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2018.08.03旅行この路線で行こう! 山口編 山陰本線の旅

日本海沿いを走る山陰本線はオーシャンビューの連続。変化に富んだ海岸美を満喫しよう

山陰地方の日本海沿いを走る山陰本線は、車窓から海の絶景が楽しめる路線。
なかでも北長門(きたながと)海岸国定公園内は約90キロメートルにわたって複雑な海岸線が広がり、奇岩や断崖絶壁など変化に富んだ景観が続く。陽光を浴びてキラキラと輝く日本海の大パノラマに、思わず見とれてしまうだろう。山陰本線の電車旅。
※写真は飯井(いい)駅付近

山陰本線路線図


山陰本線列車

〇〇のはなし


土・日曜、祝日を中心に1日1往復する観光列車。下関市・長門市・萩市を結び、沿線の歴史や文化、食などさまざまな「はなし」を楽しんでほしいという思いから、3市の最初の1文字をとって命名された。
2両編成の車体には、沿線にゆかりのある夏ミカンの花やハマユウが描かれている。「西洋に憧れた日本(洋)、西洋が憧れる日本(和)」をコンセプトに、2号車は洋風、1号車は和風を基調にデザインされた車両にも注目。

山陰本線おすすめスポット情報

下関市立考古博物館

古代人の暮らしを身近に感じよう


弥生時代の集落遺跡として知られる西日本屈指の国史跡「綾羅木郷(あやらぎごう)遺跡」に隣接する博物館。綾羅木郷遺跡をはじめ、下関市内の遺跡から出土した弥生時代から古墳時代にかけての土器や石器などを展示。弥生人の暮らしや中国・朝鮮半島との交流を広く紹介している。屋外には竪穴式住居や古墳が移築・復元されており、中に入ることもできる。


下関市立考古博物館

●交通アクセス
梶栗郷台地(かじくりごうだいち)駅から徒歩約5分
●URL
http://www.koukohaku.shimonoseki.yamaguchi.jp/

奥野寿久商店 吉見駅前本店

下関土産に人気のちくわ「ふくっ子」


1949(昭和24)年の創業以来、昔ながらの製法を守り続ける蒲鉾・ちくわの専門店。バラエティーに富んだ練り製品がそろう。下関土産として好評なのが特産フク(フグ)のスープを練り込んだちくわ「ふくっ子」(10本入り)650円。プリッとした歯ごたえで、ほのかにフグの風味が広がる。食べやすいミニサイズで、列車旅のお供にもおすすめ。


奥野寿久商店 吉見駅前本店

●交通アクセス
吉見駅から徒歩約1分
●URL
http://www.okuno-kamaboko.co.jp/

下関フィッシングパーク

初心者も気軽に海釣りを体験


響灘(ひびきなだ)に面した海岸に全長100メートルの釣りデッキを設けた海釣り施設。釣り具の販売やレンタルを行う売店が併設されているので、手ぶらで気軽に立ち寄れる。小学生以下の子どもには、ライフジャケットを無料で貸し出しているので、家族連れも安心して楽しめる。施設Webサイトでは日々の釣果を詳しく紹介しているので、出掛ける前に旬の魚などをチェックしてみよう。


下関フィッシングパーク

●交通アクセス
吉見駅から徒歩約15分
●URL
http://www.shimonoseki-fishingpark.jp/

川棚温泉

800年の歴史を誇る殿様も愛した名湯


7軒の温泉宿と共同浴場があり、“下関の奥座敷”として親しまれている。開湯は約800年前。江戸時代には長府毛利藩主が湯治場(とうじば)として御殿湯(ごてんゆ)を設けた。泉質は含弱放射能-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉。効能は神経痛や関節痛など。名物「瓦そば」は熱した石州瓦の上に茶そばや牛肉などを盛り付けたもので、川棚温泉発祥のグルメとして全国に知られる。


