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2019.05.09旅行この路線で行こう! 奈良編 和歌山線の旅

奈良盆地を南下し、山並みを眺める。名刹や古い町並み、絶景ポイント巡りも楽しい春の奈良・和歌山線の旅

和歌山線は、王寺駅~和歌山駅間の全長87.5キロメートル、36駅を結ぶ。
このうち奈良県は王寺駅~大和二見駅間の37.1キロメートル、14駅。
王寺駅から奈良盆地を南下すれば、金剛山系の山並みが見え隠れする。
吉野口駅から先は山間部を縫うように走り、和歌山県の県境を越すと吉野川に沿って走る。
沿線には名刹が多く、古い町並みが残る五條新町通りもある。
世界遺産の吉野へのアクセス路にもなっているので観光客も多い。
※写真は高田駅~大和新庄駅間

和歌山線路線図


和歌山線列車

105系


105系は、国鉄時代の1981(昭和56)年から製造開始された通勤型電車。電化された地方路線の旧形電車の代替用に導入されたもので、2両編成という短い編成で運用ができるのが特徴。国鉄の分割民営化後はJR東日本とJR西日本に引き継がれたが、現在はJR西日本のみで運用されている。なかでも和歌山線においては主力車両であり、2両ないし4両編成で運転され、基本的にはワンマン運転を行っている。

和歌山線おすすめスポット情報

信貴山温泉

霊峰信貴山の山あいに立つ一軒宿の温泉


高野山に次ぐ真言密教の聖地である信貴山の自然が広がる山あいに信貴山温泉が湧く。信貴山観光ホテルは信貴山温泉唯一の一軒宿。炭酸水素やメタケイ酸を多く含む単純温泉は保温力があり、肩こり、神経痛、疲労回復に効果も期待できる。男女別の内湯と露天風呂を備えた大浴場は、レストランや喫茶を利用すれば日帰り利用もできる。


信貴山温泉

●交通アクセス
王寺駅から奈良交通バス「信貴山門」行き24分、終点下車徒歩約2分
●URL
https://www.shigisan.co.jp/

達磨寺

聖徳太子ゆかりの、だるま発祥の地


『日本書紀』によると、613(推古天皇21)年、聖徳太子は瀕死の旅人を見つけ、衣食を与えて助けたが旅人は亡くなった。太子は旅人を埋葬したが遺骸は消え、衣服のみが残っていた。この旅人がのちの達磨大師の化身と考えられている。鎌倉時代に墓の場所に本堂を建て、三本尊として聖徳太子像と達磨大師像そして千手観音像を安置した。


達磨寺

●交通アクセス
王寺駅から徒歩約15分
●URL
http://www.darumaji.jp/

明神山

山上からの眺めは“1700年の歴史的眺望”


標高273.6メートルの明神山山頂までは登山口となる明神山鳥居から約1.8キロメートル、約60分。山頂展望デッキに立てば、360度のパノラマを楽しむことができる。奈良側では大和三山や三輪山、3世紀後半の箸墓古墳など古代ロマンの景観を望め、大阪側では最新の建築物であるあべのハルカスを望む“1700年の歴史的眺望”が素晴らしい。


明神山

●交通アクセス
王寺駅から奈良交通バス「明神四丁目」行き約13分、終点下車徒歩約60分
●URL
http://home.oji-kanko.kokosil.net/ja/myojinsan

舟戸児童公園

SLは鉄道ファンと子どもたちの憧れ


王寺駅近くの関西本線と近鉄田原本線に挟まれた細長い公園。園内に置かれたSLのD51-895号は、1944(昭和19)年に製造され、国鉄関西本線・草津線を走っていた車両。1972(昭和47)年に廃車となり、この地に静態保存されている。王寺町は大和路線・和歌山線などが走る交通の要衝。SLの姿に鉄道の歴史がしのばれる。


舟戸児童公園

●交通アクセス
王寺駅から徒歩約10分
●URL
https://oji-kanko.kokosil.net/ja/place/00001c00000000000002000000440023

相撲館「けはや座」

古今の相撲関連展示品が見ごたえあり


怪力の持ち主であった當麻の村の當麻蹶速(たいまのけはや)と、出雲の国の野見宿禰(のみのすくね)が、時の天皇の前で戦った。この戦いが日本で初めての天覧相撲といわれる。館内には土俵と升席が設けられ、江戸時代の番付表や昭和の大横綱・双葉山の明け荷、横綱・北の湖の三つ揃いの化粧回しなど約1万2000点の資料を所蔵する。


