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2025.07.22旅行北海道・函館行くならまずコレ!函館山を眺める裏夜景や函館朝市の絶品海鮮グルメも!

絶景とグルメを堪能し、函館の奥深い魅力に触れる

せっかく旅行に行くなら、その土地ならではの体験やグルメは逃したくない! でも、最近の注目スポットも気になる……。そんなあなたに「函館へ行くならまずこれを押さえておけば大丈夫!」な5スポットを厳選してお届けします。 

函館山から市街地を望む夜景だけではなく、函館山のシルエットを楽しむ「裏夜景」や、函館朝市の中でもとくに人気の店に注目! 旧イギリス領事館で自家製スコーンや薫り高い紅茶が味わえるアフタヌーンティーで優雅なひとときもおすすめです。

函館へはどう行く?


北海道新幹線「はやぶさ」

東京駅から函館駅までは、880.4km。東京駅から新幹線はやぶさ新函館北斗号に乗り、3時間57分で新函館北斗駅に到着。新函館北斗駅からはJR函館本線快速はこだてライナーに乗り換え、15分で函館駅に到着します。

北海道新幹線H5系は、東北新幹線との直通運転を行なうことからJR東日本のE5系車両をベースとし、車体外観はE5系と同じ常盤グリーンと飛雲ホワイトに、ライラック・ルピナス・ラベンダーを想起させる「彩香パープル」の帯を配置したオリジナルのカラーリングを採用。車内はカーペット・ブラインドなどのデザインがE5系とは異なっているのが特徴です。

函館行くならまずコレ! 5選

注目!【函館山の裏夜景】


代表的な「裏夜景」スポットの城岱(しろたい)牧場から、遠目に望む函館山

函館の名所として誰もが思い浮かべる、函館山山頂から望む夜景。宝石のように眩い光の数々は、日本三大夜景なのはもちろん、世界三大夜景のひとつとも称されることもあるほどです。

その夜景が「表夜景」ならば、いま話題になっているのが函館山そのものを眺める「裏夜景」です。それは函館山の裾野に広がる街灯りや夕暮れに浮かび上がる函館山のシルエットともにじっくり味わうちょっと通な夜景のこと。


函館市街地から函館湾を挟んで見た函館山のシルエットも「裏夜景」だと話題

こちらは函館山から望む“表”の夜景。思わず声をあげたくなる美しさだ

代表的な「裏夜景」のスポットのひとつが、隣町・七飯町にある城岱牧場から見た光景です。函館市街地から車で30分ほどにあるこの牧場は、牛たちが放牧されているのどかな牧草地。その展望台から、昼間は駒ヶ岳、函館山、大野平野を一望できます。そして夜の帳が降りると眺望が一変。七飯町では「七つ星夜景」とも讃えられています。

ほかにも、きじひき高原の展望台や五稜郭タワーから眺める街灯りの「裏夜景」も! まだまだ意外な場所に裏夜景がみつかりそう。そんな裏夜景探しも楽しそうです。


城岱牧場展望台

住所 北海道亀田郡七飯町上藤城564(城岱牧場展望台)
問い合わせ先 0138-65-2517(七飯町商工観光課)
時間 8:30~18:00
交通アクセス JR函館駅から車で45分
URL https://www.town.nanae.hokkaido.jp/hotnews/detail/00000229.html

定番!【函館朝市】


昭和20(1945)年に函館駅前広場の隅で行われた野菜の立売りが函館朝市の始まり

新鮮な魚介類を扱う店がずらり

戦後すぐの昭和20(1945)年に原型ができた歴史ある朝市には、約250軒の店舗が軒を連ね、海産物はもちろん、野菜や果物、お菓子などを扱う店が並びます。毎朝仕入れられる新鮮な海産物を目当てに訪れる人が絶えず、昼過ぎには品切れとなることも。

海産物や名産品を扱う店がたくさんありますが、中でも人気店のひとつが、元祖巴丼で評判の「きくよ食堂」です。昭和31(1956)年に創業し、無添加塩水の生ウニや道産のイクラ、朝獲りのイカやホタテといった厳選された新鮮な食材を使用しています。炭火で炊いた道産米「ふっくりんこ」の上にたっぷりと海鮮を盛った丼の食欲をそそること!


