今年も「Japanese Beauty Hokuriku」の季節がやってきた! 北陸3県の5つの「美」をとことん追求
毎年冬季に展開されている「Japanese Beauty Hokuriku」キャンペーン。「日本の美は、北陸にあり。」をテーマに、今回は北陸にまつわる「美食」「美湯」「美観」「美技」「美心」という5つの美がキーワードになっています。
今回は「Japanese Beauty Hokuriku」を疑似体験できるツアー! この冬は日本の美を追いかけてみませんか?
さあ、北陸の美を追求しよう! 「Japanese Beauty Hokuriku」キャンペーンで5つの“美”を肌で感じる
北陸エリアへのアプローチは、首都圏からは北陸新幹線、中京と関西圏からであれば特急「サンダーバード」と「しらさぎ」で! 街中心部へダイレクトにアクセスできる鉄道はやっぱり便利です。北陸新幹線は雪対策も万全のため、降雪の多い北陸でも他の交通機関に比べて安定して運行されているので安心です。
どれも“きときと”な富山湾の魚に、伝統を活かした「すずがみ」… 心躍る富山の美
さて、富山、石川、福井の三県からなる北陸は、同じ「北陸」でも少しずつ佇まいや文化が異なります。例えば、北陸といえば鮮度抜群の海鮮が楽しみですが、三県の各港ごとに揚がる魚の種類も異なってきます。そんな中、「天然のいけす」と呼ばれている富山湾は多様な魚種が揚がり、そのどれもが「きときと」!(富山弁で新鮮なという意味)
富山湾の海鮮をしっかり楽しみたいなら、富山市内を中心に県内45店舗の寿司店で味わえる「富山湾鮨」がおすすめ。こちらのお寿司はその名の通り、富山でしか味わえない旬の地魚に県産米のシャリにこだわった寿司10貫、富山らしい汁物がついて2500円〜3850円(税込)というセット。お店によって内容は異なりますが、あらかじめ決まった値段で提供されるので、「高そうで怖い…」「これって地魚かな」といったお寿司屋さんでよくありがちな不安がなく、心ゆくまで富山の恵みを楽しむことができます。
また、「富山湾鮨セットクーポン」もおすすめ! こちらは一律3500円で富山湾鮨に限定特典(寿司一貫、ワンドリンクなど)が付くセットで、富山・射水・高岡の各市計17店舗で楽しめます。使用可能店舗などについては公式Webサイト(https://toyama.visit-town.com/visittour/wanzushi-kupon-2)をご参照ください。
お寿司を楽しんだ後は、富山の文化にも触れてみましょう。富山駅から高山本線で少々南に向かった越中八尾は、毎年9月1日から9月3日にかけて「おわら風の盆」が開催される場所。前夜祭から始まり本祭とつづく祭りで、町の至る所で聞こえてくる三味線や太鼓、胡弓の音色、そして味わいのある唄にあわせて踊られる情緒豊かな祭りです。笠を深く被りながら舞うその姿は独特の雰囲気を纏います。直近の2年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から開催が見送られていますが、その街並みを見て回るだけでも楽しいのが八尾という町です。
町内には「おわら風の盆」と並ぶ八尾のお祭り「八尾曳山」で用いられる高さ7.5m、重さ約4tもの曳山を見学できる「曳山展示館」があり、こちらでは常時3台の曳山が展示されています。また、3月31日まで富山市内の対象宿泊施設に泊まった人限定で「八尾おもてなしパスポート」をもらうことができ、曳山展示館などの観光施設が無料、地元銘菓などおもてなし品の引き換え券がついてきて、より楽しく、よりお得に八尾の町を満喫できます。
八尾から西にある、城下町高岡は土蔵作りの町家が並びます。また伝統工芸である「高岡鋳物」も有名。高岡御車山会館では、錫(スズ)を使った「すずがみ作り体験」ができます。スズは金属の中でもとても柔らかい性質を持ち、この特徴を利用して、薄く伸ばしたスズを叩いて模様をつけ、まるで「紙」のように自由な形に形成して楽しめるのが「すずがみ」です。ちょっとした小物置きなどに最適!
