トレたび JRグループ協力

2022.06.03旅行「いざいざ奈良」ーJR東海の、奈良に行きたくなる新しいキャンペーン! 体験レポート

ずらして楽しむ、特別な体験を奈良で

2022年5月、JR東海の新キャンペーン「いざいざ奈良」がスタート! その一端を、鉄道写真家・村上悠太がレポートします。

奈良というと、すぐに思い浮かぶのは「修学旅行」?「大仏」?「鹿」?いろいろなイメージがある奈良ですが、かなり新しい「奈良」も始まっているようですよ……!?

いざ奈良へ! 奥深い発見や新たな魅力がある「いざいざ奈良」キャンペーン

「奈良は、行くからおもしろい。」をキャッチコピーにスタートした「いざいざ奈良」。教科書や修学旅行で見聞きしたことだけじゃない、大人になって気づく奥深い発見ができる場所をテーマに、新たな奈良の魅力や定番ドコロでもちょっと「ずらした」旅を発見できるキャンペーンです。

第一弾の舞台は「東大寺・ならまち」エリアです。奈良ファン納得の新スポットだけでなく、奈良の定番もきちんとおさえているのがこのキャンペーンのうれしいところ。というのも、実は筆者のムラカミ。奈良県には何度も訪れたことがあるものの、実は奈良市内観光はこれまでしたことがなく、大仏も街を歩く鹿も見たことがないんです。そうした奈良初心者でも存分に奈良を満喫できちゃうのが、この「いざいざ奈良」キャンペーンです!(特設サイトはこちら https://nara.jr-central.co.jp/

奈良に行くには最新鋭「N700S」で

東京から奈良へは、まず東海道新幹線で一路京都へ。そこから近鉄奈良線に乗り換えて向かうのがおすすめです。最新鋭のN700Sも続々と編成数が増え、最近では乗車できるチャンスが増えてきました。あらかじめ運用が固定されている列車の他、乗車当日にはその日N700Sで運行される全列車がJR東海の公式サイトで公開されます。


最新鋭N700Sは最高の乗り心地を実現しています

通常の紙タイプの指定席特急券でも1回に限り列車の変更が可能ですが、東海道新幹線のWeb予約サービス「エクスプレス予約・スマートEX」なら、何度でも予約変更が可能!当日発表のN700S運行スケジュールに合わせて自在に予約を変更することもできちゃいます。もちろん、N700Aでも快適には変わりないのですが、N700Sは正直ワンランク上の乗り心地です。特にグリーン車のシートは国内最高クラスのシートだと思っています。


普通車も全席コンセント完備&新設計のシートを採用

一方、深く沈み込み、包まれるような座り心地のグリーン車は東海道新幹線史上最高のシートです


「N700S」についてもっとくわしく

N700S―世界よ、これが日本(の新幹線)だ。シートからトイレまで車内を徹底解説(THE列車)

まずおすすめしたい! 朝の奈良で「鹿寄せ」と朝抹茶 or スペシャルな朝食

奈良に到着してまず感動したのはやっぱり鹿でした(笑)普通に街中を歩いているんですね……そんな鹿とのふれあいですが、「いざいざ奈良」ではちょっと特別な体験ができるんです。


本当に街中に鹿が! これが僕と奈良の鹿とのファーストコンタクトの瞬間でした

奈良は日帰りで訪れる方も多いそうですが、今回はゆっくりと奈良で宿泊してとっておきの朝体験をしてみました。ちなみに今回の体験コンテンツのいくつかは、EXサービスで提供されている会員向けサービスの一つ、「EX旅のコンテンツポータル」で予約、購入が可能です。

朝の空気が心地よい奈良公園。鹿たちも思い思いの場所で過ごしています。そんな朝の奈良公園、春日大社で見学できるのが「鹿寄せ」です。奈良の鹿愛護会の方が奈良公園に隣接した春日大社境内「飛火野(とびひの)」でナチュラルホルンを吹くと、周囲から鹿たちが1頭、また1頭と集まってきます。そのようすはまるで魔法のよう!


