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2023.10.13旅行東京から熱海への便利な行き方は? 時間・料金、きっぷの買い方を紹介

熱海へ行くなら、やっぱり鉄道が便利!

日本有数の温泉地・熱海は都心から程近く、気軽に訪れることができるのが魅力です。思い立ったらすぐにおでかけできるよう、事前に最適な行き方がわかっていれば安心ですね。

東京から行くなら、時間が読める鉄道を使うのがおすすめです。東京駅から熱海駅に鉄道で行く場合、大きく3つの手段があります。
新幹線だと約40分で到着でき、3,740円(自由席)かかります。JR在来線だと約1時間45分で到着でき、1,980円かかります。また、特急「踊り子」・「サフィール踊り子」では充実した車内設備で楽しく快適に移動できます。

「時間」「料金」または「車内での過ごし方」のどれを重視するかによって、選ぶ移動手段が異なります。そこで、トレたび編集室がおすすめする鉄道を利用した熱海へのアクセス方法やきっぷの購入方法を徹底解説。あなたにピッタリな行き方が見つかります。
温泉以外にも見どころがいっぱいの熱海。この記事を読んで、さっそくおでかけしてみましょう!

東京から熱海へのアクセス

東京から熱海に向かうなら「新幹線」「JR在来線」、特急「踊り子」・「サフィール踊り子」などを利用するのが一般的です。
どの移動手段にも長所と短所がありますので、自分の目的に合ったものを選ぶことが大切です。それでは、詳しく見ていきましょう。

早く行くなら新幹線がベスト

東京から熱海へ一番早く到着できるのは東海道新幹線で、所要時間は東京駅から約40~50分となります。
新幹線を使う行き方について、乗るべき列車と料金について以下をチェックしましょう。


東海道新幹線(N700A) 東海道新幹線(N700A)

乗るのは「ひかり」か「こだま」。「ひかり」は熱海駅に停まらないこともある

東京駅から発着している東海道新幹線で、熱海駅に停まるのは「ひかり」か「こだま」。「ひかり」で約40分、「こだま」で約50分と、あっという間に熱海駅に到着します。「ひかり」の方が早く着きますが、熱海駅に停車しないことも多いので注意が必要です。

東京駅から「ひかり」「こだま」に乗る際は、まず「東海道・山陽新幹線」の改札口から入ります。オレンジ色の新幹線マークが目印です。「東北・山形・秋田・北海道・上越・北陸新幹線」の改札口もあるので気を付けましょう。

料金

東京駅から熱海駅までの料金は以下のとおりです(通常期)。
・自由席…3,740円(乗車券1,980円、特別料金1,760円)
・指定席…4,270円(乗車券1,980円、特別料金2,290円)

料金は他の移動手段と比較すると高くなりますが、スピードを重視するなら新幹線がベストの選択肢。日帰り旅行などでも、現地での滞在時間を十分確保できます。あっという間に到着するので、車内で駅弁を食べたり、車窓からの景色を楽しんだりと、鉄道旅を楽しみたい方には少し物足りないかもしれませんね。

安く行くならJR在来線

新幹線を使わずに東京駅から熱海駅に向かうなら、JR在来線の東海道線が選択肢の一つです。
そのルートと所要時間、料金を詳しく見ていきましょう。


東海道線を走るE233系 東海道線を走るE233系

所要時間は約1時間45分。グリーン車も活用しよう

東海道線に乗ると、東京駅から約1時間45分で熱海駅に着きます。
乗車時間が長いので、いつもと同じ普通車だと乗り心地が気になりますよね。そんな方におすすめしたいのが、普通列車グリーン車。

普通列車グリーン車は、普通車よりグレードが高い特別車両で、座席も2列シートで普通車よりもゆったりと座ってくつろげるように設計されています。ただし、普通列車グリーン車は指定席ではないため、別途料金を支払って乗車しても必ず座れる訳ではないので、その点は注意が必要です。

なお、東海道線の快速列車として運行していた「快速アクティー」は2023年3月に運行終了しています。

料金

東海道線を利用した場合、東京駅から熱海駅までの料金は1,980円です。時間はかかりますが、リーズナブルに移動することを優先するならおすすめです。乗車するときは、交通系ICカードで改札を通るか、当日に券売機で乗車区間の乗車券を購入しましょう。

先ほどご紹介したグリーン車は、運賃以外に別途料金が発生します。東京~熱海間のグリーン券料金は、以下のとおりです。
・事前料金…平日1,000円/ホリデー800円
・車内料金…平日1,260円/ホリデー1,060円
乗車してから車内でグリーン券を購入することもできますが、少し割高になります。乗車前に購入すれば普通乗車券と合わせて、土・日・祝日なら片道2,780円、往復5,560円でグリーン車に乗ることができます。


普通列車グリーン車についてもっとくわしく

普通列車「グリーン車」とは? 指定席との違い・料金や乗り方など徹底解説!

