トレたび JRグループ協力

2024.12.18旅行第59回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開【京都デスティネーションキャンペーン2025】

秘められた京の美をたずねて

普段は見ることができない非公開文化財の特別公開が行われる「京の冬の旅」。

第59回を迎える今回のテーマは、「世界遺産登録30周年」と「洛陽三十三所観音霊場再興20周年」。「古都京都の文化財」がユネスコの世界文化遺産となってから30年、また、平安時代に定められた「西国三十三所」に代わる京都市内の巡礼路が再興から20年を迎えたことにちなみ、非公開文化財の数々を公開する。
静かで落ち着いた境内で、凜とした空気のなか、じっくりと京の美に触れてみたい。

●非公開文化財特別公開・公開期間:2025年1月10日(金)~3月18日(火)

  • 法要や悪天候等、都合により拝観できない日や時間帯が生じる場合があります。
  • 最新の情報は京都観光Naviホームページ「京の冬の旅」でご確認ください。

インターネットでの「事前予約」

非公開文化財特別公開は個人での拝観は予約不要です(一部を除く)が、混雑時はお待ちいただく場合があります。

  • 「慈照寺(銀閣寺) 本堂・弄清亭」「天龍寺 祥雲閣・甘雨亭」はWEBからの事前予約が優先です。
  • 僧侶がご案内する特別拝観「東本願寺 諸殿」「西本願寺 書院・経蔵」はWEBからの「事前予約が必須(完全予約制)」です。
  • 団体(15名以上)での拝観は、混雑緩和のため事前予約をお願いします。京都観光Naviホームページ「京の冬の旅」内「団体予約について」欄をご覧ください。

洛東エリア

慈照寺(銀閣寺) 本堂・弄清亭(じしょうじ〈ぎんかくじ〉 ほんどう・ろうせいてい)

足利義政の美意識を映す風雅なる東山文化の象徴

銀閣寺本堂が「京の冬の旅」では26年ぶりの公開。
さらに義政が香をめでた座敷を復元した弄清亭は「京の冬の旅」初公開。静かな禅寺に東山文化の神髄を垣間見る。


慈照寺(銀閣寺) 本堂・弄清亭

住所 左京区銀閣寺町2
時間 10時~の部から15時30分~の部まで1日6回の完全入替制(各回15分前から受付開始)※2月8日~の公開、WEB予約優先制(前日16時締切)
定休日 公開中なし
交通アクセス 京都駅からバス35分の銀閣寺道下車、徒歩10分。または京都駅からバス(観光特急※土休日のみ運行)24分の銀閣寺前下車、徒歩7分
値段 800円※別途通常拝観料500円。小学生未満の拝観をご遠慮いただく場合がございます

ご予約はこちらから

建仁寺 西来院(けんにんじ せいらいいん)


蘭渓道隆ゆかりの寺を彩る天井画の白龍が圧巻

京都最古の禅寺・臨済宗建仁寺派大本山の塔頭・西来院。禅僧・蘭渓道隆ゆかりの古刹が「京の冬の旅」初公開。
令和6年3月奉納の「白龍図」や新たに作庭された庭園は必見だ。


建仁寺 西来院

住所 東山区小松町590
時間 10時~16時(受付終了)
定休日 公開中なし
交通アクセス 京阪電車祇園四条駅から徒歩10分、または京都駅からバス15分の東山安井下車、徒歩5分
値段 800円

清水寺 随求堂(きよみずでら ずいぐどう)


あらゆる願いを叶えてくれる美しい姿の秘仏御開帳

開創から約1250年、古くから庶民に開けた観音霊場。今では世界各国の人々が訪れる世界遺産・清水寺である。
今冬、「京の冬の旅」初公開の随求堂秘仏が特別開帳される。


清水寺 随求堂

住所 東山区清水1-294
時間 9時~16時(受付終了)
定休日 公開中なし
交通アクセス 京阪電車清水五条駅から徒歩25分、または京都駅からバス15分の五条坂下車、徒歩12分
値段 500円

洛北・洛中エリア

頂法寺(六角堂)(ちょうほうじ〈ろっかくどう〉)


地元で「六角さん」と呼ばれるいけばな発祥の地

西国三十三所第18番札所、そして洛陽三十三所観音霊場では第1番札所として巡礼者がとぎれることのない紫雲山頂法寺(六角堂)。
今回「京の冬の旅」では初公開となる。


頂法寺(六角堂)

住所 中京区堂之前町248
時間 10時~16時(受付終了)
定休日 3月15日
交通アクセス 地下鉄烏丸線・東西線烏丸御池駅から徒歩3分
値段 800円

平等寺(因幡堂)(びょうどうじ〈いなばどう〉)


霊験あらたかなずきんのお薬師さんへ

「京の冬の旅」では13年ぶりの公開となる因幡堂。歴代天皇から町衆まで信仰を集め続けており、洛陽三十三所観音霊場第27番札所でもある。
「日本三如来」の像をはじめ、数々の仏像に手を合わせよう。


平等寺(因幡堂)