炭へのこだわりは随一の「きくよ食堂」。焼き魚やご飯も炭炊き蒸し釜戸で炊き上げ!

「きくよ食堂」のホタテとイクラとウニがせめぎ合う、最強の三つ巴「元祖巴丼」(2728円)

また「海鮮料理と釜めし あらき」は、海鮮の旨味をギュッと閉じ込めた「海鮮釜めし」(3740円)が好評の店。釜めしは〆に出汁茶をかけてお茶漬けにすると2度おいしい!

もうひとつの人気メニュー「ジンギスカン ラム2種食べ比べ海鮮セット」(2人前6500円)は、海鮮もラムも入ったバーベキュー仕様で北海道の恵みを味わえます。


「海鮮料理と釜めし あらき」の「ジンギスカン ラム2種食べ比べ海鮮セット」(2人前・6500円)

この店の一番人気、「海鮮釜めし」(3740円)


函館朝市

住所 北海道函館市若松町9-19
問い合わせ先 0138-22-7981(函館朝市大代表)
時間 5:00~14:00過ぎ(店舗により異なる/1~4月6:00~)
定休日
交通アクセス JR函館駅から徒歩1分
URL https://www.hakodate-asaichi.com/

注目!【元祖活いか釣掘】


室内にあり、天候が悪いときでも楽しめます

夏~冬にかけてはスルメイカ、冬から春にかけてはヤリイカが!

釣り上げた瞬間イカが水やスミを吐き出して周りも大盛り上がり

函館名物・イカを、自分の手で釣り上げられるのが、駅二函館朝市のなかにある「元祖活いか釣掘」。生け簀で元気に泳ぐのは、毎朝、市場から海水ごと直送される生きたイカたちです。釣り上げるには、まずはイカをよく見て狙いを定めて。釣り方は、イカの耳(エンペラ)に釣り針をひっかけるようにします。見事釣り上げると元気なイカが水やスミを吐くので、周囲から歓声が上がって大盛り上がり。

イカはその場で刺し身に仕上げてくれます。ご飯(220円)やビール(500円)と一緒に食べることもできますよ。食べ方は、醤油とショウガ、ゴロ(イカの内臓)と一緒に食べるのが函館流。新鮮なイカだからこそのコリコリとした食感とショウガとゴロの風味がよく合います。

朝7時から営業しているので、朝からアクティブに楽しみたい人にもピッタリです!


元祖活いか釣掘

住所 北海道函館市若松町9-19
問い合わせ先 0138-22-5330
時間 7:00~14:00
定休日 1~6月・10月・11月の各第3水
交通アクセス JR函館駅から徒歩2分
値段 1000~1200円程度(イカ1杯+体験料金)。その日の仕入れ価格により変動あり
URL https://asaichi-ekini.com/

定番!【旧イギリス領事館『ヴィクトリアンローズ ティールーム』】


紅茶は5種類の中から選べるポットサービス。ダージリンは+100円

大正2(1913)年に完成し、昭和9(1934)年まで実際に領事館として使用

基坂の中腹に建つ、旧イギリス領事館1階にある「ヴィクトリアンローズ ティールーム」。建物は、外壁は漆喰の白壁にレンガ、屋根は瓦を用いた和洋折衷のつくり。6~8月にはイングリッシュガーデンに色とりどりのバラが咲き誇り、いま流行りのアフタヌーンティーを楽しむのに絶好のロケーションです!