車内を楽しむなら特急「踊り子」・「サフィール踊り子」

熱海への鉄道旅といえば、忘れてはならのが特急「踊り子」。現在、E257系の「踊り子」とE261系の「サフィール踊り子」の2種類で運行しています。


サフィール踊り子(E261系) サフィール踊り子(E261系)

特急「踊り子」・「サフィール踊り子」の違いは?

特急「踊り子」は2021年に運転開始40周年を迎えた歴史ある特急列車で、多くの人から親しまれています。「サフィール踊り子」は上質・高級で優雅な伊豆の旅が楽しめる観光特急として2020年にデビューし、その特徴はすべての座席がグリーン席ということです。
所要時間にも違いがあり、特急「踊り子」だと東京駅から熱海駅まで約1時間40分、「サフィール踊り子」だと約1時間20分となっています。

料金

特急「踊り子」の料金は3,560円(指定席)、グリーン車だと5,830円になります。「サフィール踊り子」の料金は一番リーズナブルな席でも6,640円(通常期)とやや高めですが、車内の快適さはお墨付きです。

特急「踊り子」を利用すれば車内で駅弁を楽しんだり、到着後の観光プランを検討したりと、ゆったりと鉄道旅を楽しむことができます。さらに、移動時間を特別な体験にしたいという方は「サフィール踊り子」にぜひ乗車してみてくださいね。


「サフィール踊り子」についてもっとくわしく

サフィール踊り子の予約方法は? 個室の取り方や料金、時刻表などを紹介

東京駅~熱海駅の新幹線・特急列車のきっぷの買い方

それぞれの所要時間、料金などがわかったところで、新幹線のきっぷの買い方を確認しましょう。
新幹線を初めて利用する方、慣れていない方は、まずはJR駅窓口(みどりの窓口・きっぷうりば)で購入することをおすすめします。乗りたい列車、乗車駅と降車駅、乗車日、出発時間や到着時間などを伝えると、係員がそれに合った列車の空席状況を調べてくれます。

ただし、駅窓口では順番待ちをしなければならならないこともあるため、今回はスムーズにきっぷを購入できる「指定席券売機」と「インターネット予約」の2つについて詳しくみていきます。

指定席券売機


ホームにある指定席券売機(イメージ) ホームにある指定席券売機(イメージ)

画面の案内に従って、乗車したい列車や日時を指定していくと、乗車券や特急券を購入することができます。また、指定席券売機の近くに係員がいるときは、操作などでわからないことなどがあれば聞いてみましょう。

最初は操作に戸惑うかもしれませんが、駅窓口に行列ができていても、指定席券売機なら比較的空いていることが多く、これはやはり大きなメリット。まずは一度、落ち着いてトライしてみる価値あり、です。

インターネット予約

乗車前に焦らず、自分のタイミングできっぷを手配したい人におすすめなのが、インターネット予約。
JR各社では、便利なインターネット予約サービスを提供しています。使い方は各サイトによって異なりますが、一度会員登録をしてしまえば簡単に予約が可能です。


列車と一緒に宿やレンタカーを予約できたり、ネット予約限定の割引価格のきっぷが購入できたりする場合も。そのほか、チケットレスサービスやポイント還元など、利用者にとってメリットが多い点は見逃せません。きっぷの購入する際に、一番おすすめの方法です。


きっぷの買い方についてもっとくわしく

列車の乗り方 基礎講座 ~きっぷの種類、買い方【購入方法編】~

熱海駅周辺のみどころ

それではさっそく、きっぷを購入しておでかけしてみましょう!熱海には、温泉のほかにも見どころがいっぱいです。


熱海サンビーチ


熱海サンビーチ

夏は海水浴場として、ファミリーやカップルにも人気のビーチです。青い海と白い砂浜、立ち並ぶホテル郡、ヤシの並木通りを眺めながらのお散歩もおすすめ。夜になるとビーチのライトアップも毎日行われ、幻想的な景色が楽しめます。

熱海海上花火大会


熱海海上花火大会

夏だけではなく年間を通して10回以上も開催されている熱海名物の花火大会です。熱海湾で打ち上げる花火は音響効果抜群。夜空に広がる花火や、水面に映る花火、そして、フィナーレを飾る「大空中ナイアガラ」の美しさは必見です。

貫一・お宮の像


貫一・お宮の像

明治時代から多くの文豪たちが居を構えた熱海。尾崎紅葉の小説「金色夜叉」の主人公貫一とお宮の像が海岸の国道沿いにあり、写真スポットとして多くの人が訪れます。熱海を一躍有名にした文学作品に触れてみては。

まとめ

東京から熱海へ行く場合、スピードを重視するなら新幹線がベストの選択肢です。約40分で到着でき、3,740円(自由席)かかります。

JR在来線だと約1時間45分で到着でき、1,980円かかります。安く行くならJR在来線がおすすめです。また、特急踊り子・サフィール踊り子では移動中の車内も楽しめます。

新幹線や特急列車のきっぷを購入する際にはぜひ、「指定席券売機」と「インターネット予約」を利用してみてください。

  • トレたび編集室/編
  • 掲載されているデータは2023年10月現在のものです
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