姫路へ行くなら、やっぱり鉄道が便利!
世界的にも有名な姫路城のある姫路。
大阪からなら比較的近場で気軽に訪れることもできるでしょう。
気が向いたときに、すぐにお出かけできるように事前に最適な行き方がわかっていれば安心ですよね。
大阪から行くなら、やはり時間の予定の立ちやすい鉄道を利用するのがおすすめです。
大阪から姫路に鉄道で行く場合、いくつか手段があります。
まずは新幹線を使った行き方です。新大阪駅から乗車の場合、所要時間は28分で、料金は3,220円です。
2つ目の方法はJR特急を利用するアクセス方法。所要時間は約1時間で料金は3,190円です。
JR在来線でも姫路駅までアクセス可能ですよ。JR東海道・山陽本線の快速を使った方法なら、1時間ちょっとでアクセスできちゃいます。料金は1,460円です。
どの方法がおすすめか、これは人によりけりです。
「時間」や「料金」、「車内での過ごし方」のどれを優先するかでおすすめの方法が異なるからです。
そこで本記事では、トレたび編集室がおすすめする鉄道を利用した姫路へのアクセス方法やきっぷの購入方法を徹底解説。
あなたにとってぴったりな行き方がきっと見つかるでしょう。
姫路城以外にも見どころがたくさんある姫路。この記事を読んで、さっそくお出かけしてみてください!
大阪から姫路へのアクセス
大阪から姫路に向かうのであれば新幹線、JR在来線または特急列車を利用するのが一般的です。
どの移動手段にも長所と短所がそれぞれあるので、自分の目的に沿って選ぶといいでしょう。それでは、詳しく見ていきます。
早く行くなら新幹線がベスト
大阪から姫路まで最も早く到着できるのは、新幹線です。新大阪駅から新幹線で一本、28分で到着できます。
新幹線を使った姫路への行き方について、乗るべき列車や料金など詳しく解説していきます。
新大阪駅から新幹線に乗車
新大阪駅から山陽新幹線に乗って姫路駅に行きましょう。
姫路駅で降車するためには「こだま」もしくは「ひかり」に乗るのがおすすめです。
「さくら」「のぞみ」「みずほ」は姫路駅では一部列車が止まらないことがあるのでご注意ください。
この3つの新幹線を利用する場合、姫路駅で停車するかどうか事前に確認しておきましょう。
料金
新大阪駅から姫路駅まで「こだま」「ひかり」に乗車した場合の料金は以下の通りです(通常期)。
● 自由席…3,220円(乗車券1,460円、特別料金1,760円)
● 指定席…【こだま・ひかり】3,750円(乗車券1,460円、特別料金2,290円)
スピードを重視するなら、やはり新幹線がベストの選択肢です。
28分でアクセスできるので日帰り旅行でも、現地の滞在時間は十分確保できるでしょう。
ただあっという間に到着するので、車内で駅弁を食べたり、車窓から景色を楽しんだりといった、いわゆる“鉄道旅”の醍醐味はあまり味わえないかもしれません。
安く行くならJR在来線
新幹線を使わないで大阪駅から姫路駅の移動方法として、JR在来線の東海道・山陽本線を利用する方法があります。
そのルートと所要時間、料金を詳しく見ていきましょう。
所要時間は1時間ちょっと
JR東海道・山陽本線の新快速に乗れば、大阪駅から姫路駅まで一本です。
所要時間は62, 3分です。新幹線と比較すると、乗車時間は倍くらいになります。
とはいえ、新幹線と同様に乗り換えがないのは、大きな魅力です。
ただし、時間帯や曜日によっては混雑していることがあるという点には注意しましょう。
料金
大阪駅から姫路駅までのJR東海道・山陽本線の運賃は1,460円です。
新幹線と比較して、大幅に安くなりました。
できるだけ費用をかけずに姫路を訪れたいと思っているのであれば、JR在来線を利用するのがおすすめです。
着席したければ特急列車の利用も視野に入れて
JRの特急「スーパーはくと」「はまかぜ」「らくラクはりま」などを利用して、姫路駅にアクセスする方法もあります。特急「スーパーはくと」を利用の場合、所要時間は約55分で新幹線よりは時間がかかるものの、在来線よりは少し早く到着できます。
特急を使った姫路駅への行き方について、ルートや料金などを解説していきます。
特急「スーパーはくと」なら確実に座れる
新幹線と同じく指定席なので確実に座れて快適な移動になる点も大きな魅力。
価格を抑えつつ、できるだけ快適なルートで姫路駅に向かいたいと思っている人には、おすすめの移動手段です。
ただし、運行本数は限られていますので、事前に時刻表などでよく確認しましょう。
料金
特急「スーパーはくと」を使った場合の大阪駅から姫路駅までの料金は以下の通りです(通常期)。
● 指定席…3,190円(乗車券1,469円、特別料金1,730円)
新幹線同様、在来線を使った方法と比較して料金はやや高めです。しかし快適さを重視したい、車内でゆっくり駅弁を食べたいと考えている方は特急の利用も検討してみてくださいね。
姫路駅への新幹線・特急列車のきっぷの買い方
それぞれの所要時間や料金がわかったところで、新幹線や特急列車のきっぷの買い方を確認しましょう。
新幹線のきっぷを初めて購入するという方やあまり経験がなく不安だという方は、みどりの窓口で購入するのがおすすめです。
係員が応対してくれるので、乗車駅と降車駅、乗車日、時間などを伝えれば、係員が該当する列車の空席状況を確認してくれます。
ただしみどりの窓口の場合、タイミングによっては混みあっている可能性も。
順番待ちをしたくないという方は、以下で紹介する「指定席券売機」か「インターネット予約」のいずれかできっぷを買うのもよいでしょう。
指定席券売機
指定席券売機は駅のホームにも設置されています。
こちらで乗車希望する列車や日時を指定して、乗車券や特急券を購入可能です。
基本的に画面の案内に従ってきっぷを購入するだけなので、それほど戸惑うことはないでしょう。もし操作方法が分からなければ、駅係員が近くにいるはずなので尋ねてみてください。
指定席券売機であれば、比較的スムーズにきっぷを購入できます。
みどりの窓口では結構な行列ができている場合でも、指定席券売機なら空いていることも少なくありません。
誰もいない時を見計らって、ささっときっぷを購入しちゃいましょう!
