トレたび JRグループ協力

2022.10.18旅行「四国フリーきっぷ」で鉄分をたっぷり摂取! 四国時計回りの旅! JR全線完乗した蜂谷あす美が高松発モデルコースを徹底解説

四国の観光列車からおもしろ列車まで! お得に楽しく乗り尽くす

豪華な観光列車からトロッコ車両、それに一風変わったデザインの普通列車まで、路線ごとに個性の光る列車が目白押しの四国エリア。

さらに駅併設の温泉や、鉄道保存施設など、エキチカ鉄道スポットも豊富です。

今回は、JR四国エリアの特急列車も乗り放題になる「四国フリーきっぷ」で、鉄分をたっぷり摂取しながら、四国エリアを一周します。

  • 新型コロナウイルス感染症の影響により、列車の運休や変更、施設の営業変更等が発生することがあります。JRニュースや運行会社、および各施設のHP等をご確認ください。

【四国フリーきっぷ】特急チョイ乗りも実現! 四国一周旅の必携きっぷ

四国エリアでは、期間限定あるいは利用条件限定でさまざまな全線乗り放題きっぷが発売されていますが、通年で誰でも利用できるのが「四国フリーきっぷ」です。

普通列車はもちろん、特急列車の自由席も乗り放題に含まれている点が何よりの魅力。「特急列車のチョイ乗り」といった贅沢な乗車も躊躇せず旅行プランに組み込むことができ、ふだんよりも自由度の高い鉄道旅が実現します。

ジェイアール四国バスの路線バスが乗り放題に含まれている点も見逃せません! 今回は、バス路線も活用する行程にして、より一層お得感を高めてみました。

駅の窓口や券売機で購入できる紙版に加えて、最近では440円お得なデジタルチケット(しこくるり四国フリーきっぷ、デジタル四国フリーきっぷ)も発売されています。


四国フリーきっぷ

JR四国全線で特急列車・普通列車の普通車自由席が3日間乗り放題になるきっぷ。土佐くろしお鉄道線(窪川駅~若井駅)の普通列車の普通車自由席、ジェイアール四国バスの路線バス(大栃線、久万高原線)も利用可能。

料金:
大人16,440円、こども8,220円

販売期間:
通年

有効期間:
3日間

うりば:
JR四国の主な駅・みどりの券売機プラス・ワープ支店・駅ワーププラザ、JR北海道の主な駅のみどりの窓口ならびに四国内とJR北海道管内の主な旅行会社

※JR四国の駅の指定席券売機でも購入できます。
※デジタルチケットは旅アプリ「しこくるり」およびせとうち観光ナビ「setowa」から購入できます。


「四国フリーきっぷ」についてはこちら(JR四国ツアー)

<1日目>鉄道以外の乗り物も充実!「藍よしのがわトロッコ」で限定駅弁を味わう日


1日目
07:05発

高松駅 高徳線 特急「うずしお3号」 徳島駅行

08:15着

徳島駅

  • ポイント① 徳島のシンボル「眉山(びざん)」までロープウェイでアクセス
10:32発

徳島駅 徳島線「藍よしのがわトロッコ」(指定席券別料金) 阿波池田駅行

  • ポイント② 豪華駅弁あり! 吉野川の流れをトロッコ列車で大満喫
12:59着

阿波池田駅 乗り換え

13:32発

阿波池田駅 土讃(どさん)線 特急「南風9号」 高知駅行

14:29着

土佐山田駅 乗り換え

14:33発

土佐山田停留所 ジェイアール四国バス 大栃(おおとち)線 美良布(びらふ)停留所行

14:55着

美良布停留所

  • ポイント③ 「香美(かみ)市立やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム」でアンパンマンの世界に浸る
16:11発

美良布停留所 ジェイアール四国バス 大栃線 土佐山田停留所行

16:35着

土佐山田停留所 乗り換え

16:48発

土佐山田駅 土讃線 高知駅行

17:13着

高知駅

  • 乗車日によっては発着時刻が異なる場合があります。事前にご確認の上、お出かけください。

ポイント① ロープウェイで遊覧! 瀬戸内海まで見渡せる「眉山」


『万葉集』にも詠まれ、徳島のシンボルでもある山「眉山」。どの方向から見ても眉の形に似ていることから、この名が付きました。

標高290メートルの山頂にある眉山公園からは、阿讃(あさん)山脈に瀬戸内海、それに紀州の山々まで一望することができます。また、公園内に芝生広場や四季折々の花が咲き誇る「花のカスケード」なども整備され、散策にもうってつけです。

