2022.07.01鉄道岡山で乗りたいユニーク列車7選! SAKU美SAKU楽やラ・マル・ド・ボァなど注目の列車たちを紹介
新しい観光列車から路面電車まで
岡山駅から東西南北に路線が伸びている岡山の鉄道。近年では多くの路線で観光列車が人気を集め、さらに鉄道を深掘りする資料館や廃線跡を活用したスポットなども登場している。
奇しくも2022年は日本で鉄道が開業してから150年、そして山陽新幹線岡山開業から50年の年。この節目の年に岡山の魅力をさらに楽しむ鉄道の旅へ出かけよう。
SAKU美SAKU楽(さくびさくら)
美作三湯(みまさかさんとう)へ行くなら
2022年7月、JR津山線にデビューの観光列車。県北部に桜の名所が多いことにちなんだ、華やかなピンクがベースデザインの車両を使用。車内アテンダントが沿線案内などを行ない、旅の気分を盛り上げる。岡山の食材を活用したオリジナル弁当やスイーツ、沿線にある建部町のおみやげ品がプレゼントされる。
列車情報
運転日 | 土・日曜 |
---|---|
運転区間 | 岡山駅~津山駅 |
運転時刻 |
【SAKU美SAKU楽2号】 岡山駅 10:50発 津山駅 12:28着 【SAKU美SAKU楽1号】 津山駅 12:58発 岡山駅 14:30着 |
備考 | 2023年8月~11月の土・日曜、11月24日(金)運転 |
「SAKU美SAKU楽」についてもっとくわしく
ノスタルジー
懐かしい国鉄カラーを再現
キハ40・47系を改造し、国鉄時代の懐かしいカラーリングを復刻。車内も当時の内容を再現している。通常は普通列車や快速列車としてJR津山線を中心に運転されるほか、イベント向けの臨時列車としても使用されている。
La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)
せとうちを走るアートな観光列車
2016年に運転を開始した観光列車。「La Malle de Bois」とはフランス語で木製の旅行カバンの意味。瀬戸内国際芸術祭総合ディレクターでもある北川フラム氏がデザイン監修した車体は、列車名のとおりに旅行カバンをイメージしたデザイン。車内では岡山ばら寿司やスイーツ、バッグ、マスキングテープなどが販売される。
SETOUCHI TRAIN
キュートなラッピング列車
岡山県内を中心に運行される115系電車の車体を、デザイナー鈴木マサル氏が制作した、瀬戸内と島々が織り成す多島美をあしらったデザインにラッピング。車内では沿線の物産品の情報などを発信。通常は普通列車としてJR山陽本線や赤穂線など岡山・備後エリアで運行されている。
井原鉄道
スタートレインやアート列車に注目
総社駅起点とし、旧山陽道の宿場町・矢掛町、星空とデニムの町・井原市などを通り、広島県福山市の神辺駅とを結ぶ。近年は「スタートレイン」「アート列車」などが登場し、人気を集めている。「スタートレイン」は岡山の美しい星空のイメージを車内外でアピールし、「アート列車」は倉敷の大原美術館とコラボし、所蔵作品を車内外にラッピングしている。
列車情報
運転日 | 一般車両と同様に運転(運転日・時刻はホームページ・SNSで案内) |
---|---|
運転区間 | 総社駅~神辺駅 |
岡山電気軌道
岡山市中心部を走る路面電車
岡山駅前を起点に2路線を運行しており、岡山後楽園や岡山城へのアクセスにも便利。運賃は100円区間と140円区間があり、全国の主要交通系ICカードが利用できるほか、お得な1日乗車券400円もある。大人気の「チャギントン電車」の予約乗車券はローソンチケットで販売。
水島臨海鉄道
懐かしの車両が倉敷を走る
JR倉敷駅に隣接した倉敷市駅と水島臨海工業地帯を結び、通勤通学の足となるほか、貨物輸送も行なっている。2021年には国鉄時代に製造された車両を、クラウドファンディングなどで資金を集めリニューアル。平日に一般列車として運転するほか、イベントの開催やグッズ販売も行なうなど、鉄道ファンや地域の人々に注目されている。
列車情報
運転日 | 平日(時刻はホームページで案内) |
---|---|
運転区間 | 倉敷市駅~水島駅・三菱自工前駅 |