トレたび JRグループ協力

2021.07.29旅行『ひなビタ♪』の聖地<鳥取県倉吉市>へJRで行くおすすめの聖地巡礼旅

そこに歌声が響く限り、それはもはや架空ではない

鉄道と旅行の情報サイト「トレたび」とアニメツーリズム協会による、JRで行く日本のアニメ聖地をめぐる旅。北海道から九州まで、全国を6つのエリアに分けてご紹介! 

第4回目は、鳥取県倉吉市へ。新感覚のキャラクターバンドコンテンツ『ひなビタ♪』に登場する架空のまち・倉野川市によく似ている町とネットで話題になり、あっという間に姉妹都市提携した不思議な町。町中に約50のキャラクターパネルが設置されていたり、ガバメントファンディングで「マンホール」を作ろうとしたら、目標額の4倍もの寄付が集まってしまったり。素朴で温かい町のたたずまいと熱い声援が重なって、鳥取県中部地震から確かな復興への道を歩んでいる。2021年に姉妹都市提携5周年を迎えた。君も奇跡の目撃者になろう!

  • 新型コロナウイルス感染症の影響により、列車の運休や変更、施設の営業変更等が発生することがあります。JRニュースや運行会社、および各施設のHP等をご確認ください。

『ひなビタ♪』作品紹介


『ひなビタ♪』キービジュアル ©Konami Digital Entertainment

とある地方都市・倉野川市にある日向美(ひなたび)商店街は、新しく建設されたショッピングセンターに押され、すっかりひなびた雰囲気に。そんななか、商店街で生まれ育ったまり花、一舞(イブ)、咲子、めう、凛の5人が、地元に活気を取り戻すためにバンド「日向美ビタースイーツ♪」を結成する。地元を愛する女の子たちが自分たちで作った楽曲で地域活性化を目指す姿を描く。WEBやSNS、ゲーム、楽曲配信などを使った、新感覚のキャラクターバンドコンテンツ。
アニメツーリズム協会より引用 『ひなビタ♪』


『ひなビタ♪』作品データ

制作会社:コナミデジタルエンタテインメント
配信時期:2012年11月21日~
企画・原案・音楽監修:TOMOSUKE

アニメツーリズム協会より引用 『ひなビタ♪』

『ひなビタ♪』と鳥取県倉吉市。架空を超えてリアルと繋がる絆


『ひなビタ♪』場面写真「倉吉大蓮寺小路 」 ©Konami Digital Entertainment

2012年11月に誕生した『ひなビタ♪』という作品と、倉吉市という自治体は蜜月の関係だ。姉妹都市提携したのは2016年4月。同時に、「日向美ビタースイーツ♪」が「くらよし観光大使」に就任。そして2018年11月、全国で一番最初に「日本のアニメ聖地88」認定プレートとご朱印が設置された。そう、倉吉市は「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」第1号なのである。

『ひなビタ♪』によって、作中の倉野川市と似てひなびた町・倉吉市にも活気がもたらされた。町の人たちが自主的に立ち上げた「倉吉ひなビタ♪応援団」があり、コラボ商品やグッズ多数、YouTubeチャンネルではみんな元気にコラボ商品を紹介していて『ひなビタ♪』への愛情が画面からハミ出している。その溢れんばかりの愛は市長も。たびたびYouTubeに登場しては『ひなビタ♪』に声援を送ったり、町への誘客を勧めたり。なかなか不思議な世界が広がっている。


アニメツーリズム協会公式キャラクターじゅんれいちゃん じゅんれいちゃん:©2021 アニメツーリズム協会/ヒルクライムスタジオ

室町時代に打吹(うつぶき)城が築城されて城下町として栄え、廃城後の江戸時代には陣屋が置かれるなど要所として繁栄した倉吉市には、倉吉を代表する商家「倉吉淀屋」のほか、かつての面影が多く残されている。そんな江戸時代へのタイムスリップ気分が味わえ、『ひなビタ♪』の世界観に浸れる素敵なを町を、観光大使の「日向美ビタースイーツ♪」に導かれながらめぐってみよう。

※じゅんれいちゃん:アニメツーリズム協会公式キャラクター
「アニメの舞台と日本を旅しよう!」を掲げ、毎年「アニメ聖地88」を選定しているアニメツーリズム協会の公式キャラクターで、日本全国のアニメ舞台と人をつないでいる。

最新版「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」
アニメ聖地WEB投票スタート!
詳しくは下記をご覧下さい
https://animetourism88.com/ja/enquete


『ひなビタ♪』の聖地、鳥取県倉吉市はこうめぐろう!

