主要停車駅 | 1号 | 3号 | 5号 |
秋田駅 | 8:19発 | 10:50発 | 13:57発 |
能代駅 | 9:23着 9:33発 |
11:59着 12:14発 |
15:03着 15:04発 |
深浦駅 | 10:52着 10:58発 |
13:31着 13:34発 |
16:24着 16:43発 |
千畳敷駅 | 通過 | 13:59着 14:14発 |
17:08着 17:23発 |
弘前駅 | 12:48着 12:52発 |
15:49着 (終着駅) |
18:54着 18:58発 |
青森駅 | 13:29着 (終着駅) |
- | 19:38着 (終着駅) |
東北の五能線を走る観光列車「リゾートしらかみ」の乗り方や予約方法について気になりますよね。
リゾートしらかみには内装が異なる3種類の車両があり、事前に車両の特徴を知って予約することでお好みの車両で列車旅ができます。また、座席はA席を予約すれば、日本海の景色を堪能できるのでおすすめです。
この記事では、海が見えるおすすめの座席や乗車券の予約方法、そして列車を楽しむのに欠かせない二つのポイントついて紹介します。本記事を読むことで、リゾートしらかみを不安なく満喫するための情報を知ることができますよ!
リゾートしらかみのおすすめの座席
東北の五能線を走るリゾートしらかみの魅力は、日本海の絶景を車窓から満喫できることです。
リゾートしらかみに乗車するなら、以下の座席の特徴について知っておくべきでしょう。
それでは、リゾートしらかみの座席についてくわしくみていきましょう。
各車両における座席の特徴
リゾートしらかみは、4両編成の列車です。車両ごとの編成は、以下の通りです。
1号車 | リクライニング席、展望室、イベントスペース |
---|---|
2号車 | ボックス席 |
3号車 | リクライニング席 |
4号車 | リクライニング席、展望室、イベントスペース |
2号車以外はリクライニング席で、ゆったりと車窓を楽しめる造りです。ボックス席は4人がけで、全席が海側に位置しているのがポイントとなっています。1号車・4号車には、座席から外の景色が見づらい方にうれしい、「展望室」が併設されています。
また、後述しますが、リゾートしらかみには、橅、青池、くまげらといった内装の異なる3タイプの車両があります。
橅編成・青池編成では、セルフレジにて飲料や菓子類、鉄道グッズなどを販売。車内で気軽に飲み物や軽食を購入できるのは、旅行気分が高まって良いですね。
おすすめの座席は日本海が見えるA席
海側の座席に座って列車旅を満喫したいなら、A席をとるようにしましょう。
リクライニング席と4人掛けの半個室のボックス席という座席タイプの違いはありますが、A席であれば日本海の絶景を独り占めできる窓側席を予約できます。
ちなみに、2号車はボックス席なので、全席で海の景色を楽しめます。家族や友人・恋人と一緒に列車旅行を計画しているなら、半個室のボックス席を予約するのがおすすめです。
リゾートしらかみの乗り方と予約方法
リゾートしらかみに乗る前に、以下の情報を知っておきましょう。
それでは、リゾートしらかみの乗り方と予約方法をチェックしていきましょう。
リゾートしらかみの3種類の車両の特徴
リゾートしらかみには、以下の3タイプの車両があります。
・橅編成
・青池編成
・くまげら編成
橅編成の車両は、全体的にナチュラルなグリーンの車両で白神山地をモチーフにしています。内装も木彫で高級感のある車両となっていて、落ち着いた雰囲気です。
橅編成の3号車のみ、「ORAHOカウンター」という車内販売所・カフェがあり、お弁当やアイスクリーム、鉄道オリジナルグッズなど、リゾートしらかみの限定商品を購入することができます。
※「ORAHOカウンター」は2022年12月で営業終了となりました(編集部追記)
青池編成の車両は、沿線の白神山地にある「青池」をイメージした白と青色が基調の爽やかな色合いが特徴となっています。
くまげら編成の車両は、キツツキ科のくまげらと夕日をイメージした色合いとなっています。黄色とオレンジの鮮やかな色合いが目を引きます。
運行日
リゾートしらかみの、橅・青池・くまげらの3種類の車両タイプは上り・下り1本ずつ運行しています。
ただし、毎月3タイプの車両の内、一つの車両がローテーションで運休になる日もあります。
最低でも4車両が毎日運行しているリゾートしらかみですが、目当ての車両が運行していない日もあるので、事前に運行日はチェックしておきましょう。
時刻表と停車駅
次に、リゾートしらかみの23の停車駅の中で、一部ピックアップして下り列車の時刻表と停車駅を紹介します。
橅・青池・くまげらの3タイプのどの車両が、1号・3号・5号に割り当てられるのかや、上り列車のスケジュールについては、JRの公式サイトをご参照ください。
予約方法
リゾートしらかみの座席の予約は、乗車日1ヶ月前の朝10時から開始されます。予約方法は以下の三つです。
みどりの窓口で購入 | ◎お得なきっぷを予約できる ◎ボックス席を指定して予約できる △駅まで出向いて列に並ぶ必要がある |
---|---|
指定席券売機で購入 | ◎お得なきっぷを予約できる ×ボックス席の予約は不可 |