山頂までは、眉山のふもとに位置する阿波おどり会館から片道6分の「眉山ロープウェイ」でアクセス可能。徐々に高度を上げていくゴンドラからは徳島市街地の大パノラマが楽しめ、遊覧飛行気分を満喫できます。


眉山

住所 徳島県徳島市眉山町
問い合わせ先 088-652-3617(あわぎん眉山ロープウェイ)
時間 ロープウェイ9:00~21:00(4~10月)、9:00~17:30(11~3月)
交通アクセス JR徳島駅から徒歩10分、山麓駅からロープウェイ6分
値段 ロープウェイ一般(中学生以上):620円(片道)、1,030円(往復)、小学生:300円(片道)、510円(往復)
URL https://www.awanavi.jp/site/midokoro/bizan.html

ポイント② 「藍よしのがわトロッコ」 吉野川が育んだ「阿波藍」と阿波文化を体感するトロッコ旅


徳島県の吉野川流域では「阿波藍」が育まれ、藍を扱う商人たちによって文化が花開きました。こうした沿線の歴史や文化を体感できるのが「藍よしのがわトロッコ」です。車両外観には、木綿地のテクスチャー柄が施され、藍色の優しいグラデーションが目を引きます。

列車はトロッコ車両の1号車、控車として連結されているリクライニングシートの2号車からなる2両編成です。石井駅~阿波池田駅はトロッコ車両で、それ以外の区間は控車で過ごすことになります。

土休日を中心に1日1往復運行されている列車のうち、今回乗車するのは徳島駅発阿波池田駅行きの「さとめぐみの風」。里山の景観、それに暮らしを感じながら、吉野川の景色が楽しめます。

また、「さとめぐみの風」では、ここでしか食べられない駅弁「阿波尾鶏(あわおどり)トロッコ駅弁」をいただけます。阿波尾鶏の歯ごたえとコクが評判で、発売当初より人気を博しています(1,300円、乗車4日前までの予約販売)。徳島の素材を使ったおみやげ品やお菓子、飲み物、それにオリジナルグッズの車内販売もお楽しみに。


藍よしのがわトロッコ

運行区間:徳島駅~阿波池田駅


「藍よしのがわトロッコ」についてもっとくわしく

藍よしのがわトロッコ―徳島の伝統「藍」を「愛」せよ! 人気駅弁もふるってご紹介(THE列車)

ポイント③ 「香美市立やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム」でアンパンマンの世界観に浸る


『アンパンマン』をはじめ、さまざまな作品の作者、やなせたかし氏のふるさとに位置する「香美市立やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム」。

館内の「やなせたかしギャラリー」には、同館のために描き下ろされたアンパンマンたちの絵が展示されているほか、地下には、アンパンマンの世界が立体展示された「アンパンマンワールド」が広がります。

見学順路は決まっていないため、自由に回ることができます。アンパンマンやその仲間たちと触れ合うことで、子どもだったころの思い出と邂逅(かいこう)してみませんか。


香美市立やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム

住所 高知県香美市香北町美良布1224-2
問い合わせ先 0887-59-2300
時間 9:30~17:00(最終入館16:30)、7月20日~8月31日は9:00~17:00(最終入館16:30)
定休日 火曜日(祝日の場合は、その翌日)※右記期間は無休 3月25日~4月6日、4月29日~5月5日、7月20日~8月31日、12月24日~1月7日
交通アクセス JR土佐山田駅からジェイアール四国バス大栃線で約25分、美良布(アンパンマンミュージアム)停留所より徒歩5分
値段 一般:800円、中高生:500円、小人(3歳以上):300円、3歳未満:無料
URL https://anpanman-museum.net/