音楽から入るか、ストーリーから入るか、町から入るか。どこから入っても倉吉市を大好きになってしまうのが『ひなビタ♪』の魅力であり奇跡だ。『ひなビタ♪』を知るまで、倉吉市を知らなかった人が多いはず。

そして、歴史が感じられる町は日本のどこにでもあるけれど、ここ倉吉市はちょっとおかしい。国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されたエリアがあり、白壁土蔵群や町屋といった美しい町並みに『ひなビタ♪』に登場するキャラクターのパネルが設置されていて、新たな風景をつくりだしている。

そんな不思議な町、倉吉市の魅力のすべてを紹介することはできないが、おすすめスポットを厳選したので、ぜひJR倉吉駅からスタートしてタイムトラベル&聖地めぐりを満喫してほしい。

じゅんれいちゃんと一緒に鳥取県倉吉市を回る旅のプラン

2021年7月某日 大阪から鳥取県倉吉市へ向かう
※時刻は記事作成当時のものです。お出かけの際は最新の時刻をお確かめください


モデルルート
10:43着

倉吉駅(聖地めぐり0)

  • 応援団が作成した倉野川駅の駅名板があるらしい
11:00頃

白壁土蔵群へ。路線バスで向かう。

11:20頃

聖地めぐり1「白壁土蔵群」

  • 古いけれど新しい町並みが見どころ。当時の蔵をリノベーションした土産物屋やカフェをのぞいてみよう。ご朱印も忘れずに
12:00頃

聖地めぐり2「弁天参道」

  • 風情ある小径でタイムスリップを楽しむ
12:45頃

聖地めぐり3「元帥酒造」

  • 白壁土蔵群の中心で愛を確かめよう
13:45頃

聖地めぐり4「大社湯」

  • 咲子とイブ、まり花が行ったレトロな銭湯へGo!
14:15頃

聖地めぐり5「円形劇場くらよしフィギュアミュージアム」

  • ここでしか出逢えない「ひなビタ♪ギャラリー」に没入する幸福
15:00頃

聖地めぐり6「マンホール」

  • 目標額の4倍を集めたガバメントファンディングで製作されたマンホールも見に行かなければ
16:00頃

聖地グルメ「ちくわパフェ」

  • ティーラウンジ ダイアナで今日のちくわパフェを堪能する
おまけ

オススメ観光スポット

  • 「倉吉鉄道記念館」や「ご当地フルーツ」もチェックしよう!

鳥取県倉吉市に行くならこの列車! 特急「スーパーはくと」


『ひなビタ♪』の聖地に行くなら特急「スーパーはくと」がおすすめ

【特急「スーパーはくと」】

運転区間:京都駅・大阪駅~鳥取駅・倉吉駅

京阪神と鳥取を結んで走る。智頭急行の車両で、カーブの多い山間区間をコンピュータ制御で傾けて、揺れの少ない乗り心地のよさを保ちながら高速で走り抜ける。車内の窓側の席には、コンセントが設置されており、充電の心配なく『ひなビタ♪』のコンテンツをチェックしながら、気分を高めて聖地入りできる(配線の都合上、コンセントの無い座席もある)。


特急「スーパーはくと」の詳細はこちら

聖地めぐり0:<JR倉吉駅>日本初、架空のまち「倉野川市」との姉妹都市提携の証がここに!


『ひなビタ♪』聖地巡礼スポットJR倉吉駅「倉野川駅名板」

日本で初めて架空のまち「倉野川市」と姉妹提携した倉吉市。JR倉吉駅に降り立つと、いきなり倉野川感が高まる光景に遭遇できる。倉吉ひなビタ♪応援団(地元の有志団体)がつくった「倉野川駅」の駅名板が改札内に設置されており、駅に着いた瞬間から『ひなビタ♪』ムード全開だ!ハイテンションで聖地めぐりに繰り出そう!


JR倉吉駅

住所 鳥取県倉吉市上井195-3
URL https://www.jr-odekake.net/eki/top?id=0640715

聖地めぐり1:<白壁土蔵群>いつ来ても落ち着く。素朴で温かい地元の人たちとの触れ合いに癒されよう


『ひなビタ♪』聖地巡礼スポット倉吉白壁土蔵群 実際の倉吉白壁土蔵群

倉吉市の白壁土蔵群は、歴史あるけどひなびた「日向美商店街」によく似た商店街の近くにあり、江戸~明治時代に建てられた建物が今も多く残っている。土蔵の白壁が続き、川に架けられた石橋の風景は、『ひなビタ♪』に登場する「日向美ビタースイーツ♪」のキービジュアルとしても描かれ、気分が盛り上がる。観光地でありながら、住んでいる方たちが町を大切にしながら生活している雰囲気が感じられる。古民家を使ったお店や、当時の醤油屋や造り酒屋で使用されていた土蔵や長屋をリノベーションして、土産物屋やカフェなどになっているので、寄り道しながら、メンバーと歩いている気分で散策しよう。

特製ご朱印のゲットも忘れずに!