「着物」を着て肌でも“美”を体感! 「金沢市民の台所」や「人力車」に地元のあたたかさを感じる石川県
続いては石川県へ! 石川に来たならやっぱり行きたい「金沢市民の台所」、近江町市場。新幹線の駅から歩いて行くことのできる、ちょっとレアな大型市場でもあります。場内に並ぶのは新鮮な魚介類はもちろん、加賀料理には欠かすことのできない「加賀野菜」も並びます。
金沢は藩政時代からの町並みが色濃く残り、「着物」が似合うスポットが満載。日本三名園「兼六園」そばにある「VASARA金沢兼六園店」では着物レンタルだけでなく、これまた風情満点の人力車(兼六園→主計町→ひがし茶屋街/片道)、兼六園茶屋見城亭の「黄金ぜんざい」がついたプランが用意されています。着物、というと女性向けのイメージがありますが、僕も着てみました。普段なかなか着るチャンスがない上、街の雰囲気に溶け込めたような体験ができてとても楽しかったですよ!
美食を支える、「越前打刃物」の制作過程を見学!ちょっと尖った美のある福井県
金沢をあとにし、最後に訪れたのは福井県。越前市は大正から昭和にかけて「天皇の料理番」としてその腕をふるった秋山徳蔵の出身地。市内にある料亭では福井の厳選食材と同紙の一番弟子である・谷部近次郎氏監修の料理が楽しめます。天皇陛下も召し上がったとされるこだわりの「ヒレカツ」などの品々はもちろん、越前打刃物のカトラリーなど、味だけではなくあらゆる角度から福井を楽しむことのできるスペシャルトリビュートランチです。
ランチでも登場した「越前打刃物」は、福井県が誇る伝統の技。武生市にある「タケフナイフビレッジ」は13社の刃物会社が集まる共同工房で、その製作の過程を見学できるだけでなく、実際に各社が仕上げた製品を購入することもできます。僕も少しだけ料理が好きなので、「タケフナイフビレッジ」のロゴが入った包丁を一本新調してみました。自宅で今朝も使いましたが、切れ味はもちろん最高! やっぱり道具がいいと日常の料理もとても楽しくなります。
旅の締めくくりは福井駅で。さっぱりとした大根おろしと出汁で食べる「おろしそば」は、福井県民が愛する地元の味。この「おろしそば」の食べ比べを楽しむなら「そば食べ歩きクーポン」を使いましょう! このクーポンは福井駅から徒歩圏内の5店舗で使用でき、300円割引券が4枚セットになっています。どの店舗も福井県産そばを100%使ったこだわりのおそばが楽しめます。さっぱりつるりと食べられるので、ハシゴ酒ならぬ「ハシゴそば」もいけますよ!
そんな福井駅ですが、現在工事の真っ最中。そう、2023年度末には福井県にも北陸新幹線がやってくる予定なのです! 現在金沢が西端となっている北陸新幹線が、敦賀まで延伸し、途中には小松、加賀温泉、芦原温泉、福井、越前たけふの各駅が開業。これから北陸がますます盛り上がります!
今期の「Japanese Beauty Hokuriku」基本情報|3月31日まで開催中!
今シーズンの「Japanese Beauty Hokuriku」は期間中、各県に点在する5つの「美」スポットに立ち寄った際に押すことのできるデジタルスタンプラリー「スマホdeスタンプラリー 北陸5つの美めぐり」が3月31日まで開催中! こちらはJR西日本の公式アプリ「WESTER」を使ったスタンプラリーで、立ち寄り地は自身でカスタマイズできます。
「Japanese Beauty Hokuriku」は冬季のキャンペーンですが、北陸の魅力は季節ごとにもりだくさん! ぜひ季節を変えて、繰り返し訪れてみてくださいね。「Japanese Beauty Hokuriku」について、くわしくは公式Webサイト(https://www.jr-odekake.net/navi/hokuriku-w7/jbh/)も併せてご覧ください。
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著者紹介
- ※写真/村上悠太