援でH100形ラッピング車両を順次投入

9月12日 月曜日

JR東日本東京支社 体験型謎解きイベント「FUN!TOKYO!山手線謎めぐり2022〝7つの奇妙な足跡〟~鉄道開業150年特別版~」


交通新聞

JR東日本東京支社は15日から、体験型謎解きイベント「FUN!TOKYO!山手線謎めぐり2022〝7つの奇妙な足跡〟~鉄道開業150年特別版~」を開催する。「FUN!TOKYO!山手線謎めぐり」の第3弾で、「ドラマチック謎解きゲーム」を制作するstamps(東京都新宿区)運営の「よだかのレコード」と連携して企画した。来年1月15日まで。

従来の山手線から首都圏沿線エリアへ舞台を広げ、電車で移動して街歩きを楽しみながら、ちょっと不思議なストーリーを堪能できる。鉄道開業150年特別版として、鉄道の歴史を感じられるだけでなく、充実した謎解きの仕掛けも用意した。

首都圏のニューデイズ33店舗か、JR東日本グループの通 販ウェブサイト「JRE MALL」で14日発売の「謎解きキット」(1650円)を購入して参加する。別途、交通費が必要。

スマートフォンなどで冊子の2次元コードからストーリーを読み、最初の謎を解くと「行くべき駅」が判明。街を探索しながら手掛かりを集め、謎を解いてウェブ上の解答ページで正解するとストーリーが進む。最後の謎を解き明かすとドラマチックなエンディングが待っている。想定所要時間は約7時間。

連動企画として、イベントの特設ウェブサイトに制限時間10分間で挑戦できる謎解きの「練習問題」を用意。「FUN!TOKYO!」のインスタグラム公式アカウントで毎週火曜日に出題される謎に正解すると、抽選で謎解きキットが当たる。キット購入者には〝おまけ謎〟の「エクストラ ステージ」も用意している。


9月13日 火曜日

JR九州 西九州新幹線「かもめ」全4編成が勢ぞろい 大村車両基地で公開


交通新聞

新幹線「かもめ」全員集合‼――。開業まで2週間を切った西九州新幹線の「かもめ」全4編成が11日、長崎県大村市の大村車両基地に勢ぞろいした。前日の「かもめ」報道試乗会と合わせて、JR九州が報道陣に公開した。

「かもめ」はN700S6両編成で、ドーンデザイン研究所代表の水戸岡鋭治氏が手掛けた白と赤の外観が特徴。この日は全長約150㍍の車体が鼻先を合わせて横一線に並び、迫力ある光景を演出した。

開業後は毎日上下計47本を運転するため、JR九州によると4編成が一堂にそろうのは「最初で最後」。4編成のうち1編成は車両の非常用バッテリーを使って非電化線に移動させて、貴重なシーンを実現した。


9月14日 水曜日

JRグループ旅客6社 鉄道開業150年キャンペーンをさらに拡充 新ポスターなど展開


交通新聞


ステーション・スタンプ 飛騨金山駅

ステーション・スタンプ 新津駅

「STATION STAMP」120駅追加

JRグループ旅客6社は今月下旬から、4月から展開中の「鉄道開業150年キャンペーン」の一環として、新ポスターを順次展開する。きょう14日からは、ウェブアプリ「TRAIN TRIP」で音声コンテンツ「SOUND STORY(サウンド・ストーリー)」や、デジタル版スタンプ「STATION STAMP(ステーション・スタンプ)」の対象駅追加など、各種企画を拡充。一連の取り組みを通じて節目の年の祝賀ムードをさらに盛り上げる。

新ポスターは、鉄道開業150年を迎えるに当たり、JRグループ6社が利用者や地域の住民と改めて共有したい思いを表現。キャンペーンのロゴマークをモチーフに、空を背景にして橋りょうを走るSLをイメージしたデザインとした。

ポスター内には「会おう。」のキャッチコピーとメッセージを掲げ、出会いの素晴らしさを忘れることなく、これからも走り続ける決意をうたっている。

TRAIN TRIPのコンテンツのうち、過去にタイムスリップした「僕」と、そこで出会った「女の子」が恋愛ドラマを繰り広げるサウンド・ストーリーは、対象駅として、現在の9駅に札幌、小樽、弘前、飯田、福井、琴平、高知、佐賀、長崎の9駅を追加。アプリ内ではエピローグも公開する。声の出演は引き続きジャニーズJr.の井上瑞稀さんと女優の長澤樹さん。

JR各社の駅舎や魅力的な観光地などをモチーフに現在240駅で展開するステーション・スタンプは120駅を追加。紅葉など秋の風情を感じられるスタンプもお目見えする。今後さらに120駅を追加し、合計480駅となる予定。

応募条件を満たす同スタンプを集めると抽選で記念旅行グッズが当たる企画では、10月1日から鉄道にまつわる新たな賞品を追加する。

旅行各社は、各種150年記念旅行商品を順次発売している。このうち、ジェイアール東海ツアーズは29日14時から、西九州新幹線「かもめ」など九つの新幹線と六つの特急に乗る「鉄道開業150年記念 列車で巡る日本列島縦断7日間の旅」(来年2月5、19日出発、旅行代金43万~45万円)を発売。JR九州は、長崎から札幌まで「かもめ」やJR6社の列車を乗り継ぐ「列島縦断!鉄道開業150年記念ツアー5日間」(10月15日出発、20万8000~22万8000円)を販売している。


