JR四国に聞いてみました!
『JR時刻表』編集部がJR各社に鉄道にまつわるさまざまな疑問をQ&A方式で聞いていく連載です。
今回は……
Q. 臨時駅の開設について教えて!
臨時駅として今年も開設される津島ノ宮・田井ノ浜の各駅について、JR四国に聞いてみました!
A. 数多くのお客さまに、列車で便利に足を運んでいただけるよう臨時駅を開設しています
期間限定で開設される臨時駅
JR四国では例年2つの臨時駅を開設し、時刻表での掲載やプレスリリースにてお客さまにお知らせしています。
「日本一営業日が短いJR駅」である津島ノ宮駅は、毎年8月4・5日に開催される津嶋神社夏季例大祭に訪れるお客さまが参拝をしやすいように、田井ノ浜駅は、田井ノ浜海水浴場の開設に合わせ、お客さまが列車で海水浴場にお越しいただけるよう、7月下旬~8月上旬にかけて臨時駅を開設しています。
例年の利用者数は、津島ノ宮駅で延べ1万人前後、田井ノ浜駅では延べ500人前後です。
開設準備・開設期間も柔軟に対応
臨時駅の開設準備は、輸送指令員による臨時列車のダイヤ作成から始まり、保線担当者による構内線路の点検、臨時駅開設時に使用する電気機器の設置など、多岐にわたります。
また、津島ノ宮駅ではきっぷの臨時発売やホーム上のお客さま誘導等を行うため、普段は近隣駅で勤務する駅係員を約20名配置し運営。駅長が近隣駅の駅係員に協力依頼・勤務手配をするのに加えて、本社社員も現地でお客さま案内対応にあたります。きっぷは臨時窓口を設け、車内補充券を発行できるアプリを使用し発売。集札についても改札口で駅係員が実施しています。
田井ノ浜駅は無人駅として開設しているため、駅係員の配置はなく、きっぷ販売および集札業務等も行っていません。各駅が臨時駅として開設していない期間は、駅・保線・電気それぞれの係員が部署ごとの定期巡回時に点検を行っています。
- ※『JR時刻表』2024年8月号掲載時点の内容です。
- ※写真=編集部/JR四国提供
- ※構成=時刻表編集部