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2023.01.20鉄道鉄道開業150年「JR東日本 懐かしの駅スタンプラリー」攻略法 ②鉄道ファンも大満足! エキナカ・エキソト施設の楽しみ方篇

エキナカ・エキソトに新たなスタンプ登場!

2023年1月13日、鉄道開業150年「JR東日本 懐かしの駅スタンプラリー」が、いよいよスタートしました! 国鉄時代に人気だった「わたしの旅スタンプ」を再現し、首都圏を中心とする50駅+αに設置されたスタンプを集めるスタンプラリー。2022年2月1日〜3月6日に実施されて大好評だったイベントの第2弾で、国鉄時代の旅情あふれるスタンプの旅を誰でも気軽に体験できます。

今回のスタンプラリーでは、首都圏の50駅だけでなく、東京駅の「グランスタ東京」をはじめとする人気のエキナカ・エキソト施設にもオリジナルスタンプが登場! 懐かしい「わたしの旅スタンプ」とともに、新しい時代にふさわしい駅と鉄道の魅力を体感できます。

筆者は、「わたしの旅スタンプ」世代。全国740の国鉄駅にスタンプが設置された1980(昭和55)年当時、小学3年生で、国鉄全線踏破を目指す旅を始めました。今も販売している「わたしの旅スタンプノート」をお小遣いで購入し、初めて訪れる駅に降りるたびにワクワクしながらスタンプを押したものです。


  • 提供:東日本旅客鉄道株式会社

駅のコンビニ「NewDays」には鉄道開業150年グッズも

さっそく、スタンプラリーに挑戦しましょう。まずは、どこでもよいのでスタンプが設置されている駅で、10駅チャレンジ用のスタンプ台紙パンフレット(以下、パンフレット)をゲットします。僕は地元の中野駅でパンフレットを入手し、チャレンジスタート。


中野駅南口改札外からスタート!

今年閉館する中野サンプラザと新井薬師をデザイン

760円で都区内のJR線が1日乗り放題となる「都区内パス」を利用して、高田馬場や池袋など山手線周辺のスタンプを集めます。渋谷駅のような広い駅では、スタンプ台の場所を探すのもちょっとした探検気分。新宿駅で、無事10駅を達成しました!

10駅達成したら、パンフレットを50駅中13駅に設定されたゴール店舗の「NewDays」へ。ここで一会計500円以上の買い物をしてパンフレットを提示すると、「50駅踏破用スタンプ帳」と「復刻時刻表風オリジナルノート」がもらえます。500円以上の買い物の際には、「NewDays」で販売されている鉄道開業150年グッズを買うのもおすすめです(一部、取り扱いのない店舗もあります)。

鉄道の歴史を見つめたあの施設にオリジナルスタンプが!

さあ、スタンプラリーはここからが本番です。もちろん、「50駅踏破」も目指したいところですが、今回はそれ以外にもチャレンジ要素があります。その一つが、エキナカ・エキソト施設に設置されたオリジナルデザインのスタンプ。東京駅の「グランスタ東京」や桜木町駅の「CIAL桜木町」などをはじめ、首都圏5カ所のエキナカ・エキソト施設に用意され、1カ所押すごとに割引などの特典を受けられるのです。

僕が真っ先に訪れたのは、秋葉原駅に近い「マーチエキュート神田万世橋」。神田川に架かる万世橋に面した、中央線の高架下にある商業施設です。

ここは2006年まで、現在の鉄道博物館の前身にあたる交通博物館があった場所で、さらに時代をさかのぼると、1912(明治45)年に中央本線の始発駅として開業した万世橋駅の跡地です。鉄道史を語りつぐ場所であり、僕にとっては、幼い頃レールファンになるきっかけとなった思い出深い場所でもあります。


神田川沿いの連続アーチが美しい「マーチエキュート神田万世橋」

中央本線万世橋駅は上野駅などとならぶ東京のターミナル駅で、赤レンガの美しい駅舎で知られました。しかし東京駅や神田駅の開業、関東大震災による被害と復興計画などによって状況が変わり、1936(昭和11)年、駅舎のあった場所に交通博物館(当初の名称は鉄道博物館)が開館しました。

万世橋駅は戦時中の1943(昭和18)年に営業を休止しましたが、ホームや階段など一部の施設はそのまま残されました。交通博物館が閉館した後に整備された「マーチエキュート神田万世橋」では、こうした歴史的価値のある遺構を保存・再生。開業当時の姿を留める「1912階段」や交通博物館開館時に増設された「1935階段」、かつてのホーム跡にデッキを設けた「2013プラットホーム」などが公開されています。


博物館の開館にあわせて増設された1935階段には映像展示もあります

1912階段の壁には明治期の意匠も!

