停車駅 | 上り |
釧路駅 | 11:05発 |
東釧路駅 | 11:12発 |
釧路湿原駅 | 11:38発 |
塘路駅 | 11:58発 |
茅沼駅 | 12:12発 |
標茶駅 | 12:35着 |
白銀の釧路湿原を1月〜3月限定で走るSL冬の湿原号の特徴や予約方法について、知りたい方も多いのではないでしょうか?
SL冬の湿原号は全席指定席のSLです。JRの予約システム「えきねっと」やJRのみどりの窓口、提携している旅行代理店経由で、乗車日1ヶ月前の午前10時から予約できる座席指定券を購入する必要があります。
ただし、SL冬の湿原号を間違いなく予約するためには、運行スケジュールや座席の特徴、列車のおすすめの座席について知っておく必要があるでしょう。
この記事を読むことで、SL冬の湿原号の予約方法や座席、車両の特徴を知って、さらには列車内のおすすめポイントについても知ることができますよ。
1.SL冬の湿原号の車両ごとの特徴
SL冬の湿原号は、1月〜3月の冬季限定運行で全席指定席の観光列車です。たんちょうカー・カフェカー・ストーブカーの3種類の車両からなる5両編成となっています。
この章では、SL冬の湿原号の車両タイプと特徴について紹介します。SL冬の湿原号の車両ごとの見どころや特徴について知りたい方は、参考にしてみてください。
1-1.SL冬の湿原号には3種類の車両がある
SL冬の湿原号には、以下の3つのタイプの車両があります。
ここでは、これらの車両の特徴について見ていきましょう。
1-1-1.たんちょうカー(1・5号車)
たんちょうカーは、2022・2023年度に新装リニューアルされた車両です。具体的には、タンチョウやエゾシカをモチーフとした装飾が座席シートにあしらわれています。
充電用スペースが1号車・5号車についているので充電がなくなっても安心です。また、下り列車限定で、5号車後方の窓から窓からSLの顔を写真撮影することもできます。
また、展望通路が車両の先頭に設置されており、木目調で落ち着く雰囲気の車内から釧路湿原の景色を大きな展望ガラスから眺めることができるのが特徴です。
座席は高床になっているボックス席とカウンター席の2種類で、ボックス席は机を隔てて2名ずつ座る席、カウンター席は窓向きで座る2名席となっています。
1-1-2.ストーブカー【カフェカー】(2号車)
カフェカーは、ノスタルジックな気持ちになれるだるまストーブに加え、車両後方部には車内販売を行うカフェスペースがあります。座席はボックス席で共通です。カフェスペースではお土産や軽食、スイーツなどを購入可能です。車内販売のスルメを焼くこともできます。
- ※写真はリニューアル前のものです。
1-1-3.ストーブカー(3・4号車)
3・4号車はストーブ車とも呼ばれています。その名の通り、車内にだるまストーブが設置された車両となっています。2号車とともに2022・2023年度に、エゾジカの角をイメージした荷棚や北海道産のタモ材を使用したテーブル・肘掛けが導入されました。ノスタルジックな雰囲気の車内が魅力です。座席はボックス席の1種類のみとなっています。
2.SL冬の湿原号の予約に必要な情報
SL冬の湿原号の予約に必要な情報は、以下の5点にまとめられます。
これらの基本情報を知って、列車を予約しましょう。
2-1.運行区間
SL冬の湿原号の運行区間は、釧路(くしろ)駅から標茶(しべちゃ)駅までのルートです。停車駅をまとめると、以下のようになっています。
- 上り:釧路駅→東釧路駅→釧路湿原駅→塘路(とうろ)駅→茅沼(かやぬま)駅→標茶駅
- 下り:標茶駅→茅沼駅→塘路駅→釧路湿原駅→東釧路駅→釧路駅
2-2.運行スケジュール
SL冬の湿原号は、1月〜3月の冬季に運行しています。時刻表は以下の通りです。
時刻表(上り)
時刻表(下り)
停車駅 | 下り |
標茶駅 | 14:00発 |
茅沼駅 | 14:25発 |
塘路駅 | 14:50発 |
釧路湿原駅 | 15:09発 |
東釧路駅 | 15:35発 |
釧路駅 | 15:42着 |
また、2024年12月現在、2024年度の運行日は以下の通りです。運行日は上り・下りで1往復します。
- 2025年1月:18日、19日、24~26日、31日
- 2025年2月:1日、2日、7~9日、11日、14~16日、21~24日、28日
- 2025年3月:1日、2日、7〜9日、13日〜16日、20日〜23日
2-3.料金体系
SL冬の湿原号の料金は、釧路駅〜標茶駅の片道乗車で乗車券が1,290円、座席指定券が1,680円の合計2,970円となっています。SL冬の湿原号は全席指定席なので、乗車するためには、座席指定券の購入が必須となる点に注意しましょう。
ちなみに、こどもは乗車券と座席指定券の料金が半額になります。
2-4.おすすめの座席
SL冬の湿原号でおすすめの座席は、1・5号車のたんちょうカーのカウンター席(D列)です。
大きな窓から釧路湿原の絶景を眺めながら、列車旅を満喫できます。ボックス席と比べると座席スペースは狭いですが、真正面を向いて景色を楽しめるのも魅力です。
2-5.予約方法
SL冬の湿原号を予約するためには、JRの予約システム「えきねっと」やJRのみどりの窓口、提携している旅行代理店経由で、乗車日1ヶ月前の午前10時から予約できます。
例年は予約販売していたランチボックスですが、2022年度の予定は未定です。JR北海道公式ホームページで最新情報を追いながら、ランチボックスについて確認しましょう。
3.SL冬の湿原号の見どころ
SL冬の湿原号の見どころは、車内から見える釧路湿原の景色や列車旅を彩る車内限定の軽食・ドリンクメニューです。この章では、車内から満喫できる景色とカフェメニューについてみていきましょう。
3-1.車窓からは釧路の大自然を満喫できる
SL冬の湿原号は車窓から見える釧路湿原の大自然が魅力です。白銀に輝く釧路湿原を釧路川に沿って走ります。
エゾシカやタンチョウ、キタキツネなど、動物に遭遇したら車内アナウンスで伝えてくれるので、思いもよらぬ動物との遭遇も楽しめるでしょう。加えて、釧路の歴史に関するアナウンスもあるので、釧路エリアの貴重な情報についても聞くことができますよ。
3-2.カフェカーで軽食を楽しめる
カフェカー(2号車)では、軽食やドリンクを注文できる販売スペースがあります。具体的には、寒い時期に嬉しいSLオリジナルブレンドコーヒー、大人向けにクラフトビールDOTO・サッポロクラシック・日本酒のツカサカップも用意されています。
その他には車内のだるまストーブで焼くスルメやししゃも、丹頂鶴の卵、2層のSLプリンなども。列車旅にぴったりな軽食やドリンクを車内で購入できるのが嬉しいポイントです。
4.まとめ
この記事では、SL冬の湿原号の車両の特徴や予約に必要な5つの基本情報、列車の見どころについて解説しました。
SL冬の湿原号は全席指定席で、JRの予約システム「えきねっと」やJRのみどりの窓口、提携している旅行代理店で、乗車日1ヶ月前の午前10時から座席指定券を購入できます。
2022・2023年度にリニューアルされたたんちょうカーのカウンター席(D列)を予約すれば、釧路湿原の景色をより一層楽しめるのでおすすめです。
SL冬の湿原号の予約に必要な情報をきちんとおさえて、列車旅を充実させてみてはいかがでしょうか?