歴史ある街並みと海の幸を堪能する山口県下関の旅
せっかく旅行に行くなら、その土地ならではの体験やグルメは逃したくない! でも、最近の注目スポットも気になる…。そんなあなたに「下関へ行くならまずこれを押さえておけば大丈夫!」な5スポットを厳選してお届けします。
本州最西端に位置し、関門海峡に面する山口県下関市。歴史的な建築が多く点在する下関で、日本遺産の建築物を巡ったり、市場で海の幸を楽しんだり。水族館では愛らしいフグたちにも出合えます。
下関へはどう行く?
500系新幹線
新下関駅まで、新大阪駅から543㎞。新大阪駅から山陽新幹線のぞみに乗り、広島駅や新山口駅などでひかりやこだまに乗り換えて新下関駅まで行けますが、ここは2027年7月に営業運転終了が発表された500系こだまにぜひ乗りたいところ。本数が少ないので、チェックしてから旅に出ましょう。
また博多駅から新下関駅へは九州新幹線さくらに乗って24分で行くこともできます。
下関に行くならまずこれ! 5選
買う!【唐戸市場】
フグの市場として、またタイやハマチの市場としても有名な唐戸市場。下関はもちろん、北九州の食のプロも通う卸売市場です。魚介類のみならず農産物の直売所もあり、漁業者や農業者が軒を並べて販売。季節の旬な素材を求める人々で活気にあふれています。
新鮮なネタを使ったお寿司も豊富にそろう
小売りも行われているので、新鮮な食材を安く手に入れられるのもポイント。特に評判なのが、 金・土(10:00〜15:00)と、日・祝日(8:00〜15:00)で開催される「活きいき馬関街(ばかんがい)」です。屋台には握り寿司、海鮮丼、ふく汁などをその場で味わうこともできます。中でも人気なのは、たくさんの種類の寿司が並ぶ「寿しバトル」。フグの握りをはじめ、その日に揚がった魚も握りや丼でずらりと並び、どれにしようか迷いそうなほどです。
暑い夏の時期には旬のアジやウナギ、タコなどがおすすめですよ。
また市場は、朝7時までは業者さんなどプロの方が中心、9時以降は観光客で混み合うのでその間の8~9時頃が狙い目です。
「活きいき馬関街」は歩くだけでも気分が上がる
日本最大級のフグ取り扱い市場
唐戸市場
| 住所 | 山口県下関市唐戸町5−50 |
|---|---|
| 問い合わせ先 | 083-231-0001 |
| 時間 | 平日・土曜は8:30〜15:00、日曜・祝日は8:00〜15:00 |
| 交通アクセス | JR下関駅からバス7分 |
| URL | https://www.karatoichiba.com/ |
体験!【唐戸エリアの日本遺産めぐり「関門“ノスタルジック”海峡~時の停車場、近代化の記憶」】
関門ビル(旧関門汽船株式会社)。見学は外観のみ
下関市の中でも、レトロな建物が特に多く残る唐戸エリア。ぜひゆっくりと散策してみてはいかがでしょう。
まずは下関市観光協会などからマップを手に入れて、下関駅からスタート。下関駅をおりると広がる唐戸エリアには、文化庁により認定された日本遺産「関門“ノスタルジック”海峡」のストーリーを構成する歴史的建物が点在しています。
駅からほど近い海沿いの道には、日本遺産のひとつ関門ビルがたたずみます。このビルは、門司港~唐戸間の連絡船を運航する関門汽船が昭和6年(1931)に建設した建物。明治・大正期に見られた意匠をそぎ落とし、近代的な構造に近づけようとした建物ですが、歴史的なデザインも残り、過去と近代のデザインが共存しているのが特徴です。
関門ビルが位置する唐戸交差点には、ほかにも大正・明治・昭和初期の建築が多く並び、まるで街自体が近代建築の博物館のよう。歩くだけで気持ちも弾みます。
旧宮崎商館。見学は外観のみ
中国労働金庫下関支店(旧不動貯金銀行下関支店)。平日のみ見学可能(9:00~15:00)
唐戸エリアの日本遺産めぐり
| 住所 | 下関市唐戸町6-2(関門ビル)/下関市南部町21-23(中国労働金庫下関支店)/下関市田中町4-10(旧宮崎商館)など |
|---|---|
| 問い合わせ先 | 083-231-1350(下関市観光協会) |
| 時間 | 施設により異なる |
| 定休日 | 施設により異なる |
| 交通アクセス | JR下関駅からバス8分 |
| URL | https://shimonoseki-kgb.jp/area/karato |
見る!【下関市立しものせき水族館「海響館」】
アシカとイルカが繰り広げる大人気のプレゼンテーションも
約5万5000点、約550種もの海の生き物が展示されている「下関市立しものせき水族館 海響館」。関門海峡をテーマにした水槽「関門の海」をはじめ、国内最大級のペンギン展示施設「ペンギン村」、国内唯一の展示となるシロナガスクジラ全身骨格標本など、地域の特色が活かされた展示が多くあり、見どころ満載の水族館です。
泳ぐ姿を眺められるペンギン村の亜南極水槽
目の前の海に生息する生き物を多数展示