住所 下京区因幡堂町728
時間 10時~16時(受付終了)
定休日 公開中なし
交通アクセス 地下鉄烏丸線四条駅から徒歩3分 
値段 800円

地蔵院(椿寺)(じぞういん〈つばきでら〉)


秀吉献木の散り椿と五劫思惟の本尊が待つ

「椿寺」の愛称で知られる浄土宗昆陽山地蔵院。
洛陽三十三所観音霊場第30番札所でもある静かな寺院では「京の冬の旅」初公開となる2体の秘仏との出合いがある。


地蔵院(椿寺)

住所 北区大将軍川端町2
時間 10時~16時(受付終了)
定休日 公開中なし※法要等、都合により休止になる場合あり
交通アクセス 京都駅からバス29分の北野白梅町下車、徒歩3分
値段 800円

洛西エリア

鹿苑寺(金閣寺) 方丈(ろくおんじ〈きんかくじ〉ほうじょう)

北山文化の中心「北山殿」跡に新旧の美術品が華を添える

「京の冬の旅」では20年ぶりに公開となる鹿苑寺(金閣寺)。
室町幕府3代将軍・足利義満の山荘が禅寺に改められ、仏教的世界観に根差した文化芸術が今も息づく。


鹿苑寺(金閣寺) 方丈

住所 北区金閣寺町1
時間 10時~16時(受付終了)※2月8日~の公開 
定休日 公開中なし
交通アクセス 地下鉄烏丸線北大路駅からバス11分、またはJR嵯峨野線円町駅からバス9分の金閣寺道下車、徒歩5分
値段 800円

龍安寺 仏殿・西の庭(りょうあんじ ぶつでん・にしのにわ)


石庭で名高い禅刹によみがえった仏殿と、もう一つの庭

石庭で知られる龍安寺は、世界遺産登録の禅宗寺院。
200年の時を経て往時の姿を取り戻した仏殿・西の庭は「京の冬の旅」10年ぶりの公開だ。


龍安寺 仏殿・西の庭

住所 右京区龍安寺御陵下町13
時間 10時~16時(受付終了)※通常拝観受付を15時45分までにお通りください 
定休日 公開中なし
交通アクセス JR嵯峨野線円町駅からバス8分の立命館大学前下車、徒歩7分。または京都駅からバス36分の龍安寺前下車すぐ
値段 400円※別途通常拝観料600円 
  • 3月10~18日は茶室「蔵六庵」と「龍頭龍尾図」の特別公開に変更。

仁和寺 経蔵・五重塔(にんなじ きょうぞう・ごじゅうのとう)


気品漂う門跡寺院内部に極彩色の神秘世界を垣間見る

「御室御所」とも呼ばれた真言宗御室派総本山・仁和寺。
「京の冬の旅」では、輪蔵をもつ経蔵が6年ぶり、細身で優美な姿の五重塔は4年ぶりの公開となる。


仁和寺 経蔵・五重塔

住所 右京区御室大内33
時間 1・2月は10時~15時30分(受付終了)、3月は~16時(受付終了)
定休日 公開中なし
交通アクセス 嵐電北野線御室仁和寺駅から徒歩3分。またはJR嵯峨野線円町駅からバス12分の御室仁和寺下車すぐ
値段 1000円

天龍寺 祥雲閣・甘雨亭(てんりゅうじ しょううんかく・かんうてい)


夢想国師作庭の庭園美と特別公開の茶室を拝見

後醍醐天皇や足利尊氏らの帰依を受け夢窓国師が開山。臨済宗天龍寺派大本山が世界に誇る庭園の構成美と、「京の冬の旅」初公開となる2つの茶室の美に触れる。


天龍寺 祥雲閣・甘雨亭

住所 右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
時間 9時~の部から15時45分~の部まで1日9回の完全入替制(各回15分前から受付開始)※WEB予約優先制(当日15分前締切) 
定休日 1月15日、2月1日~3日・14日・15日、3月1日・15日
交通アクセス JR嵯峨野線嵯峨嵐山駅から徒歩13分
値段 500円※別途「庭園・諸堂」通常参拝料800円

ご予約はこちらから

京都駅付近エリア

東本願寺 宮御殿・桜下亭(ひがしほんがんじ みやごてん・おうかてい)


御所風の雅な宮御殿と円山応挙の襖絵が残る

世界最大級の木造建築・御影堂はじめ堂々たる伽藍を構える東本願寺(真宗本廟)の、通常非公開の諸殿のなかから宮御殿と桜下亭が「京の冬の旅」で42年ぶりに公開される。


東本願寺 宮御殿・桜下亭

住所 下京区烏丸通七条上ル
時間 1・2月は10時~15時30分(受付終了)、3月は~16時(受付終了)
定休日 公開中なし
交通アクセス 京都駅から徒歩7分、または地下鉄烏丸線五条駅から徒歩5分
値段 800円

東寺 五重塔(とうじ ごじゅうのとう)