川棚温泉

●交通アクセス
川棚温泉駅からサンデン交通バス「川棚温泉」行き約5分、川棚温泉下車
●URL
http://www.kawatana.com/

福徳稲荷神社

海と大鳥居のコントラストが見事


稲城山の中腹に鎮座する由緒の古い神社。開運や商売繁昌、航海安全、豊漁などにご利益があり、地元では“犬鳴のお稲荷さん”として親しまれている。境内からは眼下に響灘を一望。紺碧の響灘と朱色の大鳥居が織りなすコントラストが美しい。小さな朱色の鳥居がトンネルのように連なる「千本鳥居」にも注目。別名・開運鳥居とも呼ばれる。


福徳稲荷神社

●交通アクセス
湯玉(ゆたま)駅から車約5分
●URL
http://www.oidemase.or.jp/tourism-information/spots/10706

二見夫婦岩

しめ縄で結ばれた2つの巨岩


響灘の海岸に浮かぶ2つの巨岩。高さ9メートルの「男岩」と高さ6メートルの「女岩」がしめ縄で結ばれている。夕暮れ時、2つの岩に夕日が重なる光景は神秘的だ。地元では神聖な岩として古くから信仰され、豊漁や海の安全を祈願する伝統行事「しめ縄張り」が江戸時代から毎年行われていた。2018年以降は、1月2日に神事のみ行われている。


二見夫婦岩

●交通アクセス
長門二見駅から徒歩約15分
●URL
http://www.oidemase.or.jp/tourism-information/spots/10840

角島大橋

コバルトブルーの海に架かるフォトジェニックな橋


本州と角島を結ぶ全長1780メートルの橋。通行無料の離島架橋としては国内屈指の長さを誇る。眼下に広がるコバルトブルーの海や白い砂浜と調和したダイナミックな景観は、思わず息をのむほどの美しさだ。映画やCMのロケ地としても知られている。本州側の橋のたもとにある「海士ヶ瀬(あまがせ)公園」は、橋を一望できる絶好の撮影スポット。夜は橋がライトアップされる。


角島大橋

●交通アクセス
特牛(こっとい)駅からブルーライン交通バス「尾山憩の家行き」約15分、ホテル西長門リゾート入口下車徒歩約3分
●URL
http://www.oidemase.or.jp/tourism-information/spots/11030

角島灯台公園

明治時代から現役の石造り灯台


角島灯台を中心に、展望台や散策路などを整備した公園。高さ29.6メートルの角島灯台は、1876(明治9)年に初点灯した総御影石(そうみかげいし)造りの洋式灯台。明治時代の貴重な近代化遺産としての評価も高く、「日本の灯台50選」にも選出されている。内部のらせん階段を上ると、踊り場から壮大なスケールの景色を一望。角島の歴史や全国の灯台を紹介する角島灯台記念館が隣接している。


角島灯台公園

●交通アクセス
特牛駅からブルーライン交通バス「尾山憩の家行き」約32分、灯台公園前下車徒歩約3分
●URL
http://www.oidemase.or.jp/tourism-information/spots/10844

油谷湾温泉 ホテル楊貴館

海と一体になれる絶景露天風呂


風光明媚な油谷湾沿いにある温泉宿。まるで美容液のようにトロリとしたお湯は“美肌の湯”と評判だ。立ち寄り入浴も可能な展望露天風呂は、目の前に海が広がり、手を伸ばせば届きそうなほどの絶景が魅力。まるで海に浮かんでいるかのような感覚が味わえる。夕暮れ時に、一帯をオレンジ色に染めながら油谷湾に沈む夕日が必見。


油谷湾温泉 ホテル楊貴館

●交通アクセス
伊上(いがみ)駅から徒歩約20分
●URL
http://www.hotelyokikan.jp/

千畳敷

日本海のパノラマを望む大草原


標高333メートル、向津具(むかつく)半島の高台にある大草原。眼下に日本海の大海原が広がり、遠方には “海上アルプス”と称される青海島(おおみじま)や日本海の絶景を、360度の大パノラマで楽しめる。周辺には遊歩道やキャンプ場が整備されており、四季折々の花や西日本最大級の風車が見渡せる。


