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2023.01.20鉄道東海道・山陽新幹線の新型車両N700Sの予約方法とは?運行区間や日程、特徴について解説

13年ぶりにフルモデルチェンジされた東海道・山陽新幹線の新型車両N700S。その特徴や予約に必要な情報を知りたいという方もいるのではないでしょうか?

N700Sは、事前に確認できる「毎日」と当日の朝に確認できる「本日」の運行タイムスケジュールが公開されています。窓口などでのきっぷ購入も可能ですが、確実に乗車するためにはネット予約システム「スマートEX」で、乗車日1ヶ月前の朝10時以降に事前予約するのがおすすめです。

しかし、具体的な新幹線の特徴や予約に必要な情報について知らず、それらを把握してから予約したいという方も多いでしょう。

この記事を読むことで、N700Sの進化したポイントや予約関連の情報を知った上で、不安や悩みなく予約できますよ。

1.新型新幹線N700Sの車内の特徴

N700Sは、13年ぶりにフルモデルチェンジされた16両編成の東海道・山陽新幹線の新型車両です。安全性や快適性、環境性能を兼ね備えた車両となっています。

この章では、新型新幹線であるN700Sの車内の特徴について見ていきましょう。


1-1.快適で便利な2種類の車両がある


N700Sには、普通車と、さらに快適・便利なグリーン車の2種類の車両があります。モデルチェンジによって車両全体が明るく、列車案内表示がフルカラーに変更されました。

また、空間を広く感じるデザインや全座席に搭載されたコンセント、背もたれを倒すとそれに連動して座面が下がり、よりリラックスした姿勢でリクライニングできるようになった座席などが大きな特徴です。

この章では、快適になったN700Sの普通車と、さらに快適・便利なグリーン車の特徴を見ていきましょう。

1-1-1.普通車


N700Sの普通車は、機能的な座席と快適な空間が特徴です。具体的には、以下のポイントが挙げられます。

  • 背もたれと座面が連動して動く使いやすいリクライニング機能
  • ひじかけにはモバイル用のコンセントが備え付けられている
  • 編成によっては車椅子用のスペースが6席分ある

機能的な座席と車椅子利用の方に嬉しい空間作りが魅力です。また、一部指定席には荷物用のスペースがあり、座席と一緒に事前予約することで利用できます。


1-1-2.グリーン車


N700Sのグリーン車は、ゆとりのある空間と落ち着ける個人スペースが特徴です。具体的には、以下のポイントが挙げられます。

  • リクライニングの角度・動作時間を追求した座り心地のいい座席
  • 読書灯が付いており、手元で作業をするのにもピッタリ
  • 足元の空間が広くなり、大型化したフットレストを使える

長時間座っていても疲れず、リラックスできる座席と広々とした空間が魅力的です。


2.N700Sの予約時に必要な情報

N700Sの予約時には、以下の情報について知っておくことが大切です。

この章では、N700Sの予約時に必要となる情報について見ていきましょう。

2-1.運行区間

N700Sの運行区間は、以下の通りです。

  • のぞみ:東京駅-名古屋駅-新大阪駅-博多駅
  • ひかり:東京駅-名古屋駅-新大阪駅-岡山駅
  • こだま:東京駅-名古屋駅-新大阪駅

のぞみ号は東京駅から新大阪駅・博多駅までの区間、ひかり号は東京駅から新大阪駅・岡山駅までの区間、こだま号は東京駅から新大阪駅までの区間で運行していることがわかります。

  • 陽新幹線区間のみ運行するN700Sもあります。

2-2.運行スケジュール

N700Sの運行スケジュールは「毎日運行する予定の列車」、当日の朝更新される「本日運行する予定の列車」などの運行予定表によって確認できます。

東京駅から新大阪駅までの運行スケジュールの一例を挙げると以下の通りです。

【毎日運行する予定の列車】

  • のぞみ

停車駅 東京駅 名古屋駅 新大阪駅
のぞみ207号
(下り)
8:00発 9:39着
9:41発
10:30着
のぞみ213号
(下り)
9:00発 10:39着
10:41発
11:30着
停車駅 新大阪駅 名古屋駅 東京駅
のぞみ204号
(上り)
6:15発 7:03着
7:04発
8:39着
のぞみ210号
(上り)
7:39発 8:28着
8:29発
10:06着

