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2023.02.25鉄道新幹線に携わる人たちの仕事について教えて!【JR東海に聞いてみました】

JR東海に聞いてみました!

『JR時刻表』編集部がJR各社に鉄道にまつわるさまざまな疑問をQ&A方式で聞いていく連載です。
今回は……

Q. 新幹線に携わる人たちの仕事について教えて!

新幹線サービスに関わっている人たちの仕事内容について、JR東海に聞いてみました!

A. 

新幹線乗務員は、東京・名古屋・新大阪に勤務地があり、あわせて約1400名の運転士・車掌が勤務しています。車内販売・巡回を行う新幹線パーサーは東京・大阪あわせて約800名。車内清掃については、東京駅と東京の車両基地あわせて約1400名が清掃作業を実施しています。

新幹線車掌の業務の特徴は、ドアの開閉等を行う運転業務と車内のお客さまへのご案内等のサービス業務を切り替えて行うこと。東海道新幹線には1編成に最大約1300名ものお客さまが乗車されています。新幹線が入線してからドアを開閉し、発車し起動する間、お客さまの安全を第一に考えなければなりません。日ごろから、事象が発生した際には瞬時に判断し的確な行動を取れるよう意識し、わかりやすい放送や広い視野を持った巡回を心がけています。
東海道新幹線のホームには、新幹線の見学のためにホームにいらっしゃるお客さまも。乗務中、ホームから小さなお子さまが手を振ってくださるのがうれしく、新幹線車掌という仕事に誇りを感じます。

パーサーの役割は、お客さまと新幹線の安全を守りながら快適な旅のサポートをすること。〔のぞみ〕〔ひかり〕での車内販売では専用のワゴンに商品を載せてお客さまのもとへ伺いますが、安心してご利用いただけるように車内販売を行いながら車内の状況を確認しています。他には乗り換えや車内設備のご案内、〔のぞみ〕〔ひかり〕のグリーン車でのおしぼり配布や座席周りの整理整頓等のクリーンサービスも行っています。
パーサーが身につけている制服のスカーフは、各自がその日の気分で好きなものを選び、結び方も自由。新幹線を利用される際には注目してみてください。


パーサーの車内販売

東京駅の新幹線清掃整備スタッフは1班36名体制で、10分間という限られた時間で座席の回転、モタレ(背もたれのカバー)の交換、座席濡れの確認、ごみ回収や床掃除等の対応を行います。近年、新幹線清掃整備スタッフのブランディングが見直され、新幹線清掃整備スタッフを「エクスプレスドレッサー」と呼び、社員の意識向上に努めています。その他清掃道具の改善も進め、サービス向上や社員への身体的負担の軽減を目指しています。


新幹線清掃整備スタッフのグリーティング

  • 『JR時刻表』2023年3月号掲載時点の内容です。
  • 写真=JR東海提供
  • 構成=時刻表編集部

『JR時刻表』2023年3月号の詳細はこちら

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