千畳敷

●交通アクセス
長門古市(ながとふるいち)駅から車約10分
●URL
http://nanavi.jp/sightseeing/senjoujiki/

東後畑棚田

丘陵地に広がる棚田から日本海を一望


向津具(むかつく)半島の丘陵地に、約600ヘクタールにわたって広がる全国有数の棚田地帯。「日本の棚田百選」の一つに選ばれている。海岸線近くまで棚田が迫り、眼下に日本海を一望。夕暮れ時になると、海面を夕日が赤く染める。5~6月は、日本海にイカ釣り漁船の漁火(いさりび)が無数にきらめき、棚田の夕景をよりロマンチックに演出する。


東後畑棚田

●交通アクセス
長門古市駅から車約20分
●URL
http://nanavi.jp/sightseeing/tanada/

元乃隅稲成神社

海岸に連なる123基の鳥居は圧巻


1955(昭和30)年、白狐のお告げにより建てられた神社から分霊された神社。123基の赤い鳥居が海岸に連なる光景は圧巻だ。紺碧の日本海や緑の草原に鮮やかに映え、その美しさは海外メディアからも注目を集めている。大鳥居の上部、高さ約5メートルの場所に賽銭箱が設置されており、投げた硬貨が入れば願いが叶うという。近年はパワースポットとしても人気。


元乃隅稲成神社

●交通アクセス
長門古市駅から車約20分
●URL
http://nanavi.jp/sightseeing/motonosumiinarijinja/

萩駅

大正ロマンを感じさせる白亜の駅舎


屋根から突き出した小さなドーマー窓が目を引く、レトロな白亜の駅舎。壁面に柱や梁が露出したハーフティンバー構造が特徴で、登録有形文化財に登録されている。駅舎内には「萩市自然と歴史の展示館」があり、“鉄道の父”と呼ばれる萩市出身の井上勝(いのうえまさる)に関する資料を展示。夜は駅舎がライトアップされ、幻想的な雰囲気を醸し出す。


萩駅

●交通アクセス
萩駅下車

景清洞

自然が生み出した造形美に圧倒される


総延長約2.5キロメートルの鍾乳洞。壇ノ浦の戦いに敗れた平家の武将・大庭景清が潜んでいたと伝わることからその名が付いた。約3億年の歳月をかけて造り出された天井や壁の鍾乳石などは神秘的な美しさ。入口から約700メートルまではバリアフリー対応の平坦な一般観光コース。その先に続くのが人気の「探検コース」で、ヘッドライトの明かりを頼りに暗闇を約400メートル進む。


景清洞

●交通アクセス
東萩駅から防長交通バス「秋芳洞(あきよしどう)行き」約45分、大正洞下車徒歩約20分
●URL
http://www.oidemase.or.jp/tourism-information/spots/14558

松蔭神社

境内には幕末の志士を輩出した「松下村塾」も


1907(明治40)年、吉田松陰を祀るために創建された神社。境内にある「松下村塾(しょうかそんじゅく)」は松陰の私塾で、高杉晋作や伊藤博文、山県有朋(やまがたありとも)、久坂玄瑞(くさかげんずい)ら維新の原動力となった長州志士がここで学んだ。木造瓦葺きの平屋で、世界文化遺産に登録されている。他にも境内には、吉田松陰幽囚ノ旧宅や歴史館、宝物殿など松陰ゆかりの施設が点在。


松蔭神社

●交通アクセス
東萩駅から徒歩約20分
●URL
http://shoin-jinja.jp/

萩反射炉

実験的に使用された金属溶解炉跡


萩藩が鉄製大砲を鋳造するために建造した西洋式の金属溶解炉跡。1856(安政3)年に試作したもので、煙突部分が現存する。日本の産業史上、貴重な遺構として世界文化遺産に登録されている。現存する遺構は煙突に当たる部分で、高さ10.5メートル。上部は2本に分かれている。


萩反射炉

●交通アクセス
東萩駅から萩循環まぁーるバス「東回りコース」約9分、萩しーまーと下車徒歩約5分
●URL
http://hagishi.com/search/detail.php?d=100081