<2日目>3兄弟に新しい仲間が登場? おもしろ列車の聖地、予土線を満喫


2日目
08:20発

高知駅 土讃線 特急「しまんと1号」 中村駅行

09:26着

窪川駅 乗り換え

10:43発

窪川駅 予土(よど)線 宇和島駅行

  • ポイント④ 四国唯一の新幹線? 「鉄道ホビートレイン」に乗車
12:35着

松丸駅

  • ポイント⑤ エキナカ温泉「森の国 ぽっぽ温泉」でまったり入浴
16:36発

松丸駅 予土線 宇和島駅行

  • ポイント⑥ 鬼と記念撮影できる! ARアプリも充実の「鬼列車」
17:23着

宇和島駅

  • ポイント⑦ 生卵、タレ、そして鯛のお刺身! 贅沢グルメ「宇和島鯛めし」
19:08発

宇和島駅 予讃(よさん)線 特急「宇和海28号」 松山駅行

20:32着

松山駅

  • 乗車日によっては発着時刻が異なる場合があります。事前にご確認の上、お出かけください。

ポイント④ 四国唯一の新幹線(?)は予土線にあり! 「鉄道ホビートレイン」


予土線は、四万十川に沿って走る風光明媚な路線です。そして、鉄道ファン視点からは車両ラインナップの充実度も見逃すことはできません。

予土線では、トロッコ車両の連結された「しまんトロッコ」、車内にフィギュアが展示された「海洋堂ホビートレイン」(現在は3代目、「かっぱうようよ号」)、そして0系新幹線をイメージしたデザインの「鉄道ホビートレイン」の予土線3兄弟がいます。

今回は、このうち三男坊である鉄道ホビートレインに乗車します。0系新幹線のイメージどおり、外観の丸い「団子鼻」を忠実に再現。

さらに車内には、実際に0系で使用されていたシートが設置されているほか、鉄道模型も展示され、遊び心満点です。ぜひ四国唯一の新幹線(?)を堪能してください。


「鉄道ホビートレイン」

運行区間:窪川駅~宇和島駅


予土線の列車についてはこちら

ポイント⑤ 「森の国 ぽっぽ温泉」 エキナカ温泉施設で旅の疲れを癒す


旅の途中で一息つきたいとき、気軽に立ち寄れる温泉施設があるとありがたいところ。予土線松丸駅には全国でも珍しいエキナカ温泉「森の国 ぽっぽ温泉」が併設されています。

木目が特徴の「明治の湯(あけはるのゆ)」、滑床(なめとこ)渓谷・雪輪(ゆきわ)の滝をイメージした「滑床の湯」と雰囲気の異なる2つの湯があり、男女日替わりで入浴できます。

また、泉質は「美肌効果」があり、入浴後のつるつるとした肌触りが嬉しい低張性弱アルカリ性冷鉱泉です。休憩室には瓶牛乳も用意されているので湯上がりの一杯も楽しめます。駅舎内の温泉ということで、列車の時間ギリギリまでまったり過ごせるのも助かります。


森の国 ぽっぽ温泉

住所 愛媛県北宇和郡松野町大字松丸1661-13
問い合わせ先 0895-20-5526
時間 10:00~22:00 (21:30札止め)
定休日 第2月曜日(祝日の場合は、その翌日)※8月は第1月曜日
交通アクセス JR松丸駅直結
値段 大人(高校生以上):520円、65歳以上:420円、中学生:320円、小学生:160円、小学生未満:無料
URL http://poppoonsen.com/

ポイント⑥ 泣く子も黙る「鬼列車」でフォトジェニックな思い出を


鬼列車」は2021年7月に予土線で運行を開始した新しい列車です。「なぜ鬼?」と気になるところですが、これは沿線の鬼北(きほく)町が全国で唯一「鬼」の文字が入る自治体であることに由来しています。

鬼北町では身長およそ5メートル、体重およそ700キロの「鬼王丸(おにおうまる)」をシンボルに、「鬼のまちづくり」を実践中。本格的な鬼デザインでラッピングされた車両外観は、一度見たら忘れることができません。