スタンプが置かれている「ライブラリー」は、赤レンガ駅舎時代の万世橋駅周辺を再現したジオラマや書籍資料などが公開されているフリースペース。

大正時代から使われて来たレンガや中央線の線路を支える桁などを観察できます。


交通博物館時代は関門トンネルの模型や皇室の御料車が展示されていた「ライブラリー」

大正時代、交通の要衝だった万世橋駅周辺を再現した「ライブラリー」のジオラマ


「ライブラリー」で万世橋駅の歴史を学んだあとはスタンプを押そう

「1912階段」を通ってホーム跡に上がる前に、入口横のシェアサイクルスタンド付近の壁にも注目です。

レンガに開いた無数の穴は、交通博物館の建物を接続していた梁の跡。壁を削ったような痕跡は、交通博物館時代に流しと配管がはまっていた跡です。


歴史を刻んだレンガ壁をできる限りそのままの姿で残しています

両側を通過する電車を眺めながら至福の食事&カフェタイム

「2013プラットホーム」へ上がりましょう。ガラスに囲まれた空間には、かつてのホーム上屋(屋根)の基礎も保存され、左右を中央線の電車が行き交い迫力満点。快速電車は多くがE233系ですが、運が良ければE353系特急〔あずさ〕〔かいじ〕にも出会えるかもしれません。


万世橋駅ホームを公開した「2013プラットホーム」。写真撮影の場合はフラッシュ禁止なので注意してください

ホーム跡の神田駅寄りにある展望カフェレストラン「プラチナフィッシュ」では、とれたての新鮮な魚を中心とした料理や各種ドリンクを、旧万世橋駅のプラットホームで楽しめます。

スタンプラリーの参加者は、1,000円以上注文して「マーチエキュート神田万世橋」のスタンプを押した「50駅踏破用スタンプ帳」を提示すると、ピーチとすりおろしマンゴーをブレンドした「中央線ミニ電車スカッシュ(ミニサイズ)」を無料でもらえるお得な特典も。

小学校入学以前の小さなお子さんには、新幹線や蒸気機関車のプレートにカレーやパスタなどをのせ、フルーツポンチやドリンクをつけた「お子様トレインプレート」1,000円(未就学児限定)も人気です。子ども用の制服を着て記念撮影できるサービスも実施しているので、家族連れにも人気です。


「プラチナフィッシュ」では電車を間近に見ながら「お子様トレインプレート」を(未就学児限定)


記念撮影用の子ども用制服も各種揃い、大人も子どもも楽しめるスポットです

「2013プラットホーム」は平日と土曜は22時まで、日曜・祝日は20時30分まで利用できるので、神田川の夜景も楽しめます。特に晴れた日の夕暮れ、「2013プラットホーム」の左右を流れる電車の光は幻想的ですよ。


マーチエキュート神田万世橋

営業時間 :
【ショップ】 11:00~20:00
【レストラン・カフェ】 <平日・土曜>11:00~23:00 <日曜・祝日>11:00~21:00
【1912階段・1935階段・プラットホーム】 <平日・土曜>11:00~22:00 <日曜・祝日>11:00~20:30
【オープンデッキ】 <平日・土曜>11:00~22:30 <日曜・祝日>11:00~20:30
※2月6日(月)と3月6日(月:スタンプラリー最終日)は休館日です
※一部ショップの営業時間変更にともない、平日・土曜の営業時間は11:00〜22:00 に一時変更となります。詳しくは、ウェブサイトをご確認ください。


交通アクセス:JR秋葉原駅から徒歩4分

ウェブサイト:https://www.ecute.jp/maach

鉄道と街の文化を楽しめるエキナカ・エキソト施設

オリジナルスタンプを設置しているエキナカ・エキソト施設はまだまだあります。

50駅踏破のチャレンジもやり甲斐がありますが、これを機会にエキナカ・エキソト施設をじっくり訪れてみてはいかが。

グランスタ東京(東京駅)~最初は竹と銀紙で作った張り子だった「銀の鈴」~

東京駅の地下1階から1階に広がる国内有数のエキナカ商業施設で、美食を味わえる老舗・名店やここでしか買えない土産物店、個性的なグッズショップなど多彩な店舗が集まっています。