イベントも充実していて、人気の「イルカ&アシカのプレゼンテーション」では、イルカからアシカへ、アシカからイルカへ合図を出すプレゼンテーションが行われる非常に珍しいパフォーマンスが繰り広げられます。また、ペンギン村の「亜南極水槽」では「ペンギン大編隊」と名付けられたペンギンが群れで泳ぐ姿を見ることができ、圧巻です。
また下関市の水族館として見逃せないのが、世界一の種数を誇るフグ目展示「世界のフグ」コーナーです。フグの仲間約100種が展示され、20年勤続の展示スタッフも初めて見るほど珍しい「ツバサモンガラ属の一種」も展示されています(2026年7月現在)。生きた状態で水族館や博物館などで展示されるのは初めてだそう。さまざまな形や色をしたフグを眺められる、貴重な機会になりそうです。
フグの仲間、ツバサモンガラ属の一種
フグの仲間、コンゴウフグ
下関市立しものせき水族館「海響館」
| 住所 | 山口県下関市あるかぽーと 6番1号 |
|---|---|
| 問い合わせ先 | 083-228-1100 |
| 時間 | 9:30~17:30(入館は30分前まで) |
| 定休日 | 無し |
| 交通アクセス | JR下関駅から徒歩25分 |
| 値段 | 大人2500円、小・中学生1200円、幼児(3歳以上)500円 |
| URL | https://www.kaikyokan.com/ |
食べる!【角島プリン】
角島ブループリン(535円)。ブルージュレはソーダの風味
高級バニラビーンズやチョコレート、そして山口県産の厳選した食材をたっぷり使用したプリン専門店です。角島大橋に近い古民家を改装したお店には、なめらかプリン(535円)、究極のとろプリン(535円)、なめらかバニラ(535円)など定番の7種類に加え、季節のプリンを加えた8種類が並びます。
素材はもちろん、なんといってもプリンそのものへのこだわりが随一。プリンごとにひとつひとつ食感や風味を変え、丁寧に手作りしています。なかでも一番人気の「なめらかプリン」は、卵そのものの旨味を最大限引き出しながら、濃厚かつ、なめらかな食感を生み出した逸品です。
2026年7月末からは夏限定のプリンアイスも登場。店のすぐ横にある、イートインスペースで召し上がれ。
右から 抹茶プリン、生チョコプリン、 なめらかバニラ、 なめらかプリン、 究極のとろプリン、角島ブループリン
角島大橋近くにある店舗
角島プリン
| 住所 | 山口県下関市豊北町神田3588-6 |
|---|---|
| 問い合わせ先 | 083-250-8874 |
| 時間 | 10:00〜18:00※売り切れ次第終了 |
| 定休日 | 無し |
| 交通アクセス | JR阿川駅から車8分 |
| URL | https://www.instagram.com/tsunoshima.p/ |
食べる!【元祖瓦そばたかせ 川棚店】
元祖瓦そば(1485円)
瓦の上に茶そばがのった、なんともユニークな山口県のご当地名物、瓦そばの発祥の店です。
明治10年(1877)に西南の役で熊本城を囲んだ薩摩の兵士たちが、瓦を用いて野草や肉などを焼いて食べたという話にヒントを得て、店の創立者が日本瓦を使って、独自の製法で開発したのがはじまりだといいます。
石臼挽きで茶葉を挽いた香り豊かな宇治抹茶と北海道産のソバ粉を練り合わせた茶そばに、牛肉、錦糸卵、海苔、もみじおろし、レモンなどを配して、独自のつゆを添えた瓦そばは見た目も華やか。2人前をオーダーして取り分けるとボリュームが出ていっそう写真映えします。
また、瓦には遠赤外線効果があり保温性に優れ、時間が経っても熱々の状態で食べられるという利点も。瓦に接した部分はおこげのようにパリパリに仕上がって格別の味わいです。
元祖瓦そばと並ぶたかせの名物、うなめし(2530円)
築約100年の建物を改装した風情ある川棚本館
元祖瓦そばたかせ 川棚店
| 住所 | 山口県下関市豊浦町大字川棚5437 |
|---|---|
| 問い合わせ先 | 083-772-2680 |
| 時間 | 11:00~20:00 |
| 交通アクセス | JR川棚温泉駅からバス5分 |
| URL | https://www.kawarasoba.jp/index.php |
愛らしいフグの姿に癒やされ、歴史を感じる旅
九州と関門海峡を挟んで向かい合う港町、下関。歴史的な建築物が点在し、散策するだけでタイムトリップしたかのような気分を味わえます。また下関の名物・瓦そばなどのご当地グルメを堪能したり、水族館では愛くるしい海の生き物たちのショーに感嘆したり。さまざまな種類のフグを眺めることもでき、満足度の高い旅になりそうです。
著者紹介
- ※写真提供/下関市観光コンベンション協会、下関市立しものせき水族館「海響館」、角島プリン、下関市教育委員会教育部文化財保護課、元祖瓦そばたかせ
- ※価格は全て税込み表記です。
- ※掲載されているデータは2026年7月現在のものです。変更となる場合がありますので、お出かけの際には事前にご確認ください。