また、車内ではスマホ用のARアプリに対応したサービスが提供されており、「鬼王丸」が観光ガイドをしてくれるほか、一緒に写真が撮れます。

怖いのが苦手な方もご安心を。愛媛県イメージアップキャラクター「みきゃん」との記念撮影も可能ですよ。


鬼列車

運行区間:窪川駅~宇和島駅

ポイント⑦ 生卵とタレがおいしさを引き立てる「宇和島鯛めし」


真鯛の生産量全国1位を誇る愛媛県にはさまざまな真鯛料理があります。そのなかでも特に知られている「鯛めし」は地域によって、食べ方がまったく異なるのが特徴です。

宇和島市を中心とした南予地方の「宇和島鯛めし」は、生卵入りのタレにつけたお刺身をご飯に載せていただくのに対して、松山市を中心とした中予~東予地方の「北条鯛めし」は丸ごと一尾の鯛をご飯と一緒に炊き込みます。

今回は、宇和島市で夕食をいただく行程なので、せっかくなら前者「宇和島鯛めし」を味わってみませんか。


宇和島鯛めし

住所 宇和島市内各飲食店
URL https://www.uwajima.org/restaurant/kyodoryori.html

<3日目>本物の車両に触れ、鉄道の学びを深める! 御城印を求めて城めぐり!


3日目
08:10発

松山駅 予讃線 特急「しおかぜ10号」 岡山駅行

09:08着

伊予西条(いよさいじょう)駅

  • ポイント⑧ 本物の車両をドーンと展示「四国鉄道文化館」
10:19発

伊予西条駅 予讃線 特急「しおかぜ12号」 岡山駅行

11:25着

丸亀駅

  • ポイント⑨ 石垣と木造天守が美しい「丸亀城」
14:15発

丸亀駅 予讃線 高松駅行

14:50着

高松駅

  • ポイント⑩ 瀬戸内海に面した水城跡「史跡高松城跡 玉藻(たまも)公園」
  • 乗車日によっては発着時刻が異なる場合があります。事前にご確認の上、お出かけください。

ポイント⑧ 貴重な試験車も屋外展示「四国鉄道文化館」


伊予西条駅から徒歩1分に位置する「四国鉄道文化館」は、さまざまな車両に触れられる鉄道スポットです。

南館と北館に分かれた館内には「0系新幹線」や「DF50形ディーゼル機関車」など、鉄道シーンを彩ってきた車両がドーンと展示されています。このうちDF50形は、準鉄道記念物に指定されています。また、屋外には、フリーゲージトレインの試験車が展示され、遠くからでもひと際目を引きます。

このほか、伊予西条駅周辺の情景を中心とした鉄道ジオラマ、四国の鉄道の歴史がわかるパネル展示など、鉄道への知見を深めるコーナーも十分に用意されています。


四国鉄道文化館

住所 愛媛県西条市大町798-1
問い合わせ先 0897-47-3855
時間 9:00~17:00(最終入館16:30)
定休日 水曜日(祝日の場合は、その翌日)
交通アクセス JR伊予西条駅から徒歩1分
値段 大人(高校生以上):300円、小中学生:100円、就学前児童:無料
URL https://s-trp.jp/index.html

ポイント⑨ 石垣と木造天守は必見! 「丸亀城」


丸亀城は、標高およそ66メートルの亀山に築かれた平山城です。見どころの一つである白亜の三重三階の木造天守は国の重要文化財にも指定。全国に現存する「木造天守十二城」の一つに数えられています。

また、「石垣の名城」とも表現され、上部で反り返る石垣の優美な曲線は、扇を開いたような形状から「扇の勾配」と呼ばれています。

最近では登城を証明する「御城印」が人気ですが、ここ丸亀城にもありますよ。初めて印を集める方向けに、オリジナルデザインの「丸亀城御城印帳」も用意されています。


丸亀城

住所 香川県丸亀市一番丁
問い合わせ先 0877-25-3881(丸亀城観光案内所)
時間 天守:9:00~16:30(最終入館16:00)、大手一の門:9:00~16:00
交通アクセス JR丸亀駅から徒歩約10分
値段 天守のみ、大人:200円、小人(小中学生):100円
URL https://www.marugame-castle.jp/

ポイント⑩ 日本有数の水城跡「史跡高松城跡 玉藻公園」


高松城は、1590年(天正18)に完成、「日本三大水城」の一つに数えられる水城です。お堀には、瀬戸内海の海水を引き込み、また瀬戸内海に面した北側には防波堤や船溜まりが設けられていました。

現在、城跡は玉藻公園として整備され、国の重要文化財の艮櫓(うしとらやぐら)、月見櫓、水手御門(みずてごもん)、渡櫓(わたりやぐら)、披雲閣(ひうんかく)、国指定名勝の披雲閣庭園などが見学できます。また、2022年には、高松空襲で焼失した桜御門が復元されました。

玉藻という名は、歌人、柿本人麻呂(かきもとのひとまろ)が、讃岐の枕詞として「玉藻よし」と詠み、一帯の海が「玉藻の浦」と呼ばれていたことによるとされています。

もちろん「御城印」もあるので、丸亀城とセットで入手しましょう!