相撲館「けはや座」

●交通アクセス
高田駅から車約15分
●URL
http://www.city.katsuragi.nara.jp/index.cfm/14,0,41,html

當麻寺

白鳳・天平様式の大伽藍を有する古刹


612(推古20)年に聖徳太子の弟、麻呂子親王が創建。本堂(曼荼羅堂)と、日本で唯一東西2塔を備えた三重塔は国宝。このほか、境内には金堂、講堂、大師堂、薬師堂、仁王門、鐘楼などが立ち並び、大寺の風格を備える。塔頭のひとつである西南院には江戸時代に造られた庭園があり、春はボタンやシャクナゲが咲き、西塔と一体となった艶やかな景観が見られる。


當麻寺

●交通アクセス
高田駅から車約15分
●URL
http://www.taimadera.or.jp/

葛城高原自然つつじ園

山肌を真っ赤に染めるツツジの群生地


標高959メートルの葛城山山頂付近に広がるツツジの群生地。一帯には、ヤマツツジを中心にコバノミツバツツジ、ミヤコツツジ、モチツツジなどが咲き誇り、真っ赤なじゅうたんを敷き詰めたような壮大なスケールの花景色は「一目百万本」と称えられる。山頂まではいくつかの登山道があるが、ロープウェイもあるので気軽に訪れることができる。


葛城高原自然つつじ園

●交通アクセス
御所駅から車約12分、ロープウェイ葛城登山口駅
●URL
http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/023flower_spot/katsuragisan/0000000001/

藤岡家住宅

与謝野晶子ら文人たちの資料も展示


藤岡家は両替商、質商、薬種商などを営んだ江戸時代から続く床屋。敷地内に江戸から明治期に建てられた10棟が残り、国の登録有形文化財に登録される。梁や壁の重厚な造りに往時の繁栄ぶりがうかがえる3つの蔵をはじめ、母屋では貴賓の間、茶室、書斎、大広間なども見学できる。明治から昭和にかけて活躍した俳人・藤岡玉骨の生家でもある。


藤岡家住宅

●交通アクセス
北宇智駅から徒歩約20分
●URL
http://www.uchinono-yakata.com/

榮山寺

堂内に極彩色の仏画が残る八角堂


719(養老3)年、藤原南家の祖、藤原武智麻呂(むちまろ)の創建といわれ、藤原南家の菩提寺として鎌倉時代になるまで栄華を極めた。奈良の法隆寺夢殿に似た奈良時代創建の八角堂と、平安時代創建の梵鐘(ぼんしょう)は国宝。梵鐘の表面の銘文は撰者が菅原道真(みちざね)で筆者が小野道風(とうふう)と伝えられる。


榮山寺

●交通アクセス
五条駅から徒歩約25分
●URL
https://www.city.gojo.lg.jp/kankou/kankou_spot/5/3885.html

柿の葉すし本舗たなか 五條本店

柿の名産地ならではの郷土料理


明治後期創業の老舗。古くからこの地で作られてきた柿の葉すしは、塩サバをにぎり飯に添え、柿の葉で包んだもの。祭りの日の食卓には欠かすことのできない行事食だった。かつて国鉄(現JR)五条駅前の商店街の食堂で夏期に販売していたのが、この店の柿の葉すしの始まり。現在は、サバ、サケ、タイの3種類あり、詰め合わせもある。


柿の葉すし本舗たなか 五條本店

●交通アクセス
五条駅から徒歩約10分
●URL
https://www.kakinohasushi.co.jp/

柿博物館

ここに来れば柿博士になれる!


