2025.12.23旅行海を眺めておこもりするなら「味と湯の宿ニューとみよし」

アクセスも良好な温泉宿でおこもり旅はいかが？

都心から約2時間でオーシャンビューを独り占め！

4タイプ並ぶ本館屋上の貸切展望風呂。木曽檜の「空（くう）」で青一色に浸る。貸切風呂は、予約なしで何回でも利用できる

南熱海の海辺に目を引く青き温泉宿が立つ。ほかより早い14時のチェックインに合わせ、訪れる客人の多いこと。お目当ては全14種ある貸切露天風呂だ。本館屋上に4種、別棟に庭園風呂が3種、新館4階に4種とサウナ＆露天水風呂3種を備え、裏山などで湧く3本の混合泉をかけ流す。「熱海の温泉街より成分が濃いねと、お客さまに言われます」と頬を緩ませるのは、若旦那の富岡宏泰さんだ。たしかに、体を浸すと湯がやわらかく、肌がみるみるハリツヤを取り戻すよう。

昨年開館した新館にはスイートルームや新たな貸切温泉が！

ベッドに寝転がっても海が望めるスイートルーム。ウッドデッキのバルコニーにソファと信楽（しがらき）焼の風呂があり、いつでも温泉に入れる

オーシャンビューの新館スイート客室バルコニーにも露天風呂が据えられ、海を眺める贅沢さ。刻々と色を変える夕焼けも見事で、「冬は空気が澄んで、グラデーションがいっそう艶（あで）やかですよ」と富岡さん。ベッドに寝転がり、冷蔵庫からフリーのビールやクラフト酎ハイを取り出し、いつまでも眺めていたくなる。

伊豆半島の新鮮な海の幸を満喫

夕食の舟盛りは伊勢エビや金目鯛などがてんこ盛り。写真は2人前

夕食も楽しみだ。地元出身の板長が旬を表現した前菜を手始めに、伊豆の魚のオンパレード。静岡の地酒と味わえば、極楽に一直線だ。

新館では内風呂付き「青雲」（写真左）、やサウナ＆貸し切り露天水風呂など、7種の展望風呂が並ぶ。
パウダールームはさながらドライヤーバー。好みの風を選んで

朝、水平線から昇る朝日を湯の中から眺めるうち、風呂を制覇できていないことに気がついた。連泊してもう少し極楽を味わっていこうか。

2代目（中央）をはじめ、スタッフはみな地元出身。親しみやすさも魅力だ

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基本情報

名称	味と湯の宿ニューとみよし
所在地	熱海市下多賀1472-1
交通アクセス	JR伊東線伊豆多賀駅から徒歩10分
料金	1泊2食3万800円～
問い合わせ先	0557-67-0017
部屋数	36室（露天風呂つきは33室）
泉質	ナトリウム・カルシウム・塩化物泉

ニューとみよし公式サイト

【1月上旬～】早咲きの梅とあたみ桜が見頃に！

芳香にうっとりする熱海梅園（写真左）のみならず、桜もひと足早く熱海界隈で早春を謳歌。ピンクの八重が華やかなあたみ桜から、河津桜へと移りゆく。
糸川遊歩道（写真右）のほか、伊豆多賀駅近くの「さくらの名所散策路」も名スポット。

【熱海梅園】
問い合わせ先：0557-86-6218（熱海市公園緑地課）
開園日時：梅まつり期間中の1月11日～3月2日は8時30分～16時
定休日：無休
料金：300円（梅まつり期間以外は入園自由）
交通アクセス：JR伊東線来宮駅から徒歩10分
【糸川遊歩道】
問い合わせ先：0557-85-2222（熱海市観光協会）
交通アクセス：JR伊東線来宮駅から徒歩12分