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2023.03.15鉄道北海道新幹線H5系「はやぶさ」「はやて」 - 新青森駅から北の大地を目指して快走する新幹線。津軽海峡の海底を青函トンネルで通過(THE列車)

青函トンネルをくぐり抜ける、北海道への新幹線

青函トンネルを経由して本州と北海道を結ぶのが、新青森駅~新函館北斗(しんはこだてほくと)駅間の北海道新幹線です。

東京駅~新青森駅間の東北新幹線と直通運転を行っていますので、東京駅・仙台駅・盛岡駅などから乗り換えなしで新函館北斗駅に向かうことができます。

新函館北斗駅までの最速の列車を利用すると、東京駅から3時間57分、仙台駅から2時間26分、盛岡駅から1時間46分、新青森駅から57分で到着します。

北海道新幹線H5系「はやぶさ」「はやて」の基本情報


東京駅・仙台駅~新函館北斗駅間を結ぶのが「はやぶさ」、盛岡駅・新青森駅~新函館北斗駅間を結ぶのが「はやて」です。

使用される車両はJR北海道所属のH5系10両編成およびJR東日本所属のE5系10両編成で、最上級のサービスを提供するグランクラスと上質な空間のグリーン車、普通車指定席が連結されています。

なお、本州側に奥津軽いまべつ駅、北海道側には木古内(きこない)駅があり、奥津軽いまべつ駅(在来線は津軽二股駅)で三厩(みんまや)駅や青森駅に向かう津軽線、木古内駅では五稜郭駅方面の道南いさりび鉄道線に乗り換えることができます。

また、新函館北斗駅では東室蘭(ひがしむろらん)駅・札幌駅方面へ向かう特急「北斗」や函館駅方面へ向かう「はこだてライナー」に乗り換え、北海道の各エリアに向かうこともできます。


261系特急「北斗」

733系「はこだてライナー」

鉄道コンシェルジュ ミスターKのとっておき情報

JR北海道所属のH5系新幹線車両


JR東日本のE5系をベースとした車両で、北海道への旅の序章として、その先への期待を広げてもらいたいという想いを込めて、「Prologue of the North Experience」をキーワードに内外装の一部を変更しています。

カラーリングは、車体上部が「常盤(ときわ)グリーン」、車体下部は「飛雲(ひうん)ホワイト」と東北新幹線のE5系と同じですが、中央の帯はライラック、ルピナス、ラベンダーを想起させる「彩香パープル」のラインを配置しています。

また、「北海道の雄大さ」と、北海道へも飛来する「シロハヤブサ」をモチーフに、北の大地と本州が新幹線で結ばれることによる「速達性と利便性」、「地域間交流の拡がり」を表現したシンボルマークが車体側面にあります。


最上級のサービスを提供するグランクラス(10号車)


リクライニング角度が最大45度のリクライニングシートを配置したのが、最上級のサービスを提供するグランクラスです。

身体全体をバランス良くサポートする形状のシートで、長時間の移動でも高い快適性を実現しています。手元にあるコントロールパネルからスイッチひとつでシートを調整できるほか、アテンダントを呼び出すボタンも装備されています。リフレッシュメント(軽い食事)(※)のサービスがあり、洋食と和食の2種類から選ぶことができます。

重厚な雰囲気の客室には、沿線に点在する湖沼や海の水面が輝く様や表現し、津軽海峡・函館湾を思い描いた大きな柄の青色のカーペットが敷かれています。

  • リフレッシュメントのサービスは、アテンダントが乗車する東京駅~盛岡駅・新青森駅・新函館北斗駅間の「はやぶさ」で実施しているものです。

上質な空間のグリーン車(9号車)


ゆったりとくつろげるリクライニングシートを配置した客室には、流氷の海明けをデザインしたカーペットを採用しています。壁は北海道の乳製品をヒントにしたクリーム色、窓のブラインドには雪の結晶イメージした柄がデザインされています。

くつろいだ姿勢のまま使用できる肘掛け収納型カクテルトレイのほか、パソコンを使用するときに最適な座席背面の大型テーブルとコンセントがあり、移動中のパソコン作業も快適に行うことができます。

普通車指定席(1~8号車)


3席(A・B・C席)+2席(D・E席)の横5列のリクライニングシートが配置された普通車指定席は、壁や天井の一部に木目を採用しています。

通路部の床敷物に雪の結晶をアクセントに配し、窓のブラインドには縄文土器の文様やアイヌ文様などにヒントを得た柄がデザインされています。

座席のシートピッチは1,040mmで、座席の背面テーブルを使用しても、ゆとりある空間となっています、また、座席には可動式ヘッドレストが装備され、快適に過ごすことができます。

H5系の車内設備

5号車の普通車指定席と9号車のグリーン車には、車いす対応座席と改良型ハンドル形電動車いすでも利用できる大型トイレが設置されています。

1・3・7号車にある女性専用トイレには、化粧直しも快適にできる化粧台や、便利な更衣台が備えられています。また、授乳時などに使用できる多目的室は5号車に、スーツケースなどの車内荷物置場が1~9号車の東京寄りに設置されています。


青函トンネル

1988(昭和63)年3月13日に開業した本州と北海道を結ぶ全長53.85kmの長大海底トンネルで、開業時は上野駅~札幌駅間の寝台特急「北斗星」や盛岡駅~函館駅間の特急「はつかり」、青森駅~函館駅間の快速「海峡」など、在来線の列車が運転されていました。

2016年3月26日に北海道新幹線新青森駅~新函館北斗駅間が開業し、青函トンネルは新幹線と貨物列車が主に走行する線路となり、東京駅と新函館北斗駅を最速4時間2分(現在は3時間57分)で結ぶ「はやぶさ」が運転を開始しました。



列車情報

運転日 毎日運転
運転区間 北海道新幹線 新青森駅~新函館北斗駅間(東京駅~新青森駅間の東北新幹線と直通運転)
運転時刻 【はやて91号】新青森駅6:32発→新函館北斗駅7:34着

【はやぶさ1号】東京駅6:32発→新青森駅9:51発→新函館北斗駅10:53着
【はやぶさ43号】東京駅19:20発→新青森駅22:32発→新函館北斗駅23:29着

【はやぶさ10号】新函館北斗駅6:39発→新青森駅7:41着→東京駅11:04着
【はやて100号】新函館北斗駅21:57発→新青森駅22:59着

※東京駅と新青森駅、新函館北斗駅の始発・終発列車を表示

北海道新幹線についてはこちら(JR北海道)


著者紹介

ミスターK(結解喜幸)

1953年、東京都出身。出版社勤務を経て旅行写真作家に。鉄道や時刻表のたのしさを知り尽くした鉄道の達人。現在は地酒とつまみを追い求める「飲み鉄」にはまっている。

  • 文/ミスターK(結解喜幸)
  • 写真/交通新聞クリエイト、JR北海道(シンボルマーク)
  • 掲載されているデータは2023年3月18日現在のものです。
  • 運転日・運転区間等は変更となる場合があります。

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