2023年にはカフェメニューが一新され、食器はすべて英国王室御用達ブランド「ウェッジウッド」に。紅茶は、函館市内の紅茶専門店「ルフナ」が厳選した5種類がそろい、中でもダージリンティーは、季節に応じたフレッシュな茶葉を使用するこだわりようです。


ハイティースタンドもウェッジウッド製

ここではぜひ、英国スタイルのアフタヌーンティーセット(1人2800円、注文は2名~)を。3段重ねのハイティースタンドには、サンドイッチにプチヴィクトリアンケーキ、自家製スコーン、バラのグラスゼリーに紅茶が付きます! 紅茶は世界三大産地と呼ばれる、スリランカ、インド、中国の選りすぐりの茶葉を楽しめます。

ほかにも元町のフランス料理店「メゾン フジヤ ハコダテ」特製のガトーフロマージュと紅茶のセット(1500円)や、バラの薫りが口の中に拡がる薔薇ソフト(550円)もはずせません。


旧イギリス領事館『ヴィクトリアンローズ ティールーム』

住所 北海道函館市元町33-14
問い合わせ先 0138ー83ー1800
時間 10:00~18:00(17:00LO・11月1日~3月31日までは~17:00、16:30LO)
定休日
交通アクセス JR函館駅から徒歩約20分
URL https://www.fbcoh.net/cafe-tiser

体験!【元町ガラス工房】


大きな窓と吹き抜けがある開放感にあふれた工房は2000年3月にオープン。

古くから外国と交流のある港町、函館。教会や修道院、領事館や公会堂など歴史ある建物が建ち並ぶ界隈に、元町ガラス工房があります。

ここではぜひ、ガラス作品の制作体験を!

人気のアイテムはピアスやイヤリング、ネックレス。アクセサリーやチャームはどれもチャーミングで、何を作るか迷ってしまいそうなラインアップです!


明治42(1909)年に建てられた建物

アクセサリーやチャームの種類の豊富さも魅力

メニューは3種類。Aはさまざまな形のガラスを組み合わせてオリジナルのブローチやネックレスなど、アクセサリーを作るコース(2100円~)。Bはヴェネツィアングラスで作られた花柄のガラス細工・ミルフィオリを7個組み合わせてストラップなどのチャームを作るコース(2400円~)。Cは合計8個のガラスパーツを組み合わせてトレイやフォトフレームを作るコース(3000円)。

組み合わせを決めたら、約900度の窯でガラスを溶かします。この工程の50分ほどの待ち時間に、周辺の街並みを散策するのも楽しみのひとつ。もちろん、出来上がった作品を自宅に郵送してもらうこともできますよ。


元町ガラス工房

住所 北海道函館市大町1-33
問い合わせ先 0138-27-8836
時間 9:00~16:00
定休日
交通アクセス JR函館駅から市電末広町下車、徒歩2分
値段 Aコース/2100円~、Bコース/2400円~、Cコース/3000円
URL https://www.ne.jp/asahi/motomachi/glass/

人気観光地、函館の魅力を再認識できる旅

年間600万人もの観光局が訪れる、日本でも有数の観光地、函館。函館山の山頂から望む美しい夜景とともに、函館山を眺める裏夜景を楽しんだり、函館朝市を満喫したり。さらに異国情緒たっぷりの街並みを散策して趣ある旧イギリス領事館でティータイムを過ごせば贅沢な気分。函館の絵になるロケーションがすべての体験をワンランクアップしてくれるよう。改めて街の魅力を感じる旅となりそうです。


著者紹介

前田真紀

10年以上暮らした那須塩原から、東京に戻って1年。展覧会や首都圏の名所めぐりを楽しむ日々。

ブログにてときどき那須のスポットを更新。
https://nasu-shiomikke.blogspot.com/

  • 写真協力/はこぶら、函館朝市、きくよ食堂、北栄、元町ガラス工房、ファーストフラッシュ、七飯町
  • 掲載されているデータは2025年6月現在のものです。変更となる場合がありますので、お出かけの際には事前にご確認ください。
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