2023.12.12旅行第58回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開【京都デスティネーションキャンペーン2024】
秘められた京の美をたずねて
『源氏物語』や龍にまつわる寺院など、普段は見ることができない非公開文化財の特別公開が行われる「京の冬の旅」。
『源氏物語』と紫式部にまつわる文化財は2024年の大河ドラマ「光る君へ」の放送にちなみ公開される。また龍は2024年の干支「辰年」にちなんだものだ。美しい「源氏物語図屏風」や、迫力ある龍の天井画のある寺院などを見ることができる。
千年の都、京都に受け継がれる歴史を体現する非公開文化財の数々。
静かで落ち着いた境内で、凜とした空気のなか、じっくりと京の美に触れてみたい。
●非公開文化財特別公開・公開期間:2024年1月6日(土)~3月18日(月)
- ※法要や悪天候等、都合により拝観できない日や時間帯が生じる場合があります。
- ※最新の情報は京都観光Naviホームページ「京の冬の旅」でご確認ください。
- 洛東エリア
- 洛北・洛中エリア
- 洛西エリア
- 京都駅付近エリア
- 山科・醍醐エリア
- 僧侶がご案内する特別拝観
インターネットでの「事前予約」
非公開文化財特別公開は個人での拝観は予約不要です(一部を除く)が、混雑時はお待ちいただく場合があります。
- ※僧侶がご案内する特別拝観「西本願寺 書院・飛雲閣(外観)」「東本願寺 諸殿」はインターネットからの「事前予約が必須(完全予約制)」です。
- ※団体(15名以上)での拝観は、混雑緩和のため事前予約をお願いします。京都観光Naviホームページ「京の冬の旅」内「団体予約について」欄をご覧ください。
洛東エリア
泉涌寺 舎利殿(せんにゅうじ しゃりでん)
辰年に龍の鳴き声が響く、仏牙舎利を祀るお堂
真言宗泉涌寺派の総本山・泉涌寺。「京の冬の旅」6年ぶりの公開となる舎利殿をはじめ、「御寺」の名にふさわしい壮麗な堂宇が甍を連ねる。
泉涌寺 舎利殿
住所 | 東山区泉涌寺山内町27 |
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時間 | 10時〜16時(受付終了) |
定休日 | 1月8日 |
交通アクセス | JR奈良線・京阪線東福寺駅から徒歩18分、または京都駅からバス13分の泉涌寺道下車、徒歩13分 |
値段 | 900円 |
泉涌寺 雲龍院(せんにゅうじ うんりゅういん)
双龍の襖絵が印象深い皇室ゆかりの寺院
創建当初から写経の寺院として知られ、皇室と深いつながりをもつ雲龍院。今回は龍にゆかりある寺宝の数々にも出合える。
泉涌寺 雲龍院
住所 | 東山区泉涌寺山内町36 |
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時間 | 10時〜16時(受付終了) |
定休日 | 1月8日 |
交通アクセス | JR奈良線・京阪線東福寺駅から徒歩20分、または京都駅からバス13分の泉涌寺道下車、徒歩15分 |
値段 | 800円 |
洛北・洛中エリア
廬山寺(ろざんじ)
紫式部が生涯を過ごした『源氏物語』誕生の地
京都御所の東に位置する天台圓浄宗の本山・廬山寺が、「京の冬の旅」37年ぶりの公開となる。紫式部の邸宅跡に立つ寺院で、ゆかりの寺宝を見てみたい。
廬山寺
住所 | 上京区北之辺町397 |
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時間 | 10時〜16時(受付終了) |
定休日 | 2月1日~9日、3月3日 |
交通アクセス | 京都駅からバス24分の府立医大病院前下車、徒歩5分 |
値段 | 800円 |
相国寺 法堂・方丈(しょうこくじ はっとう・ほうじょう)
日本最古の禅宗様の法堂に龍の鳴き声が降り注ぐ
相国寺で「京の冬の旅」6年ぶりの公開となる、日本現存最古の法堂(重要文化財)と方丈。天に舞い上がりそうな躍動感ある龍が待ち受ける。
相国寺 法堂・方丈
住所 | 上京区相国寺門前町701 |
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時間 | 10時〜16時(受付終了)※1月12日~3月12日の公開 ※1月15日、2月15日は12時~ |
定休日 | 期間中なし |
交通アクセス | 地下鉄烏丸線今出川駅から徒歩5分 |
値段 | 800円 |
相国寺 光源院(しょうこくじ こうげんいん)
十二支や昔話が描かれた色彩豊かな襖絵に癒やされる
室町時代に創建し、足利家の菩提寺となった、相国寺の塔頭・光源院が「京の冬の旅」初公開。十二支や日本の昔話など珍しい題材の襖絵に出合える。
相国寺 光源院
住所 | 上京区相国寺門前町701 |
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時間 | 10時〜16時(受付終了) |
