JR四国に聞いてみました!
『JR時刻表』編集部がJR各社に鉄道にまつわるさまざまな疑問をQ&A方式で聞いていく連載です。
今回は……
Q. 観光列車のグッズや食事はどのように企画されるの?
それぞれの地域の個性や魅力が詰まった観光列車。人気の車内販売グッズや食事はどうやって生み出されているのか、JR四国に聞いてみました!
A.
JR四国では、お客さまとの会話の中からくみ取った要望を参考に、商品開発から販売方法の検討など、企画から販売までを各列車のアテンダントが担っています。自身が開発した商品がたくさん売れると、また新しい商品開発をしようというモチベーションにもつながります。
今月号の巻頭特集に登場した、〔志国土佐 時代(とき)の夜明けのものがたり〕の「立志の抄」で提供している食事は、1974(昭和49)年から続く鮮魚店直営の和食店と洋食店を経営するシェフが手がけた創作料理を、土佐の郷土料理「皿鉢(さわち)」風に仕上げています。
土佐のこだわり素材をふんだんに使用した「立志の抄」の食事
また「開花の抄」では、土佐の食材を使った料理を四万十ヒノキの重箱に盛り付けて提供。
車内販売では、日本酒もしくは柑橘飲み比べセット、文房具や箸置き、あぶらとり紙、ランチョンマットなどの幅広い商品を取り扱っています。
ほかにも〔四国まんなか千年ものがたり〕で販売している徳島の伝統工芸品・大谷焼の箸置きや、〔伊予灘ものがたり〕で取り扱っている、車両とロゴマークがデザインされた手帳型スマホケースなどがおすすめ。
〔伊予灘ものがたり〕手帳型スマホケース
地元の素材を使用したものやアテンダント自身がデザインしたものなど、こだわりを持って開発したグッズがたくさんありますのでご注目ください!
- ※『JR時刻表』2022年8月号掲載時点の内容です。
- ※写真=JR四国提供
- ※構成=時刻表編集部