「TRY NEW TOKYO ST.」をテーマに、東京駅全体に広がる「グランスタ東京」 スクエア ゼロエリア

「グランスタ東京」のシンボルといえば、地下1階にある待ち合わせスポット「銀の鈴」。

初めて「銀の鈴」が誕生したのは、1968(昭和43)年6月のことでした。東海道新幹線の開業以来、東京駅の利用者が増えたことから、「お客さまにわかりやすい待ち合わせ場所を作ろう」という駅員のアイデアで 、新幹線乗換え改札前に鈴をかたどった手作りの張り子を置いたのです。

現在の鈴は2007年10月に設置された4代目。当時東京藝術大学学長だった宮田亮平の作品です。


神社に鈴があるように、神様や人を呼びよせる待ち合わせのシンボル

「グランスタ東京」といえば、忘れてはいけないのが鉄道グッズ。地下1階の丸の内坂エリアにある「TRAINIART TOKYO(トレニアート トウキョウ )」や1階の吹き抜けエリアにある「TOKYO!!!(トーキョーみっつ)」には、Suicaのペンギングッズをはじめとするバラエティ豊かな鉄道グッズが揃っています。

鉄道開業150年の限定商品も多く、「東京駅丸の内駅舎ふせんセット」880円はレトロな風合で年代を問わず人気です。


使うのがもったいない!? 「東京駅丸の内駅舎ふせんセット」(TOKYO!!!)

風格漂う食堂車と展望車を店内に再現した地下1階 スクエア ゼロエリアの「STATION RESTAURANT THE CENTRAL(ステーション レストラン ザ セントラル)」では、「グランスタ東京」のスタンプを押した「50駅踏破用スタンプ帳」を提示すると、期間中飲食代が10%割引になります(宴会コースは対象外)。そのほか、「BOOK COMPASS」や「TOKYO!!!」などでも特典が用意されています。


特急〔つばめ〕号などの展望車を彷彿させる「STATION RESTAURANT THE CENTRAL」

食堂車の時代から80年あまりの歴史を継承した「伝統のスペシャルハヤシライス」単品2,000円


グランスタ東京

営業時間:
<平日・土曜・祝前日>8:00~22:00 <日曜・祝日>8:00~21:00
※現在は営業時間を変更しています。また、ショップ・レストランにより営業時間が異なります。詳しくは、ウェブサイトをご確認ください。

交通アクセス:JR東京駅構内

ウェブサイト:https://www.gransta.jp/mall/gransta_tokyo/

エキュート日暮里 ~駅キャラ界のエース、にゃっぽりに会いに行こう~

常磐線のジャンクションでもある日暮里駅のエキナカ商業施設。おいしいスイーツやお惣菜がキュ〜ッと詰まった、居心地のよいエキナカです。

「エキュート日暮里」のスタンプを押した「50駅踏破用スタンプ帳」の提示で特典が受けられる「をかし楽市」では、日暮里駅西口駅舎の駅名標を再現したキーホルダー「あの看板がキーホルダーに!?」が人気。ここでしか買えないレアグッズです。


ちょっとした乗り換え時間にも気軽に利用できる「エキュート日暮里」


細かい字体まで再現した駅名標のキーホルダー「あの看板がキーホルダーに!?」 各1個495円

日暮里と言えば、新幹線から山手線まで多彩な電車を観察できるトレインビュースポットの下御隠殿(しもごいんでん)橋が有名。

路地散歩が楽しい谷中の玄関でもあり、2022年上野・池袋エリア駅キャラグランプリで1位を獲得した「にゃっぽり」が待っています。


エキュート日暮里

営業時間:
【コンビニエンスストア】 <平日>6:20~23:30 <土曜・日曜・祝日>6:20~23:00
【カフェ・ベーカリー・すし店・おにぎり】 <平日>7:00~22:00 <土曜・日曜・祝日>7:00~20:30
【弁当・惣菜】 <平日>9:00~22:00 <土曜・日曜・祝日>9:00~20:30
【スイーツ・グッズ】  <平日>9:30~22:00 <土曜・日曜・祝日>9:00~20:30
【プレミィ・コロミィ】 <平日・土曜>8:00~22:00 <日曜・祝日>8:00~21:00
※営業時間は変更となる場合があります。詳しくは、ウェブサイトをご確認ください。

交通アクセス:JR日暮里駅構内

ウェブサイト:https://www.ecute.jp/nippori

日比谷OKUROJI ~100年以上列車を支えてきたレンガの刻印~

ドイツ・ベルリンの市街線を手本に、1910(明治43)年に竣工した新永間市街線高架橋。100年以上前に設計された構造を今なお留める煉瓦アーチの高架橋を中心に、にぎわいの街として再整備した商業施設が「日比谷OKUROJI」です。