定休日 | 期間中なし |
交通アクセス | 地下鉄烏丸線今出川駅から徒歩5分 |
値段 | 800円 |
相国寺 慈雲院(しょうこくじ じうんいん)
伊藤若冲が師と仰いだ大典禅師ゆかりの古刹
「京の冬の旅」初公開となる慈雲院。奇才の絵師・伊藤若冲が師と仰いだ大典禅師ゆかりの寺に貴重な寺宝が眠る。
相国寺 慈雲院
住所 | 上京区相国寺門前町703 |
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時間 | 10時〜15時30分(受付終了) |
定休日 | 期間中なし |
交通アクセス | 地下鉄烏丸線鞍馬口駅から徒歩5分 |
値段 | 800円 |
大徳寺 法堂・仏殿(だいとくじ はっとう・ぶつでん)
探幽の「鳴き龍」が響く戦国武将ゆかりの禅刹
松並木が美しい洛北・紫野に、広大な寺域を抱える大徳寺。「京の冬の旅」初公開となる仏殿、そして法堂が、中心的堂宇として七堂伽藍を成し偉容を誇る。
大徳寺 法堂・仏殿
住所 | 北区紫野大徳寺町53 |
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時間 | 10時〜16時(受付終了)※2月1日、3月1日・15日は12時~ |
定休日 | 期間中なし |
交通アクセス | JR嵯峨野線二条駅からバス20分または地下鉄烏丸線北大路駅からバス5分の大徳寺前下車、徒歩7分 |
値段 | 800円 |
大徳寺 龍源院(だいとくじ りょうげんいん)
4つの庭園が見事な洛北の苔寺で禅の心に触れる
大徳寺の22の塔頭の中でも古い歴史をもつ龍源院が「京の冬の旅」初公開となる。苔と白砂が巧みに組まれた4つの庭園を心静かに鑑賞したい。
大徳寺 龍源院
住所 | 北区紫野大徳寺町82-1 |
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時間 | 10時〜16時(受付終了) |
定休日 | 期間中なし |
交通アクセス | JR嵯峨野線二条駅からバス20分または地下鉄烏丸線北大路駅からバス5分の大徳寺前下車、徒歩5分 |
値段 | 800円 |
洛西エリア
仁和寺 金堂(裏堂)(にんなじ こんどう(うらどう))
気品に満ちた宮殿建築と本尊の裏に秘められた壁画
真言宗御室派の総本山で世界文化遺産の仁和寺。「御室御所」と呼ばれた格式高い寺院の金堂に隠された、「京の冬の旅」初公開の裏堂は必見。
仁和寺 金堂(裏堂)
住所 | 右京区御室大内33 |
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時間 | 1・2月は10時~15時30分(受付終了)、3月は10時~16時(受付終了) |
定休日 | 2月2日・3日・14日・15日・29日、3月1日 |
交通アクセス | JR嵯峨野線円町駅からバス12分または京都駅からバス46分の御室仁和寺下車すぐ。またはJR嵯峨野線太秦駅から徒歩4分の嵐電撮影所前駅で乗り換え、嵐電北野線6分の御室仁和寺駅下車、徒歩3分 |
値段 | 1000円 |
渉成園(枳殻邸)園林堂(しょうせいえん(きこくてい)おんりんどう)
光源氏のモデルとなった皇子ゆかりの庭園を巡る
渉成園(名勝)は東本願寺(真宗本廟)の飛地境内地。瀟洒な意匠の建物と四季の景色が織り成す「十三景」に、『源氏物語』を重ねて庭園を散策したい。
渉成園(枳殻邸)園林堂
住所 | 下京区下珠数屋町通間之町東入ル東玉水町 |
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時間 | 1・2月は9時15分~15時(受付終了)、3月は~16時(受付終了) |
定休日 | 3月1日~3日 |
交通アクセス | 京都駅から徒歩10分。または地下鉄烏丸線五条駅から徒歩7分 |
値段 | 500円 ※別途渉成園の入園時に庭園維持寄付金(500円以上)が必要 |
西本願寺 飛雲閣(外観)(にしほんがんじ ひうんかく(がいかん))
非対称で巧みに調和する京の三名閣の一つ
浄土真宗本願寺派の本山である西本願寺で、飛雲閣(外観)が「京の冬の旅」44年ぶりの公開。京都が誇る美しき名建築が、池の畔に凜と立つ。
西本願寺 飛雲閣(外観)
住所 | 下京区堀川通花屋町下ル本願寺門前町 |
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時間 | 10時〜16時(受付終了)※1月20日~3月10日の公開 |
定休日 | 期間中なし |
交通アクセス | 京都駅からバス6分の西本願寺前下車すぐ |
値段 | 800円 |
東寺 五重塔(とうじ ごじゅうのとう)
荘厳な密教世界が広がる古都のシンボル・五重塔
平安京とともに誕生し、1200年の歴史が刻まれた東寺。誰もが知る京のランドマーク・五重塔の内部や、金堂・講堂で密教美術の鮮やかな世界に酔いしれる。
東寺 五重塔
住所 | 南区九条町1 |