京都のシンボル・五重塔 その荘厳な密教世界にひたる

「東寺」の名で親しまれる真言宗総本山・教王護国寺。世界遺産でもある密教根本道場として、五重塔内部には、色鮮やかな真言密教美術の世界が圧倒的なスケールで広がる。


東寺 五重塔

住所 南区九条町1
時間 8時30分〜16時30分(受付終了)
定休日 公開中なし
交通アクセス 京都駅から徒歩15分。または京都駅からバス6分の東寺道下車、徒歩5分
値段 800円

山科・醍醐エリア

醍醐寺 三宝院(だいごじ さんぼういん)


桃山時代を代表する庭や建物に太閤秀吉の栄華を偲ぶ

世界遺産・醍醐寺は、豪壮な真言宗醍醐派総本山。国宝6棟と重要文化財10棟を含む80棟あまりの堂宇が立ち並び、寺宝は10万点以上におよぶ、まさに密教美術の宝庫である。


醍醐寺 三宝院

住所 伏見区醍醐東大路町22
時間 1・2月は9時~16時(受付終了)、3月は~16時30分(受付終了)
定休日 公開中なし※弥勒堂のみ法要などのため30分ほど拝観できない場合があります
交通アクセス 地下鉄東西線醍醐駅下車、徒歩10分。または京都駅からバス30分の醍醐寺下車すぐ
値段 800円※別途「三宝院」通常拝観料600円

僧侶がご案内する特別拝観

東本願寺 諸殿(ひがしほんがんじ しょでん)


比類なき規模と格式を備える「お東さん」の非公開建築

近代随一の大規模寺院殿舎群として脚光を浴びる東本願寺。知られざる非公開建築の歴史的価値とその美しさ、障壁画が放つ華麗さについて、案内役の僧侶が語る。


東本願寺 諸殿

住所 下京区烏丸通七条上ル
時間 9時~、15時30分~(1日2回、各所要約70分)※定員あり ※1月10日~3月15日の毎週金・土曜の公開 ※WEB完全予約制(当日15分前締切)
定休日 3月7日の9時~、2月21日の15時30分~ 
交通アクセス 京都駅から徒歩7分。または地下鉄烏丸線五条駅から徒歩5分
値段 2200円

ご予約はこちらから

西本願寺 書院・経蔵(にしほんがんじ しょいん・きょうぞう)


国宝・重文尽くし 華麗なる桃山文化の粋

「西本願寺」の名で親しまれる世界遺産・龍谷山本願寺。国宝・重要文化財を含む豪壮華麗な建造物や調度品など桃山文化の絢爛豪華かな粋と僧侶の深い法話が心に残る。


西本願寺 書院・経蔵

住所 下京区本願寺門前町
時間 10時~、15時~(1日2回、各所要約75分)※定員あり ※1月20日~3月4日の公開 ※15時~は1月25日、2月1日・8日、3月1日のみ実施 ※WEB完全予約制(当日15分前締切)
定休日 1月27日~31日、2月2日・15日・16日
交通アクセス 京都駅からバス6分の西本願寺前下車すぐ
値段 3000円

ご予約はこちらから

ご拝観前に必ずお読みください

  • 特別公開箇所での写真撮影はご遠慮いただく場合があります。
  • プラスチックゴミ削減のため「靴袋の持参」をお願いしています。
  • 文化財保護のため、素足でのご見学はご遠慮ください(靴下等をご着用ください)。
  • 都合により、寺宝等展示物の内容が変更となる場合がございます。
  • 体調不良の方は、拝観をご遠慮くださいますようお願いします。
  • 拝観に際しては係員の案内に従っていただきますようお願いします。
  • 混雑時はお待ちいただく場合がございます。

京都デスティネーションキャンペーンについてもっと知りたい!

公式ガイドブック『別冊旅の手帖 京の冬の旅 2025』


大型観光キャンペーン・京都デスティネーションキャンペーン「第59回京の冬の旅」(2025年1月~3月)期間中の観光情報を盛り込んだ、冬の京都の旅のガイドブックです。

世界遺産の寺院や京都市内の観音霊場など、普段は見ることができない非公開文化財の特別公開15件をはじめ、未来へ受け継ぐべき価値ある近代化産業遺産やランドスケープ遺産などの紹介、京版画の世界を紐解く特集も。また、巻頭企画では、華道家で写真家の池坊専宗さん、彫刻家・名和晃平さんのインタビューを掲載。

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「京の冬の旅」は、桜や紅葉といった自然の魅力だけでなく、冬の時期に文化財や伝統文化・産業などの奥深い京都の魅力を伝え、ゆっくりと観光を楽しんでいただくためのキャンペーンです。

第59回を迎える今回のテーマは、「古都京都の文化財」がユネスコの世界文化遺産となってから30年を迎えたことにちなみ「世界遺産登録30周年」、平安時代に定められた「西国三十三所」に代わる京都市内の巡礼路が再興20年を迎えたことにちなみ「洛陽三十三所観音霊場再興20周年」。この記念すべき節目を祝う2つのテーマを中心に、普段は見学できない庭園、仏像、襖絵、建築など様々な文化財が期間限定で特別公開されます。

冬の京都だからこその贅沢な時間をお過ごしください。


京都デスティネーションキャンペーン公式サイト


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