  • ひかり・こだま

停車駅 東京駅 名古屋駅 新大阪駅
こだま703号
(下り)
6:57発 9:37着
9:43発
10:51着
ひかり633号
(下り)
7:33発 9:14着
9:19発
10:27着
停車駅 新大阪駅 名古屋駅 東京駅
ひかり648号
(上り)
11:18発 12:25着
12:31発
14:12着
こだま724号
(上り)
11:54発 13:02着
13:08発
15:48着

【列車の種類と行き先ごとの運行本数】

  • のぞみ(下り):5本
  • のぞみ(上り):4本
  • ひかり(下り):1本
  • ひかり(上り):2本
  • こだま(下り):3本
  • こだま(上り):3本
  • 2023年1月現在

乗車券や指定席券を事前購入する場合は「毎日運行する予定の列車」を、当日の朝に購入する場合は「本日運行する予定の列車」を確認してみましょう。

2-3.運賃

N700Sの運賃は、乗車する座席の種類や区間によって変わります。乗車券と特急券を購入する必要があります。具体的には、以下のような料金体系です(通常期)。

乗車券 特急券 合計金額
のぞみ207号
(東京駅-新大阪駅)
共通8,910円 自由席:4,960円
指定席:5,810円
グリーン車:10,680円
自由席:13,870円
指定席:14,720円
グリーン車:19,590円
のぞみ207号
(東京駅-名古屋駅)
共通6,380円 自由席:4,180円
指定席:4,920円
グリーン車:8,580円
自由席:10,560円
指定席:11,300円
グリーン車:14,960円

区間や座席の種類によって運賃が変わる点が注意です。また、指定席料金は繁忙期・閑散期で200円ずつ変わります。区間や座席の種類ごとの詳しい運賃について知りたい方は、「JR東海のアクセス検索」から検索して確認してみましょう。

2-4.予約方法

N700Sの予約は、乗車日の1ヶ月前の午前10時からスタートします。

駅構内に設置されているきっぷうりばや券売機だけでなく、カンタンな予約&チケットレスサービスである「スマートEX」も活用できます。

「スマートEX」で予約をする場合、交通系ICカードをかざすだけで乗車可能で、乗車日まで何度でも手数料無料で変更が可能です。

また、200円引き(自由席を除く)でお得にチケットを購入できるのが特徴だといえます。


3.N700Sの進化ポイント

N700Sの具体的な進化ポイントは以下の通りです。

この章では、これらの魅力的なポイントについて見ていきましょう。

3-1.車両の安全性を高めるシステム


N700Sには、「台車振動検知システム」「空気ばね圧力検知システム」「台車温度検知システム」などの事故防止システムが備わっています。

運転中に取得されたデータは分析センターに送られ、専門スタッフが24時間体制で監視しており、事故の発生リスクがとても低いシステムです。

3-2.車内の内装や快適さが充実

N700Sの車内は広々としたデザインや各座席に付属しているコンセント、以前の車両よりもゆったりとリクライニングできる座席など、広々と快適な造りが魅力だといえます。

3-3.停電時にも稼働できる車両

N700Sには、大容量のリチウムイオンバッテリーが搭載されており、災害などによる停電時にも自走できます。災害大国の日本でも、車両が安全な場所まで走行してくれるのは、とても安心できるポイントだといえるでしょう。

4.まとめ

この記事では、フルモデルチェンジした東海道・山陽新幹線の新型車両N700Sの特徴や予約に必要な情報、進化したポイントについて解説しました。

N700Sは乗車日の1ヶ月前の朝10時以降に予約できます。駅構内のきっぷうりばや券売機を利用する方法もありますが、おすすめの予約方法は、予約システム「スマートEXサービス」を活用して、チケットレスでお得に乗車券と特急券を購入することです。

安心・快適なN700Sの車両の特徴や予約方法を把握して、列車旅を充実させましょう。

「N700S」公式サイトはこちら
(JR東海)

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