インターネット予約
新幹線や特急のきっぷは、今ではインターネットで購入できます。
乗車当日だけでなく、前もって予約も可能です。
スマートフォンやパソコンでどこからでもきっぷを購入できるので便利ですよ。
初めて利用する際は、まず会員登録をしてください。1回会員登録してれば、次回以降はすぐに必要なきっぷの購入が可能です。
JR西日本では「e5489」という予約システムを利用します。
画面の指示に従って指定するだけなので、難易度はそれほど高くはありません。
宿泊先やレンタカーもあわせて予約できるので便利ですよ。
また限定の割引価格で購入できるなど、指定席券売機やみどりの窓口にはないメリットが多くあるので、ぜひお試しください!
姫路駅周辺のみどころ
それでは早速、きっぷを購入して姫路にお出かけしてみましょう! 姫路というと姫路城をイメージする方も多いでしょう。しかしその他にも見どころはたくさんあります。
姫路城
姫路城は、姫路観光でやはり欠かせません。
日本三名城の一つに数えられているほど有名なお城です。
姫路城は別名「白鷺城」と呼ばれ、白い外観が特徴的です。夜間になるとライトアップされるので、幻想的な美しさを堪能できます。
姫路城の天守は江戸時代以前に建造されています。数ある日本のお城の中でも江戸時代以前の天守が今も残っているのは、たった12ヵ所しかありません。
姫路城は連立式天守になっているのも特徴の一つ。その中でも大天守や乾小天守、渡櫓など8棟が国宝に指定されていて、歴史的な価値があります。
太陽公園
太陽公園は白いお城をモチーフにしたテーマパークです。
「城のエリア」と「石のエリア」の2つのエリアによって構成されています。
城のエリアはドイツのノイシュバンシュタイン城をモデルにした「白鳥城」がシンボリック。
周辺も西洋風の建造物や広場で構成されているのでドイツにいるかのような錯覚を味わえますよ。
一方、石のエリアは凱旋門や万里の長城、モアイ像、ピラミッドなど世界各地の石の建造物が再現されています。
ちょっとした世界一周旅行気分を楽しめちゃう人気スポットです。
廣峯神社
廣峯神社は、広峰山の山頂にある神社です。
奈良時代に創建されたという歴史的な神社で、素戔嗚尊などの神々が祀られています。
また黒田官兵衛のゆかりの神社としても有名。
黒田官兵衛というと戦国を代表する知将で、大河ドラマでも描かれたことのある人気武将です。
建物自体にも歴史的な価値があります。
本殿と拝殿は国の重要文化財に指定されており、一見の価値ありですよ。
廣峯神社に行ったら「陰陽九星参り」をしてみるのがおすすめ。
本殿裏に9つの穴があるのですが、あなたの星に対応する穴に願い札を入れる参拝方法です。この方法で参拝すると、願いが叶うといわれています。
何か叶えたいお願いがあるという方は、ぜひ廣峯神社を訪れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
大阪から姫路に行く場合、スピード重視なら新幹線を利用するといいでしょう。
30分かからずにアクセスできちゃいます。
できるだけ費用を安く抑えたければ、JR在来線を利用するのがおすすめです。
1時間ちょっとかかるものの、1,400円台でアクセスできます。
新幹線の半額程度のコストですよ。
また、快適さを求めるなら特急を利用するのも選択肢。
指定席で55分程度のゆったりとした鉄道旅が楽しめますよ。
きっぷを購入する際、できるだけ時間をかけずにきっぷを購入したければ、本記事で紹介した「指定席券売機」もしくは「インターネット予約」を使ってみてくださいね。
- ※トレたび編集室/編
- ※掲載されているデータは2025年8月現在のものです