JR北海道NFTプロジェクト「DISCOVERY/JR HOKKAIDO」について教えて!
『JR時刻表』編集部がJR各社に鉄道にまつわるさまざまな疑問をQ&A方式で聞いていく連載です。
今回は……
Q.JR北海道NFTプロジェクト「DISCOVERY/JR HOKKAIDO」について教えて!
鉄道コンテンツと連動したNFTプロジェクトについて、JR北海道に聞いてみました!
A.JR北海道オリジナルNFTを発売し、鉄道コンテンツに新たな価値を創出します。
「DISCOVERY/JR HOKKAIDO」で、JR北海道の魅力を再発見してみてください。
JR北海道では、鉄道利用の促進や新たな取り組みの一つとして、2024年より偽造不可能なデジタルデータであるNFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)の販売を開始しました。プロジェクト名の「DISCOVERY/JR HOKKAIDO」には、NFTを通じてJR北海道の魅力を新たに発見していただきたいという思いを込めています。
いつまでも手元に残る、世界に一つだけのNFT
NFTの画期的な点は、偽造不可能な特性を活かして所有権を明確にできることにあります。これにより、デジタルコンテンツに「一点もの」としての付加価値を与えることが可能になります。また、物理的な「モノ」と違い、劣化や紛失することがなく保存性に長けており、スマホ一つでいつでも見られるのもメリットです。
過去には、人気車種721系に懐かしのヘッドマークを付けたNFTや東武鉄道さまとの列車コラボNFTといった、鉄道コンテンツ色の強いNFTを発売。中でも、東武鉄道さまとのコラボNFTでは、当社の列車ヘッドマークを東武鉄道さまの列車に取り付けた、ここだけでしか見ることのできない貴重なNFTを販売しました。
721系懐かしのヘッドマークNFT
東武鉄道コラボNFT
ただ集めるだけじゃない! 購入特典が魅力のNFT
さらにJR北海道では、鉄道の魅力をプラスアルファで感じられる「体験」や「モノ」といった購入特典をつけたNFTも多く販売しています。特に「体験」については、「体験したことに対するデジタル証明書」になっています。
2025年9月には、当社の人気イベントである苗穂工場一般公開において、オリジナル硬券が特典についた参加証明書NFTや、イベント当日に一日工場長として、SLの出発合図や普段立ち入ることのできない場所を巡回できる体験のついた「2025苗穂工場一日工場長NFT」を販売しました。
2025苗穂工場一日工場長NFT
2025苗穂工場一般公開参加証明書NFT
今後も鉄道コンテンツやイベントをより楽しんでいただくためのツールとして、さまざまな角度から商品展開をしていきます。直近では2026年3月に北海道新幹線が開業10周年を迎えるため、北海道新幹線の魅力を改めて伝えられるNFT商品の販売を検討しています。
- ※『JR時刻表』2026年1月号掲載時点の内容です。
- ※画像=JR北海道提供
- ※構成=時刻表編集部