9月15日 木曜日

日本旅行・JR西日本 「JRで行くスーパーチャンス Carbon―Zero(カーボン ゼロ)シリーズ」発売


交通新聞

京阪神発、7エリア対象

日本旅行とJR西日本は今月から、鉄道の往復移動で排出された二酸化炭素(CO2)を実質ゼロにする旅行商品「JRで行くスーパーチャンス Carbon―Zero(カーボン ゼロ)シリーズ」を発売している。地球環境への貢献や、脱炭素社会の実現に向けた取り組みの一環。設定は10月1日出発分から。

同シリーズは、昨年1月に登場した旅行商品利用者が任意で申し込めるオプションプランで、鉄道から排出されるCO2を実質ゼロにするカーボン・オフセットプログラム「JRセットプラン Carbon―Zero」をあらかじめ組み込んだもの。

出発エリアは京阪神地区。旅行方面は、北陸、南紀、城崎・湯村・丹後・天橋立、鳥取・島根、岡山・広島・山口、四国、九州の7エリア。旅行代金に含まれているカーボン・オフセット代金で、旅行エリアの自治体などが保有するJ―クレジットを購入。新たな森林保全活動に役立てることで、鉄道による移動で排出されるCO2を埋め合わせ(オフセット)する仕組みとなっている。旅行エリアに購入できるJ―クレジットがない場合は近隣県のクレジットを購入する。

J―クレジット購入先は、富山市カーボン・オフセット運営協議会(富山県)、滋賀県造林公社、日本オフセットデザイン創研(兵庫県)、鳥取県、島根県飯南町、高知県林業振興・環境部自然共生課、広島県農林水産局森林保全課、佐賀県農林水産部森林整備課、熊本県森林整備課、宮崎県環境森林部森林経営課森林管理推進室。

日本旅行によると、今年8月までのカーボン・オフセットプログラムの利用によるCO2など温室効果ガス吸収量は約15㌧。今回のシリーズ発売で、来年3月までにこの吸収量を100㌧まで拡大し、さらなる地球環境への貢献を目指すとしている。


9月16日 金曜日

JR北海道 国・道の支援でH100形ラッピング車両を順次投入


交通新聞

JR北海道の綿貫泰之社長は14日の定例会見で、国と北海道による助成・補助制度を受けた電気式気動車H100形を10月末から順次投入すると発表した。2023年度末までに8両をデビューさせる計画で、定期列車のほかに観光列車としての運転も視野に、各沿線地域の特色を生かしたラッピングを施すなど、内外装を一般の同形から変更する。本年度は4両を投入。10月末には根室線新得―釧路間で「釧網線ラッピング」「花咲線ラッピング」の2両の運転を開始する。

助成・補助の枠組みは、昨年3月に「日本国有鉄道清算事業団の債務等の処理に関する法律」の改正法が成立し、国による支援としてJR北海道などに車両を貸し付ける者への助成金交付が可能になったことなどを受けたもので、同5月にデビューした特急気動車「ラベンダー編成」と同様のケースとなる。

今回のH100形は、北海道と国(鉄道建設・運輸施設整備支援機構)の助成を受けた第三セクター・北海道高速鉄道開発が取得・保有し、JR北海道に無償貸与する。

本年度は、釧網、花咲線のほか、宗谷線旭川―名寄間と石北線同―上川間で「石北線ラッピング」「富良野線ラッピング」がデビュー。23年度は「室蘭線」「日高線」「根室線」「宗谷線」各バージョンを投入する。配置先は各線区に近い車両基地で、本年度については釧路運輸車両所、旭川運転所に各2両を置く。

各ラッピングについては、沿線自治体から募ったデザインの方向性を基に描き起こした。意匠は両側面で異なる。「釧網線ラッピング」(H100―82号)は、沿線の特色である「釧路湿原」「タンチョウ」「摩周湖」「流氷」を絵本のような画風のイラストで描いた。色彩は空色などを用いて、冬にも夏にもなじむ構成としている。

「花咲線ラッピング」(H100―83号)は、キハ54形ラッピング「地球探索鉄道」のデザインを継承。花咲線(根室線釧路―根室間)のロゴマークにしている「ハマナスの花びら」「雪の結晶」をモチーフに、側面ごとに赤色と白色を大胆に使い分けた。

インテリアは各車両共通で、観光列車としても使えるよう変更。シートモケットは「タンチョウ」「エゾマツ」など北海道の自然風景をモチーフにした絵柄をデザイン。イベントシーンで役立つよう、ボックスシートには脱着式テーブルも配備。つり手には温かみのある木材を使用する。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

さらに外出先や出張先でも読める『交通新聞電子版』も配信中。
記事写真もカラーで掲載。いつでもどこでも読めて、PDFでの閲覧も可能。多彩な検索方法で最新情報から過去記事の検索もできます。

発売日/日刊(土・日・祝日休刊)


詳細・購読のお申込みはこちらから

  • 画像の改変・複製利用等を禁じます
トレたび公式SNS
  • X
  • Fasebook