トレたび JRグループ協力

2025.04.01鉄道「A列車で行こう」の乗り方は? 車両の特徴や予約方法、楽しむポイントをご紹介

特急「A列車で行こう」は、鹿児島本線熊本駅と三角(みすみ)線三角駅を結ぶ2両編成の観光列車です。シックで大人向けの車内が特徴で、クラシック音楽を聴きながら、優雅に熊本産の食事メニューを楽しめます。読者のなかには、A列車で行こうの魅力や限定食事メニュー、予約方法について知りたいという方は多いでしょう。

A列車で行こうは全席指定席で、1号車は縦に2列・2列のシート席、2号車はシート席とボックスシートです。1号車にはバーやソファー付きのフリースペース、2号車にはキッズ向けのシートがあるフリースペースがあります。

A列車で行こうの列車旅を計画する前に、まずは車内の特徴や運転ルート、運転日・時刻表、乗車料金、予約方法、楽しむポイントについてくわしく知っておきたいですよね。

この記事を読めば、A列車で行こうの乗り方や楽しみ方を理解したうえで予約することができます。A列車で行こうの乗り方・楽しみ方をリサーチしていて利用を検討している方は必見です。

1.大人向けのレトロな観光列車「A列車で行こう」の車両の特徴

A列車で行こうは、熊本駅〜三角駅を結ぶ大人向けのレトロな観光列車です。16世紀から伝来した南蛮文化をイメージしたヨーロッパ風の内装や大人の旅をコンセプトとした落ち着いた空間、ジャズが流れる車内で、ゆったりとアルコールが楽しめます。

この章では、各車両ごとの特徴と見どころについてチェックしましょう。

1-1.1号車はシックな空間でバーとフリースペースがある


ソファー(フリースペース)

1号車は落ち着いた雰囲気の明るめの座席が2列・2列で配置され、大人な雰囲気が漂うバーカウンターでは厳選されたハイボールや天草塩のキャラメルポップコーン、柑橘系を5種類ブレンドしたゼリーなどが楽しめます。ゆったり広々としたフリースペースのソファーも配置されているので、ソファーに座って購入した食べ物をいただくのもおすすめです。

1-2.2号車はキッズ向けのチェアとボックス席がある


ベンチシートとキッズチェア(フリースペース)

2号車も落ち着いた雰囲気でありながら1号車の座席とはまた異なるデザイン。3〜4名向けのボックスシートもあり、座席の向きを変えて対面の4人席としても楽しめます。大型テーブルが付いているため、食べ物や飲み物をいただきながらゆったりできるのが魅力です。

キッズチェア付きのフリースペースもあり、親子でも楽しめるつくりとなっています。

2.A列車で行こうの予約に必要な4つの基本情報

A列車で行こうを予約するためには、以下の4つの情報を確認しておく必要があります。

この章では、A列車で行こうの予約に必要な基本情報を見ていきましょう。

2-1.主な運転区間

A列車で行こうの運転区間は、鹿児島本線熊本駅〜三角線三角駅です。

2-2.時刻表・運転日

2025年3月時点で判明しているA列車で行こうの運転日と時刻表は以下のとおりです。

運転日
3月 20〜31日
4月 1〜6,12,13,19,20,26〜30日
5月 1〜6,10,11,17,18,24,25,31日
6月 1,7,8,14,15,21,22,28,29日
停車駅(下り) 1号 3号
熊本駅 10:21発 13:06発
宇土駅 10:31発 13:17発
三角駅 11:29着 14:09着
停車駅(上り) 2号 4号
三角駅 11:58発 16:35発
宇土駅 12:26発 17:03発
熊本駅 12:37着 17:13着

2-3.料金体系

A列車で行こうの料金体系は以下のとおりです。

区間 乗車券 特急券 合計
熊本駅〜三角駅 大人  760円
子ども 380円
大人 1,780円
子ども 890円
大人  2,540円
子ども 1,270円
熊本駅〜宇土駅 大人  280円
子ども 140円
大人 1,530円
子ども 760円
大人 1,810円
子ども 900円

2025年4月1日からは熊本駅〜三角駅間の料金が2,650円に値上げされます。また、特急料金は乗車日によって前後するため、詳しい料金体系は「ネット予約」で確認しましょう。

2-4.乗車方法

A列車で行こうは全席指定席です。JR九州の予約システム「ネット予約」やJR西日本の予約システム「e5489」、JRのみどりの窓口、主な旅行代理店で乗車日1カ月前の午前10時から予約できます。

3.A列車で行こうの3つの楽しみ方

A列車で行こうの列車旅をもっと楽しむなら、以下の3つのポイントをおさえましょう。

ここでは、知っておくべき楽しみ方をチェックしてみてはいかがでしょうか?