道の駅 萩しーまーと

近海の新鮮な魚介類がずらり


萩地方卸売市場に隣接し、近海で水揚げされた新鮮な海の幸を手頃な価格で購入できる。場内には鮮魚店をはじめ、青果店や精肉店、地酒や名産品を扱う土産物店などがあり、多くの買い物客で賑わう。併設の海鮮レストラン「来萩(きはぎ)」では、旬の魚がたっぷり盛り付けられた海鮮丼「来萩スペシャル」1620円(写真)がおすすめ。


道の駅 萩しーまーと

●交通アクセス
東萩駅から萩循環まぁーるバス「東回りコース」約9分、萩しーまーと下車すぐ
●URL
http://seamart.axis.or.jp/

千春楽 城山

萩焼の絵付けや手びねりを体験


400年以上の歴史を持つ伝統工芸、萩焼。現在も萩市内の多くの窯元で伝統の製法が継承されている。萩城跡の近くにある窯元「千春楽 城山」もその一つ。多くの受賞歴を持つ萩焼作家・金子信彦氏らが、昔ながらの手作業で仕上げている。制作風景や登り窯の見学も可能。絵付け(30分)1030円~や手びねり(60分)1840円などの陶芸体験も実施している(要予約。別途送料が必要)。


千春楽 城山

●交通アクセス
東萩駅から車約15分
●URL
http://www.hagishi.com/search/detail.php?d=700003

萩市須佐歴史民俗資料館 みこと館

須佐地域の歴史や産業を分かりやすく紹介


須佐の歴史や産業を学べる施設。館内には、萩藩の永代家老として藩を支えた旧領主益田家の貴重な遺品や、江戸時代に益田家の御用窯として栄えた須佐唐津焼の器などを展示。日立製作所の母体となった会社を興した創業者・久原(くはら)房之助や、“時刻表の父”として知られる明治~昭和前期の実業家・手塚猛昌(たけまさ)ら郷土の偉人の足跡も紹介している。


萩市須佐歴史民俗資料館 みこと館

●交通アクセス
須佐駅から徒歩約5分
●URL
http://hagishi.com/search/detail.php?d=1100203

田万たま川温泉 憩いの湯

庭園風の露天風呂で癒される


島根県との県境、山口県北部の田万川沿いにある日帰り温泉施設。江崎地区のシンボルである「西堂寺六角堂(さいどうじろっかくどう)」をイメージした六角形の温泉棟に、男女別の大浴場を完備。庭園風の露天風呂もあり、新鮮な空気を味わいながら癒される。キャンプ場が隣接し、田万川の対岸には特産の柑橘類や水産加工品がそろう「道の駅 ゆとりパークたまがわ」がある。


田万たま川温泉 憩いの湯

●交通アクセス
江崎(えさき)駅から車約5分
●URL
http://www.yutoripark-tamagawa.com/?page_id=31

山陰本線イベント情報

第26回豊北(ほうほく)夏祭り 期間:2018年9月1日


頭上近くに上がる花火が迫力満点

下関市の夏を締めくくる一大イベント。会場となる阿川ほうせんぐり海浜公園に、竹灯籠やペットボトル灯籠で飾られ、柔らかい明かりに包まれる。場内に露店が軒を連ね、多彩なステージイベントも開催。ハイライトは、海上から打ち上げられる約3000発の花火大会だ。頭上近くで大輪の花火が開く様子は迫力満点。荒天の場合は翌日に延期される。

イベント情報を見る

山陰本線おすすめの宿


地図

  • 佐藤史(ポルト)
  • 写真協力:下関市立考古博物館、奥野寿久商店、下関市観光政策課、豊浦町観光協会、豊北総合支所地域政策課、油谷湾温泉 ホテル楊貴館、長門市観光課、萩市観光課、萩市観光協会、美祢市観光総務課、道の駅 萩しーまーと、千春楽 城山、萩市須佐歴史民俗資料館 みこと館、田万川温泉 憩いの湯、萩市田万川総合事務所
  • 掲載されているデータは2018年7月現在のものです。変更となる場合がありますので、お出かけの際には事前にご確認ください。
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