史跡高松城跡 玉藻公園

住所 香川県高松市玉藻町2-1
問い合わせ先 087-851-1521
時間 西門:日の出~日没、東門:7:00~18:00(4~9月)、8:30~17:00(10~3月)
定休日 12月29日~12月31日
交通アクセス JR高松駅から徒歩5分
値段 大人(16歳以上):200円、小人(6歳以上16歳未満):100円、6歳未満:無料、1月1日~1月3日および5月5日は無料
URL http://www.takamatsujyo.com/index.htm

運賃料金参考(JR利用)

合計 21,760円
乗車券 小計 14,560円
高松~徳島(1,470円)、徳島~阿波池田~土佐山田(2,790円)、土佐山田~美良布(バス、550円)、美良布~土佐山田(バス、550円)、土佐山田~高知(360円)、高知~松丸(2,670円)、松丸~宇和島(460円)、宇和島~松山(1,830円)、松山~伊予西条(1,660円)、伊予西条~丸亀(1,660円)、丸亀~高松(560円)

自由席特急券 小計 7,200円
高松~徳島(1,200円)、阿波池田~土佐山田(1,200円)、高知~窪川 (1,200円)、宇和島~松山(1,200円)、松山~伊予西条(1,200円)、伊予西条~丸亀(1,200円)

四国フリーきっぷなら、5,320円もおトク!

  • 運賃・料金は1人分です。
  • 時期によって運賃・料金は異なります。
  • 列車の通常料金はきっぷの運賃です。交通系ICカードを使用した場合は運賃が異なります。
  • 今回のモデルルートで利用する路線の一例です。他の路線等を利用した場合や、乗り方によっては料金が異なります。

四国ならではの鉄道旅行体験、列車旅の面白さとは?

四国エリアといえば、さまざまな観光列車の運行がなされている点が大きな魅力です。

今回は、最初に徳島線で「藍よしのがわトロッコ」に乗車しましたが、四国エリアではこのほかに瀬戸大橋線「アンパンマントロッコ」、予土線「しまんトロッコ」と、トロッコ列車だけでも全3種類が運行しています。

また、予讃線「伊予灘ものがたり」、土讃線「四国まんなか千年ものがたり」、「四国土佐 時代の夜明けのものがたり」と、豪華な車内で非日常体験が味わえる列車も全3種類あり、特別な旅にもうってつけのエリアといえるでしょう。

さらに四国といえば、アンパンマンの生みの親、やなせたかし氏のふるさとでもあることから、特急列車や駅などでアンパンマンとその仲間たちに出会うことができます。いろいろなところに隠れているので、ぜひ見つけてみてくださいね!


著者紹介

蜂谷あす美

旅の文筆家。福井県福井市出身。慶應義塾大学卒業後、出版社勤務を経て、現在に至る。「旅は再訪のための下見」をモットーに、2015年1月にJR全線完乗。鉄道と旅を中心としたエッセイや紀行文などを数多く執筆しているほか、ご当地牛乳にほれ込み牛乳の連載も経験あり。最近はラジオをはじめ、トークでも活躍。著書『女性のための鉄道旅行入門』『もっとお得にきっぷを買うアドバイス50』(ともに天夢人)

オフィシャルHP
Twitter

  • 写真協力:香美市立やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム、森の国 ぽっぽ温泉、宇和島市シティプロモーション、四国鉄道文化館、一般財団法人丸亀市観光協会、玉藻公園管理事務所、交通新聞クリエイト、PIXTA
  • 文:蜂谷あす美
  • 掲載されているデータは2022年10月現在のものです。変更となる場合がありますので、お出かけの際には事前にご確認ください。
トレたび公式SNS
  • X
  • Fasebook