ナチュラルホルンの音色があたりに響くと鹿たちがゆっくりとやってきた!

「EX旅のコンテンツポータル」ではこの鹿寄せと合わせて朝の奈良を優雅に過ごせる2つのコースがラインナップ。朝抹茶を楽しむ「鹿寄せと中川政七商店茶論で学ぶ、抹茶のおもてなし」ツアーと、とっておきのスペシャル朝食を楽しむ「鹿寄せときつねの特別な一日の朝はん」ツアーです。

どちらのツアーも鹿寄せを見学し、しばし自由散策ののち飛火野から徒歩約15分のところにある、「鹿猿狐ビルヂング」へ向かいます。抹茶ツアーの場合は「茶論」へ。さろん、と読むこちらのお店で300年の歴史のある町家の縁側で目覚めの「朝抹茶」をいただきます。緑美しい中庭を眺めながら講師の先生にレクチャーを受けながら、自身で抹茶を点てることができます。お茶の世界、というと「もしかしてハードル高い?」と思うかもしれませんが、そこはご安心を! 気軽に楽しくお茶の世界に触れられますよ。なにより、朝の一服はきりりと気持ちが引き締まります!


奈良のお土産から抹茶、食事までなんでもそろう「鹿猿狐ビルヂング」


鹿猿狐ビルヂング内にある「茶論」

「茶論」での朝抹茶体験で特別な朝を


自身で点てた抹茶は格別です

一方、「朝ごはん」ツアーの場合は、同じ敷地内にある「きつね」へ向かいます。東京代々木上原にあるミシュラン一つ星獲得の「sio」による、すき焼きをメインにしたレストランで、大人気のお店です。こちらで名物のすき焼きをミニサイズにした「ひとくちすき焼き」を含む、とっておきの朝食をいただくことができます!


一品一品にこだわりが光る「きつね」の朝ごはん。「EX旅のコンテンツポータル」限定です!

こちらの2つの体験は6月12日(日)に開催されます(2022年5月末時点)。お申し込みはお早めに。
なお、どちらの店舗も通常営業時間帯の訪問でも最高の時間が過ごせるスポットなので、ぜひ訪れてみて!

「ならまち」散策でたずねる「Bar Savant(バー サヴァン)」に待つ大人の愉しみ

今回のキャンペーンの舞台となっている「ならまち」は、ただぶらりと歩くだけでも風情を感じられる美しい町並み。その光景を見るだけで「ああ、奈良っていいな」と思わず言葉が出ちゃいます。歴史や寺社仏閣に少し知識がなくても、十分すぎるくらいに楽しめましたよー!


なにも考えず、ただぶらりぶらりするだけでも楽しい「ならまち」エリア


軒先にある柵のようなものは「鹿よけ」。鹿が当たってもケガをしないように角は丸くなっています

そんな「ならまち」の一角にあるのが「Bar Savant」(https://nara.jr-central.co.jp/kankou/article/0259/#sec-02)。
一見、バーだとわからない佇まいのお店は明治時代に建てられた築120年の町家を華麗にリノベーション。「和の精神とバーの融合」をコンセプトに、奈良の感じる素材をふんだんに使ったオリジナルカクテルを楽しむことができます。


知らないとちょっと気づかない!?「Bar Savant」


明治時代の町家をリノベーション

オーナーバーテンダーの田中達さんの華麗な所作から生まれる奈良を感じるオリジナルカクテルを楽しもう


奈良の地酒に緑茶の清涼感がここちよい、オリジナルカクテル「かぎろひ」。隠し味にはなんと「みりん」が!

こちらのお店は14時オープンなのもうれしいポイント。散策のひとやすみにも最適で、オープン~17時くらいの時間帯は比較的すいているとのことです。

人気店「ほうせき箱」で奈良のかき氷がいただけるなんて!