えきねっとで購入 | ◎いつでもどこでもネット予約ができる △乗車券の受け取りが必要 ×ボックス席の予約は不可 |
「えきねっと」は、スマホやパソコンから24時間365日予約ができて便利ですが、チケット受け取りの際には、みどりの窓口か指定席券売機で発券が必要となります。
少しでも安くきっぷを購入したい場合は、「指定席券売機」と「みどりの窓口」で購入できる「お得なきっぷ(五能線フリーパス)」がおすすめです。ただしお得なきっぷは、リゾートしらかみを利用する際は別途指定席券が必要だったり、利用できるルートなどの細かいルールが決まっていたりするため、しっかり内容を確認してから購入しましょう。
そのほか、ボックス席を予約する際は1席ごとの販売という形になるため、混雑状況により他の乗客と相席になる可能性があるので注意が必要です。
次に、リゾートしらかみの一般的な料金体系とみどりの窓口や指定席券売機で購入できる、お得なきっぷについて紹介します。
料金体系
リゾートしらかみの基本となる料金体系は、乗車券代+指定席券代で以下の通りです。※カッコ内は、閑散期の料金
乗車区間 | 乗車券 | 指定席券 | 合計金額 |
秋田駅−青森駅間 | 大人4,510円 子供2,250円 |
大人840円 子供420円 |
大人5,350円 子供2,670円 |
秋田駅−弘前駅間 | 大人4.070円 子供2,030円 |
大人840円 子供420円 |
大人4,910円 子供2,450円 |
少しでも料金を抑えたい場合は、JRのみどりの窓口や指定席券売機で購入できるお得なきっぷを利用することで、通常価格よりもお得にリゾートしらかみの列車旅を満喫できます。
具体的に説明すると、上記の「指定席券」の料金は変わりませんが、お得なきっぷの利用で「乗車券」の料金を安くできるのです。
リゾートしらかみを利用できるお得なきっぷは、以下の三つです。
青春18きっぷ | 5日間乗り放題12,050円 (大人と子供同一料金) |
---|---|
五能線フリーパス | 2日間乗り放題大人3,880円・子供1,940円 |
北海道&東日本パス | 7日間乗り放題大人11,330円・子供5,660円 |
五能線フリーパスを活用することで、片道利用するだけで元がとれてしまうのが魅力だといえます。
ただし、秋田県内、及びフリーエリア内のみどりの窓口や指定席券売機・旅行代理店の営業所でしか購入できません。また、「えきねっと」では購入できない点にも注意しましょう。
リゾートしらかみを楽しむ二つのポイント
リゾートしらかみを思う存分楽しむために、事前におさえておきたいポイントは以下の二つです。
リゾートしらかみを楽しむためのポイントを知って、さらに列車旅を満喫しましょう。
車内販売や車内での催し物も魅力的
リゾートしらかみには、魅力的な車内販売や催し物があります。
「うけとりっぷ(ごのたび)」というスマートフォン用サイトで予約することで、以下のようなスイーツや駅弁・ドリンクメニューを購入可能です。
・〔深浦駅〕セイリングの海彦山彦弁当 2,000円(税込)
・〔秋田駅〕前菜 6 種&「比内地鶏親子丼」ハーフ&「錦牛焼肉丼」ハーフ 2,600円(税込)
・〔秋田駅〕プレミアムフルーツタルト 750円(税込)
・〔秋田駅〕4 種 秋田の日本酒&ワインセット 1,300円(税込)
また、地元の事業者が名産品や弁当などを乗り込み販売する「ふれあい販売」も盛んで、不夜城手ぬぐいやのしろ木工品市場の木工品各種など、地元でしか買えない魅力的な商品を買える楽しみもあります。
そのほか、以下のような車内で催されるイベントもあります。
・津軽弁の「語りべ」
・津軽三味線の演奏会
・津軽伝統の人形劇「金多豆蔵」
東北の伝統芸能を車内に居ながら楽しめるので、贅沢な時間を過ごすことができますよ。
五能線沿いの魅力的な観光地
リゾートしらかみが通過する駅周辺には、魅力的な観光名所がたくさんあります。代表的な観光名所は以下の通りです。
・深浦まるごと市場
・十二湖/青池
・千畳敷
深浦まるごと市場は、地元の新鮮な海鮮や山の幸を思う存分堪能できる食堂・市場が魅力で、日頃から賑わいを見せています。
世界遺産「白神山地」の中にある湖沼群を十二湖、その中でもコバルトブルーが一段と目を引く美しい池を青池と呼びます。自然の美しく雄大な景色を見たい方におすすめです。
千畳敷は長年の海の侵食で畳のようになった岩場です。リゾートしらかみも1号車と6号車以外は約15分停車するので、一度下車して写真撮影するのもいいですね。
リゾートしらかみの列車旅に、これらの観光名所巡りも加えてみてはいかがでしょうか?
まとめ
リゾートしらかみのおすすめの座席や乗り方・予約方法を解説しました。予約は、乗車日の1ヶ月前の午前10時に開始されます。
リゾートしらかみで日本海の絶景を車窓から楽しむには、A席を予約しましょう。ただし、ボックス席であれば、どの席からでも海側の景色を満喫できます。
予約方法は、みどりの窓口・指定席券売機・えきねっとの3種類です。みどりの窓口では、ボックス席の予約ができます。その一方で、ネット予約はいつでも座席を予約できますが、乗車前に駅のみどりの窓口や指定席券売機できっぷを発券する必要があるので注意しましょう。
海側の座席を予約して、リゾートしらかみの列車旅をさらに充実させましょう!