レンガをよく観察すると、「上敷免製」という文字や、桜の刻印を見つけることができます。これは明治時代に高架橋を建設した際の、レンガ工場の刻印と言われています。通常、刻印は人の目に触れない場所に付けられるので、とても貴重な存在です。


明治末期から100年あまりの歴史を今に伝える「日比谷OKUROJI」


刻印が見られるレンガはごくわずか。見つけたら幸運です

「日比谷OKUROJI」では、「八戸都市圏交流プラザ8base」で「日比谷OKUROJI」のスタンプを押した「50駅踏破用スタンプ帳」を提示すると、「新郷村(しんごうむら)特濃ソフトクリーム」コーン400円・カップ500円を100円引きで購入できます。


新鮮な牛乳を使いミルク感たっぷりの「新郷村特濃ソフトクリーム」


日比谷OKUROJI

営業時間:店舗により異なる
※詳しくは、ウェブサイトをご確認ください。

交通アクセス:JR有楽町駅・新橋駅から各徒歩6分

ウェブサイト:https://www.jrtk.jp/hibiya-okuroji/

CIAL桜木町 ~150年の時を超えて本物の機関車が待つ~

1872(明治5)年、日本初の鉄道が新橋〜横浜間に開業した際、横浜駅が置かれたのが、現在の根岸線桜木町駅。「CIAL桜木町」は、桜木町駅に直結した商業施設です。

スタンプが設置されている、「CIAL桜木町ANNEX」の「旧横濱鉄道歴史展示(通称:旧横ギャラリー)」には、鉄道開業時に実際に使用された110形蒸気機関車と、中等客車の再現車両などが保存・展示されています。

ANNEX 2階の「スターバックスコーヒー」にも壁面に鉄道開業当時の絵画や着色写真が展示され、さながら小さな鉄道博物館のようです。


みなとみらい地区への玄関でもある桜木町駅に直結した「CIAL桜木町」


この場所に移設される前は、1960年代から青梅鉄道公園に保管されていた、「旧横ギャラリー」の110形蒸気機関車

「CIAL桜木町ANNEX」では、「DINING RESTAURANT KITEKI」で、「CIAL桜木町」のスタンプを押した「50駅踏破用スタンプ帳」を提示のうえ「プリンアラモード」1,290円を注文すると、ソフトドリンクのサービスを受けられます。


懐かしさと豪華さが同居する「プリンアラモード」


CIAL桜木町

営業時間:
【ショッピングフロア】 10:00〜21:00
【レストラン・カフェ】 11:00〜23:00
※営業時間は店舗により異なります。詳しくは、ウェブサイトをご確認ください。

交通アクセス:JR桜木町駅直結

ウェブサイト:https://www.cial.co.jp/sakuragicho/

ここで紹介した、スタンプが設置されたエキナカ・エキソトの商業施設で受けられる特典は一部です。公式ウェブサイトでは全特典を掲載していますので、事前にチェックしてスタンプラリーをより楽しいものにしてください。


鉄道開業150年「JR東日本 懐かしの駅スタンプラリー」開催概要


◆開催期間
2023年1月13日(金)~3月6日(月)
※賞品引換は2023年3月7日(火)まで

◆スタンプ設置箇所
首都圏全50駅の改札外(一部の駅を除く)に設置

◆賞品
【10駅達成賞】
50駅踏破用スタンプ帳、復刻時刻表風オリジナルノート

【50駅踏破賞】
50駅踏破記念メダル
さらに、専用応募サイトから応募すると、抽選で豪華賞品が合計151名様に当たる



著者紹介

栗原 景(くりはら かげり)

1971年、東京生まれ。鉄道と旅、韓国を主なテーマとするジャーナリスト。出版社勤務を経て2001年からフリー。
小学3年生の頃から各地の鉄道を一人で乗り歩き、国鉄時代を直接知る最後の世代。
東海道新幹線の車窓を中心に、新幹線の観察と研究を10年以上続けている。

主な著書に「廃線跡巡りのすすめ」、「アニメと鉄道ビジネス」(ともに交通新聞社新書)、「鉄道へぇ~事典」(交通新聞社)、「東北新幹線沿線の不思議と謎」(実業之日本社)ほか。

  • 文:栗原景
  • 写真撮影:栗原景、村上悠太(中野駅、マーチエキュート神田万世橋)
  • 写真提供:グランスタ東京、エキュート日暮里、日比谷OKUROJI、CIAL桜木町
  • 記事中の価格表示はすべて税込です。
  • 価格や営業時間などは、2023年1月現在のものです。事情により変更になる可能性があります。

「攻略法 ①基本篇 初心者でも安心のスタンプラリー講座」はこちら

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