2023.04.20ジパング俱楽部『らんまん』の高知・『なつぞら』の帯広…朝ドラの舞台へ行こう|ジパング倶楽部旬のテーマ旅
約半年間をかけてひとつの作品が放送される“朝ドラ”。テレビの前で楽しみながらも、役者さんのリアリティある演技や背後に流れる美しい風景を見て、「こんなところに行ってみたいな」、と思ったことはありませんか。
ジパング倶楽部では、“朝ドラ”の舞台となった地を訪ねる、鉄道旅のモデルコースをご紹介。現在放送されている『らんまん』をはじめ、過去の日本各地を舞台にしたさまざまな作品からピックアップしました。主人公になった気分で訪れてみてはいかがでしょうか。
- 記載のデータは、2023年3月31日現在のものです。お出かけの際は、ホームページ等で最新の情報を必ずご確認ください。
高知【高知県高知市】
『らんまん』2023年放送
「日本の植物分類学の父」といわれる牧野富太郎は、日本人として初めて新種の植物に学名をつけ、1500種以上の新種や新品種などを命名した人物です。ドラマ『らんまん』は、その牧野博士がモデル。
高知市郊外にある高知県立牧野植物園は、その植物分類学者としての業績を顕彰するため、94歳で逝去した翌年の1958年にできました。牧野博士ゆかりの植物や「牧野富太郎記念館 展示館」などがある園内のほか、高知市内を1日でめぐるモデルコースです。
【高知への交通アクセス目安】新大阪駅から山陽新幹線約48分の岡山駅で乗り換え、特急「南風」約2時間38分の高知駅下車
十勝【北海道帯広市ほか】
『なつぞら』2019年放送
戦争で両親を失った奥原なつ(広瀬すず)は北海道・十勝の温かい人々に支えられながら、絵を描くことに夢中に。やがて兄妹の人生が再び絡み合うなか、なつは少しづつ夢を叶えていきます。
ドラマの舞台となったのは、大雪山系の峰々をはじめ雄大な山並みが囲む盆地に牧場や田畑が広がる十勝地方。作中で登場した気持ちのいい風景や、ロケセットが見られる施設などをめぐるコースを紹介します。
【十勝への交通アクセス目安】札幌駅から特急「おおぞら」「とかち」約2時間30分の帯広駅下車
福島【福島県福島市】
『エール』2020年放送
作曲家・古関裕而(こせきゆうじ)とその妻・金子(きんこ)がモデルとなったドラマ。古山裕一(窪田正孝)と妻・音(二階堂ふみ)を主人公に、福島の家族や友人、昭和史に残る音楽家たちとの交流を通して、音楽とともに生きた夫婦の物語が綴られました。
古関裕而のふるさとである福島市の「福島市古関裕而記念館」や、福島駅東口周辺に点在するゆかりのスポットを訪れるコースを紹介します。
【福島への交通アクセス目安】東京駅から東北新幹線約1時間32分の福島駅下車
岩村【岐阜県恵那市】
『半分、青い。』2018年放送
豊かな自然と人情味に溢れる“東美濃市”で生まれ育った楡野鈴愛(にれのすずめ・永野芽郁)。難聴にもめげず漫画家を目指して上京したり、カフェを開店したりと挑戦を続けます。さらに地元で再会した幼なじみ・萩尾律(佐藤健)とともに起業し、「そよ風の扇風機」の開発に乗り出します。
ドラマに登場した「ふくろう商店街」のモデルとなったのは恵那市の岩村本通り。歴史ある商店街を歩きながら、五平餅の「みはら」などを訪れるモデルコースを紹介します。
【岩村への交通アクセス目安】名古屋駅から中央本線快速約1時間10分の恵那駅で乗り換え、明知鉄道約30分の岩村駅下車
輪島【石川県輪島市】
『まれ』2015年放送
一家で石川県能登半島の小さな漁村にやってきた津村希(まれ・土屋太鳳<たお>)。夢ばかり語っていた父親の影響から夢を見るのが嫌いだった希でしたが、能登の伝統や文化に触れながら成長を重ね、パティシエになる夢を追いかけます。
朝市で知られる輪島にあるドラマ記念館や、ドラマでも登場した輪島塗の工房などにも立ち寄るモデルコースです。
【輪島への交通アクセス目安】金沢駅から北陸鉄道輪島特急バス約2時間36分の輪島マリンタウン下車
由布院【大分県由布市】
『風のハルカ』2005年放送
湯布院の母子家庭で育った水野ハルカ(村川絵梨)。短大卒業後、大阪で離婚した母と再会し、衝突しながらツアープランナーに。父が夢見たレストランの再建を目指しながら、新たな家族の絆を築いていきます。
由布院といえばやっぱり温泉。ドラマでも印象的だった由布院の景色とともに、九州でも屈指の人気がある温泉地を満喫するコースを紹介します。
【由布院への交通アクセス目安】博多駅から特急「ゆふいんの森」約2時間14分の由布院駅下車
編集部からのひとこと
ドラマを見てクスリと笑ったり、時には思わずぐっときたり。感情を揺さぶられた作品は、いつまでも思い出に残っているものです。「ジパング倶楽部」を利用して、気になる作品のゆかりの地に行ってみてください。行けばテレビの前で心動かされた記憶も、より鮮やかによみがえることでしょう。