果物と薬草について研究する果樹・薬草研究センター内にある博物館。柿畑が広がる丘陵地に、三角形のアルミパネル236枚をつないで造った高さ約8メートル、直径約18メートルの柿を形をした、ドーム形建物が立つ。館内では、さまざまな品種の柿や加工品を展示するほか、2019年3月に完成した柿に関する映像を楽しむこともできる。


柿博物館

●交通アクセス
五条駅から車約15分
●URL
http://www.pref.nara.jp/9617.htm

五條 源兵衛

農家直送の野菜中心のコース料理


古い町並みが残る五條新町通りの一角にあり、築250年の商家を利用したレストラン。五條産の朝採れ野菜を中心にしたコース料理が基本。野菜料理に、吉野川源流の天然鮎や大和牛、鳥鍋など地産の旬の食材を使った料理を組み合わせることもでき、選び抜いた食器で提供される。ミシュランガイド奈良で一ツ星レストランに認定された名店。


五條 源兵衛

●交通アクセス
五条駅から徒歩約15分
●URL
http://genbei.info/

五條新町通り

江戸時代建築の町家も立ち並ぶ


五條新町は、関ヶ原の戦いでの功績が徳川家康に認められ、二見城主となった松倉重政が城下町として整備したところ。後に大和南部の天領支配の中心地として五條代官所が置かれたこともあり、町は大いに栄えた。五條の歴史とともに発展した新町通りには様々な年代の建築様式が残され、重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。


五條新町通り

●交通アクセス
五条駅から徒歩約10分
●URL
http://gojo-sin.info/

谷瀬の吊り橋

日本有数の長さを誇る鉄線の吊り橋


十津川村の上野地集落と谷瀬集落を結ぶ鉄線の吊り橋。長さ297メートル、高さ54メートルという日本屈指の規模を誇り、生活用吊り橋としては日本一長い。周囲は深い山々に囲まれ、眼下には十津川(熊野川)が流れる絶好のロケーション。歩くたびにゆらゆらと揺れるのでスリル満点。十津川村一番の観光スポット。


谷瀬の吊り橋

●交通アクセス
五条駅から奈良交通バス「十津川温泉」行きまたは「新宮駅」行き約95分、上野地下車徒歩約2分
●URL
http://totsukawa.info/joho/kanko/

温泉 金剛乃湯

五條新町散策の後は温泉でリラックス!


古い町並みが残る五條新町通り近くに立つリバーサイドHOTELに併設された入浴施設。地下1300メートルから汲み上げた温泉は、ナトリウム-塩化物炭酸水素泉。保温性が高いため湯冷めしにくく、美肌効果も期待できる。露天風呂、大浴場、ジェットバス、サウナなどを備え、リラクゼーションマッサージコーナーもある。日帰り利用も可能。


温泉 金剛乃湯

●交通アクセス
大和二見駅から徒歩約7分
●URL
http://www.riversidehotel.co.jp/hot-spring/

五條市立民俗資料館

天誅組の義挙を伝える歴史資料館釜石の街や釜石湾を眺める憩いの公園


資料館はかつての五條代官所の長屋門。現在の五條市役所のある場所に立っていた元の代官所は1863(文久3)年に倒幕を志した天誅組によって焼き討ちにあい、1864(元治元)年に現在地に代官所を建て直した。長屋門は天誅組に関する資料館となり、隊士の肖像画や足跡を追った写真、年表などが展示され、天誅組義挙を解説するビデオも放映。


五條市立民俗資料館

●交通アクセス
大和二見駅から徒歩約12分
●URL
https://www.city.gojo.lg.jp/shisei_soshiki/shisetsu/kankourekishi/15/4083.html

和歌山線イベント情報

石光寺 日本最古の石仏開帳 期間:~2019年5月20日


ぼたん寺で拝観できるわが国最古の石仏

1991年、弥勒堂建て替えに伴う発掘調査の際、境内から白鳳時代のものといわれるわが国最古の石仏である弥勒菩薩像が出土した。頭と胴に分かれているが、組み立てれば2メートル以上にもなる大きな石仏だ。開帳期間中は弥勒堂内で石仏を拝観できる。この時期は、「ぼたん しゃくやく祭り」も開催。

イベント情報を見る

和歌山線おすすめの宿


地図

  • 文:塙広明(アド・グリーン)
  • 写真協力:信貴山観光ホテル、達磨寺、王寺町観光協会、葛城市商工観光課、御所市まちづくり推進課、藤岡家住宅、五條市企業観光戦略課、奈良県農業研究開発センター、柿の葉すし本舗たなか、五條 源兵衛、十津川村産業課、リバーサイドHOTEL、五條市立民俗資料館、石光寺
  • 掲載されているデータは2019年4月現在のものです。変更となる場合がありますので、お出かけの際には事前にご確認ください。
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