もう一つ、最近の奈良で人気なのがかき氷! 人気店ともなると並ぶことも少なくないそうですが、そんな奈良のかき氷でも特に注目が集まるお店が「ほうせき箱」。
奈良のかき氷ブームの火付け役となった「エスプーマ」と奈良を意識した食材を使用したかき氷は見た目のインパクトも絶大、味も絶品! 奈良のかき氷は「すごい!」と噂には聞いていましたが、実食しないとこの感動はなかなかわかりませんでした……。


奈良のかき氷ブームをリードしてきた「ほうせき箱」


雲のようなエスプーマが乗ったほうせき箱のかき氷。フルーツもジューシー!

こちらでも「EX旅のコンテンツポータル」商品がラインナップ! なんとほうせき箱の席を確約&好きなかき氷が楽しめ、記念品も付く商品が用意されています。

定番こそ何度も見たい。東大寺大仏「盧舎那仏」

そしてやっぱり外せない東大寺。あの「奈良の大仏」があるお寺です。
聖武天皇が鎮護国家思想から大仏造立を発願し造られた、世界最大級の金銅物である東大寺大仏「盧舎那仏」。752年に開眼法会が行われました。過去二度の兵火にあい、焼失するも都度再建され、現在の寺観は江戸中期に整えられたものです。ついにムラカミ、人生で初めて奈良の大仏を見ることができました!


「奈良といえば」やっぱり東大寺


東大寺大仏「盧舎那仏」。まさに圧巻でした……


盧舎那仏はかつて黄金に輝いていたそう。大仏の細部にはその痕跡が残ります

修二会(お水取り)が行われる二月堂。高台に建つことから奈良の街並みを一望できます

東大寺を含んだ現地ツアーも「EX旅のコンテンツポータル」と旅行商品「ずらし旅」の「選べる体験」で、写経体験や特別拝観などのコンテンツが用意されています。修学旅行で訪れたことがある方も、僕のように初めての方もチェックしてみてください。ずらし旅についてはこちら(https://www.jrtours.co.jp/plan/tokushu/zurashi/)。

奈良の宿も食も申し分なし

今回前泊したのは、ホテル「MIROKU」。築31年のビルをリノベーションし、2021年にオープンした新しいホテル。各観光スポットにも近く、拠点としても便利なホテルです。


ホテル「MIROKU」


隣接する荒池と春日山原始林を臨む、Junior Suite

地下という立地を逆に活かした“The Roots of Nara” (Superior)

そういえば「奈良ってあまりおいしいものがない」などと聞いたこともあるのですが、最近では京野菜ならぬ、「大和伝統野菜」や「大和牛」など、奈良ブランドの素晴らしい食材がどんどん出てきており、食もかなり楽しめる「奈良」になってきています。個人的には奈良の日本酒がとても好きです。


奈良食材、奈良の味を満喫できる「粟 ならまち店」

少しずついろいろな味覚がいただける

「いざいざ奈良」で、気軽に楽しむ新しい奈良

今回の旅のように、夕方~夜に奈良に入り、夕食を楽しみ前泊し、朝早くから奈良をめぐり、帰路につく。こんなスマートな奈良の旅も楽しいのかな、と思った今回の奈良旅。歴史文化だけでなく、もっとカジュアルに楽しめるのが奈良という場所だと感じました。そしてやっぱり、大仏と鹿との初対面には大感動!(笑)
みなさんも新しい奈良にぜひ触れてみてください。


「いざいざ奈良」公式サイト


著者紹介

村上悠太

1987年鉄道発祥の地新橋生まれ、JRと同い年の鉄道写真家。
交通新聞社刊『鉄道ダイヤ情報』では「ユータアニキ」としてあらゆる現場で鉄道を支える「鉄道HERO」たちの取材を続ける。元々旅好きから写真を始めたので、乗り物に乗って旅をしながら写真を撮るのが大好き。

Twitter:https://twitter.com/yuta_murakami
Instagram:https://www.instagram.com/yuta_murakami/

  • 取材・撮影・文=村上悠太
  • 掲載されているデータは2022年5月現在のものです。
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