『JR時刻表』で読者の皆さんの「理想の旅程」を大募集!
『JR時刻表』では、読者の皆さんの「理想の旅程」を募る【声に出して読みたくなる!夢の列車旅 JR時刻表「理想の旅程」コンテスト】を実施中(募集期間:2024年4月19日~7月31日)。
『JR時刻表』の連載「みんなの時刻表」でおなじみの時刻表編集部員・JR線担当の草薙と女川も、それぞれの「理想の旅程」を作成してみました。二人が思い描く夢の列車旅とは……?
草薙と女川の「理想の旅程」は、この記事内からダウンロードもできます!(閲覧のみ)
この二人が旅程を披露!
点在する現存天守閣を一気にめぐる! 編集部員・草薙の「理想の旅程」
旅程の内容の簡単な説明:旅行は思い立っても、なかなか行けないのが実情。特に各地に行きたい場所が散在しているとなおさらです。城めぐり好きの「理想の旅程」として、全国に点在する現存12天守閣を一気に訪れよう、という無謀? な旅程を組んでみました。乗り継ぎはもちろん、実際に城を見学する時間や食事・宿泊もしっかり考慮しています!
旅程に必要な日数:7日間
使用した『JR時刻表』:2024年5月号
草薙 日本100名城を残りわずかで全城制覇するくらいの城好きなので、12の現存天守を一度にすべてめぐる旅を計画してみました。この12城はすべて別々の機会に行ったことがあるのですが、列車旅を楽しみながら一気にめぐれたらいいなと……!
――旅程で大事にしたポイントは?
草薙 城が目的なので、城を見る時間をたっぷり確保するのが最重要です! 「理想の旅程」なのでゆとりをもって、余った時間は周辺の街も歩きたいし、ご当地名物も味わいたい。鉄道好きでも城に興味がなければ、なかなか降りる機会がないような場所もあるので。
――いろいろな列車に乗る旅程です。
草薙 北から南へ、できる限り一筆書きになるように考えました。各地の特急列車に乗ると、普段生活している首都圏近郊との列車の違いも感じられて楽しいんです。乗ったことがない路線や列車にも乗りたくて、北陸新幹線の延伸区間や、高知を走る〔しまんトロッコ〕も組み込みました!
初めての一人旅を現在の時刻で再現する。編集部員・女川の「理想の旅程」
旅程の内容の簡単な説明:1997年の3月、中学を卒業して高校へ上がるタイミングで、初めて泊りがけで実行した一人旅を現在のダイヤに置き換えて再現しました。27年前と現在ではダイヤはもちろん、路線や列車も改廃がたくさんありますが、できるだけ当時と似た乗り継ぎにしてみました。1997年の旅の主目的は信越本線の横川~軽井沢間と、南部縦貫鉄道に乗ること。寝台特急への乗車も初めてで、何もかもが新鮮でした。
旅程に必要な日数:4日間
使用した『JR時刻表』:2024年5月号
女川 私は1997年に行った初めての泊りがけの一人旅を、現在の時刻表に記載されている路線や時刻に置き換えて再現してみました。一部経路の詳細を忘れてしまった箇所もありましたが、思った以上に再現できた気がします。
――初めての旅が「理想の旅程」だとは!
女川 今は私鉄も含めて完全乗車を達成してしまったくらいたくさん旅に出ているのですが、たくさん行き過ぎて一つ一つの旅を細かくは覚えていないんです(笑)。でも、この旅は何もかもが新鮮で、印象深くて。
――1997年の旅では「峠の釜めし」を食べたとありますね。
女川 もちろん今回の旅でも食べます! ただ1997年の旅は、列車のことは覚えていても、ほかに何を食べたかなどは全然覚えていないんです。「理想の旅程」では、米沢で駅弁を買ったり、甲府でほうとうを食べたり、盛岡で冷麺を食べたりしたいですね……!
条件に縛られない!「理想の旅程」を計画する楽しみ
――理想のかたちは、本当に人それぞれですね。「理想の旅程」を作る楽しみとは?
女川 体力、お金、時間。「理想の旅程」なので、それらすべてを気にしないで考えられるのがいいですね。実際に旅に出ようとなったらきっぷが取れるか取れないかも心配ですが、それすらも考えずに計画できるのが楽しいです。
草薙 社会人が実際に旅程を考えるときは「どれくらい休みが取れるのか?」がまず条件になってしまいますが、そういう制限もなしで考えられる。まずは机上旅行を楽しみながら計画して、いつか実際に行けたら最高ですね。
声に出して読みたくなる!夢の列車旅 JR時刻表「理想の旅程」コンテスト
- ※構成・撮影=編集部