3-1.熊本&天草のフード・ドリンク

A列車で行こうの車内では、以下のようなメニューを楽しめます。

  • ハイボール・Aハイボール(デコポン):600円
  • Aセレクトハイボール:700円
  • デコポンストレート:350円
  • プレミアムボトル焼酎:3,300円
  • 天草大王燻製:650円
  • 黒糖くるみ:500円
  • 天草塩キャラメル:400円
  • 立体キーホルダー:750円
  • A列車オリジナルタオル:1,500円

飲み物や食べ物だけでなく、A列車限定グッズも購入できるのが魅力です。

3-2.車窓からの見どころ

A列車で行こうは、乗車中に以下のような見どころがあります。

熊本駅:在来線の車両基地を見られる
熊本駅〜宇土駅:有明海へとつながる白川を渡る
宇土駅〜網田駅:金峰山と言われるカルデラ式火山を一望
宇土駅〜網田駅:満潮時に通ると電柱が海につかる長部田海床路
網田駅〜三角駅:車窓から有明海が広がる

3-3.お得なセット乗車券

A列車で行こうは、以下のお得なセット乗車券でも乗車できます。

  • 福岡市内〜松島駅(往復):大人 12,560円、子ども 6,280円
  • 熊本市内〜松島駅(往復):大人 3,440円、子ども 1,720円
  • 記載している値段は4月1日購入分からです

福岡または熊本市内から三角駅までのJR券と、三角港と松島を結ぶシークルーズも利用できるおトクなセット乗車券です。また、別途指定席特急料金が必要になる点に注意です。

4.まとめ


この記事では、大人の旅をコンセプトとしたA列車で行こうの特徴や予約に必要な4つの情報、列車旅をもっと楽しむための3つのポイントをご紹介しました。

A列車で行こうは、全席指定席で2両編成の観光列車です。熊本駅から三角駅を結び、有明海や天草諸島の自然を展望しながら、クラシック音楽とお酒を楽しめます。

座席の予約はJR九州の予約システム「ネット予約」やJR西日本のe5489、JRのみどりの窓口、主な旅行代理店にて、乗車日1カ月前の午前10時から予約できます。

A列車で行こうの予約に必要な情報と楽しみ方を確認して、列車旅を満喫しましょう。


A列車で行こうの公式サイトはこちら


A列車で行こうの車両についてはこちら!

A列車で行こう―ジャズのスタンダード・ナンバーが列車名の由来。お洒落な外観&インテリアを号車ごとに解説(THE列車)

デザインのテーマは「16世紀の天草に伝わった南蛮文化」。細部まで豪華に装飾されたステキな観光特急列車が、鹿児島本線熊本駅と三角(みすみ)線三角駅を結ぶ「A列車で行こう」です。
≫≫詳しくはこちら


そのほかの列車の予約方法などはこちらをチェック!

JRの列車の予約方法とは?新幹線・特急・観光列車・寝台列車に乗ろう!
 

「特急に乗りたいけど、どうやって切符を予約すればいいのか分からない」「新幹線の料金ってどれくらいかかるの?」「観光列車の乗り方って、他と違うの?」と、鉄道旅行を計画する際に疑問に感じることも多いはず。
そこでトレたびでは、新幹線や特急、観光列車ごとにそれぞれの予約方法や乗り方、料金などを解説しています。
≫≫詳しくはこちら

  • 写真:交通新聞クリエイト
  • 掲載されているデータは2025年3月1日現在のものです。変更となる場合がありますので、お出かけの際には事前にご確認ください。
トレたび公式SNS
  • X
  • Facebook
  • Instagram