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時間 | 8時30分〜16時30分(受付終了) |
定休日 | 期間中なし |
交通アクセス | 京都駅から徒歩15分。または京都駅からバス6分の東寺道下車、徒歩5分 |
値段 | 800円 |
山科・醍醐エリア
醍醐寺 霊宝館(だいごじ れいほうかん)
水晶に輝く仏像が待つ神秘的な密教美術の宝庫
醍醐山に200万坪もの寺域が広がる醍醐寺。「京の冬の旅」では14年ぶりの公開となる霊宝館で、国宝の仏像など数多の文化財がお目見えとなる。
醍醐寺 霊宝館
住所 | 伏見区醍醐東大路町22 |
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時間 | 10時〜15時30分(受付終了)※1月27日~3月3日の公開 |
定休日 | 期間中なし |
交通アクセス | 地下鉄東西線醍醐駅から徒歩10分。または京都駅からバス31分の醍醐寺下車すぐ |
値段 | 800円 |
僧侶がご案内する特別拝観
東本願寺 諸殿(ひがしほんがんじ しょでん)
重要文化財にも指定された近代の和風建築と装飾の美
目を見張る壮大な伽藍が並ぶ真宗大谷派の本山・東本願寺。今回は通常非公開の諸殿のなかから、令和5年9月に重要文化財に指定された大寝殿と白書院を特別拝観。僧侶の解説でより深く、寺院の魅力に触れよう。
東本願寺 諸殿
住所 | 下京区烏丸通七条上ル |
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時間 | 9時30分~、12時30分〜(1日2回、各所要約60分)※定員あり ※1月6日~3月15日の期間中の毎週金・土曜の公開 |
定休日 | 1月12日・27日の9時30分~、1月19日の12時30分~ |
交通アクセス | 京都駅から徒歩7分。または地下鉄烏丸線五条駅から徒歩5分 |
値段 | 2000円 |
西本願寺 書院・飛雲閣(外観)(にしほんがんじ しょいん・ひうんかく(がいかん))
国宝・重要文化財の宝庫で桃山文化の粋に触れる
桃山文化を色濃く残す西本願寺。今回は書院や飛雲閣の外観など、豪壮華麗な文化財の数々を僧侶の案内で巡り、ありがたい法話も聞くことができる。
西本願寺 書院・飛雲閣
住所 | 下京区堀川通花屋町下ル本願寺門前町 |
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時間 | 10時15分〜、15時~(1日2回、各所要約75分)※定員あり ※1月20日~3月3日の公開 ※15時~は1月20日・27日、2月10日・17日・24日、3月2日のみ実施 |
定休日 | 1月22日・23日・29日~31日、2月2日・15日・16日・22日・23日 |
交通アクセス | 京都駅からバス6分の西本願寺前下車すぐ |
値段 | 3000円 |
ご拝観前に必ずお読みください
- 特別公開箇所での写真撮影はご遠慮いただく場合があります。
- プラスチックゴミ削減のため「靴袋の持参」をお願いしています。
- 文化財保護のため、素足でのご見学はご遠慮ください(靴下等をご着用ください)。
- 都合により、寺宝等展示物の内容が変更となる場合がございます。
- 体調不良の方は、拝観をご遠慮くださいますようお願いします。
- 拝観に際しては係員の案内に従っていただきますようお願いします。
- 混雑時はお待ちいただく場合がございます。
京都デスティネーションキャンペーンについてもっと知りたい!
公式ガイドブック『別冊旅の手帖 京の冬の旅 2024』
大型観光キャンペーン・京都デスティネーションキャンペーン「第58回京の冬の旅」(2024年1月~3月)期間中の観光情報を盛り込んだ、冬の京都の旅のガイドブックです。
『源氏物語』や龍にまつわる寺院など、普段は見ることができない非公開文化財の特別公開15件をはじめ、『源氏物語』の世界を紐解く特集や、イルミネーションなど夜におすすめの観光スポットの紹介も。また、巻頭企画では、「有職料理 萬亀楼」11代目若主人で生間流式庖丁31代目次期継承者の小西雄大さん、石の彫刻家・樂雅臣さんのインタビューを掲載。
「京の冬の旅」を事前予約で楽しめるプランや特別イベント、列車の時刻検索に便利なアプリの情報にも注目です。
定価:1100円(税込)
京都デスティネーションキャンペーン公式サイト
「京の冬の旅」は、桜や紅葉といった自然の魅力だけでなく、冬の時期に文化財や伝統文化・産業などの奥深い京都の魅力を伝え、ゆっくりと観光を楽しんでいただくためのキャンペーンです。
第58回を迎える今回は、2024年の大河ドラマ「光る君へ」にちなんで「紫式部と源氏物語」、「辰年」にちなんで、新年早々縁起の良い瑞獣「龍」に会える「辰年のご利益 京の龍めぐり」、2つのテーマを中心に、普段は見学できない庭園、仏像、襖絵、建築など様々な文化財が期間限定で特別公開されます。
冬の京都だからこその贅沢な時間をお過ごしください。