JR東日本に聞いてみました!
『JR時刻表』編集部がJR各社に鉄道にまつわるさまざまな疑問をQ&A方式で聞いていく連載です。
今回は……
Q. 駅スタンプについて教えて!
駅スタンプのデザインや新たな楽しみ方について、JR東日本に聞いてみました!
A. 旅の思い出・お出かけの記録として、スタンプ集めをお楽しみください。
JR東日本 東京都内等の駅スタンプは、2020年7月にリニューアル
JR東日本の駅スタンプは現在、東京都内(一部千葉県を含む)で78種あり、その他のエリアでも多種多様なスタンプを設置しています。
これまで2003年に制作した「江戸」がテーマの駅スタンプを使用してきましたが、東京オリンピック・パラリンピックの開催に合わせて、2020年7月にリニューアルをしました。
駅スタンプのデザインに込められたもの
新たなスタンプのデザインは「新しさ」「オリジナリティ」を大切に、統一感のあるものを目指しました。その駅のシンボルについて各駅に希望調査を行い、駅社員から見たその街の魅力を取り入れ、駅名の漢字と親和性を考えたものとなっています。
例えば、駅やその地域の代表的なものを表現し、東京駅は「丸の内駅舎」、上野駅は「パンダ」。ほかにも、駅やその地域の歴史を表すものとして新橋駅の「SL」、あまり知られていないがぜひ知っていただきたい新宿駅の「内藤とうがらし」など、さまざまな角度から見た駅の特徴がデザインに取り入れられています。
また、検討を進める中で、駅名の漢字に複数のシンボルが組み合わさった細かなデザインを「日本らしい」と感じ、海外からお越しのお客さまにも楽しんでいただけるのではないかと考えました。
新たな駅スタンプの楽しみ方「エキタグ」
また、これまでも鉄道を利用されるお客さまに向けて「スタンプラリー」等の企画を実施してきましたが、よりお客さまに楽しんでいただけるきっかけになればと、各鉄道事業者が共通で手掛けているコンテンツである「駅スタンプ」のデジタル化に着手しました。
ジェイアール東日本企画が提供するアプリ「エキタグ」は、駅などに設置された「エキタグマーク」にスマートフォンをかざすことで、設置された場所のスタンプをデジタルスタンプ帳に収集することができます。
おすすめのアプリの楽しみ方は、アプリ内の機能「思い出にスタンプ!」。取得したスタンプを、スマートフォン内のお気に入りの写真と合成し、思い出画像としてコレクションしたり、SNSで発信したりすることができます。
駅スタンプを旅のきっかけや思い出に
駅スタンプは、性別・年齢を問わず幅広い層の方に楽しんでいただいており、鉄道がお好きな方だけでなく、旅行中の方や海外の方の利用者も多いことが特徴です(「エキタグ」利用実績調べ)。
駅やその地域、街の歴史やシンボルをモチーフにしているため、駅スタンプは旅の思い出の一つとして形に残るというのが魅力だと考えます。
お出かけの記録として駅スタンプを集めてお楽しみいただくことはもちろん、「今度はこの駅・この街に行ってみよう」と訪れたことのないところへ鉄道で出向くきっかけとしてもぜひご活用ください。
★デジタル 駅スタンプアプリ「エキタグ」のダウンロードはこちら!
- ※『JR時刻表』2024年1月号掲載時点の内容です。
- ※画像=JR東日本/ジェイアール東日本企画提供
- ※構成=時刻表編集部