『ひなビタ♪』聖地巡礼スポット白壁土蔵群にある倉吉白壁土蔵群観光案内所でご朱印

「訪れてみたい日本の聖地88」第1号の記念すべきご朱印は、倉吉白壁土蔵群観光案内所にある。忘れずに立ち寄って、『ひなビタ♪』や倉野川市、「日向美ビタースイーツ♪」、倉吉市の思い出を持って帰ろう。

 


倉吉白壁土蔵群

住所 倉吉市新町1丁目、東仲町、魚町、研屋町周辺
問い合わせ先 0858-22-1200(倉吉白壁土蔵群観光案内所)
時間 店舗による
定休日 店舗による
交通アクセス JR倉吉駅より路線バス「市内線西倉吉方面行」約12分 赤瓦・白壁土蔵下車 徒歩約5分
値段 店舗による
URL https://www.kurayoshi-kankou.jp/

聖地めぐり2:<弁天参道>凛とめうのツーショットの小径!タイムスリップを楽しもう


『ひなビタ♪』聖地巡礼スポット弁天参道 ©Konami Digital Entertainment/めうと凛のお出掛け「倉吉大蓮寺小路 」


『ひなビタ♪』聖地巡礼スポット弁天参道 実際の弁天参道

弁天参道は、めうと凛がお出掛けした時のひとコマの舞台。めうが凛に抱きついているファンタジックな雰囲気が印象的なイラストに描かれているこの場所は、大蓮寺というお寺に続く参道である。ここは、写真スポットとしても人気だ。寄り添う2人を思い出しながら写真を撮りたい。赤い灯篭に誘われて参道を歩けば、「今」という時を忘れ、時空を超えて『ひなビタ♪』の世界が彷彿する。


『ひなビタ♪』聖地巡礼スポット大蓮寺

また、大蓮寺は、コンクリート造りのちょっと変わった佇まいのお寺で、足を延ばして訪ねるのもおすすめだ。一般的にお寺というと瓦屋根を想像するが、なかなかモダンな本堂である。そしてもうひとつ。ここには日本史に残る興味深い話がある。江戸時代、大阪で栄えた「淀屋」という豪商がいたのだが(いまは「淀屋橋」として名が残っている)、この淀屋の番頭、牧田仁右衛門が倉吉の出身で、暖簾分けした店を倉吉に開いたり、大蓮寺に淀屋の墓所があるのだ。


弁天参道

住所 鳥取県倉吉市東仲町
問い合わせ先 0858-22-1200(倉吉白壁土蔵群観光案内所 (赤瓦十号館))
交通アクセス JR倉吉駅からバスで12分、バス停「赤瓦・白壁土蔵」下車、徒歩約5分

聖地めぐり3:<元帥酒造>ポスターの背景やパネル設置、コラボ商品など続々と。『ひなビタ♪』感が満載のレトロスポット


『ひなビタ♪』聖地巡礼スポット元帥酒造本店

元帥酒造は、白壁土蔵群の一角にある江戸時代から続いている老舗の造り酒屋である。まり花とイブ、咲子の3人が倉野川市役所観光課に勤める久領堤 纒(くりょうづつみ・​まとい)の誕生日プレゼントを買いに行こうとしたお店だ。

創業は嘉永年間(1800年代)で、当時の酒銘は「元帥」ではなく、「旭政宗」だった。明治時代の終わりに東郷平八郎が訪れたことにちなみ、許可を得て「元帥」に改銘したんだそう。おススメの商品は、里見八犬伝ゆかりの「八賢士」と、数々の賞を受賞した技術を結集した「大吟醸元帥」。それに、季節限定のお酒も見逃せない。また、本店から車で5分ほど離れた場所にある酒蔵では、元帥の歴史、お酒が出来るまでの工程などわかりやすい説明が聞けて、お酒の試飲もできる酒蔵見学も人気がある。


元帥酒造本店

住所 鳥取県倉吉市東仲町2573
問い合わせ先 0858-22-5020
時間 8:30~17:30
定休日 年中無休
交通アクセス JR倉吉駅からバスで12分、バス停「赤瓦・白壁土蔵」下車、徒歩約5分
URL https://www.gensui.jp/index.html

聖地めぐり4:<大社湯>町のみんなの憩いの場所へ


『ひなビタ♪』場面写真「倉吉大社湯 」 ©Konami Digital Entertainment/大社湯の前で。咲子がイブとまり花を撮った場面


『ひなビタ♪』聖地巡礼スポット大社湯 実際の大社湯

大社湯は、咲子とイブ、まり花の3人が、白壁土蔵群での買い物の帰りに立ち寄った銭湯。すぐ隣に出雲大社倉吉分院があり、「大社湯」という名称になったんだそう。1904(明治40)年から操業している現役の銭湯で、100年以上続いている3代目。当時の面影そのままに営業しており、とてもレトロな雰囲気である。その貴重な建物は、国の登録有形文化財に指定されている。鳥取県中部地震の時に被害を受けたが、地元の方に応援されて立ち直った。夕方の16:30から営業しているので、最後に立ち寄ってひと風呂浴びるのもいい。

  • 大社湯は2022年11月をもって閉店しました

大社湯

住所 鳥取県倉吉市新町3丁目2292
交通アクセス JR倉吉駅からバスで13分、バス停「新町」下車、徒歩約3分

聖地めぐり5:<円形劇場くらよしフィギュアミュージアム>いつでも『ひなビタ♪』の世界に浸れる


『ひなビタ♪』聖地巡礼スポット円形劇場

円形劇場くらよしフィギュアミュージアムは、解体が予定されていた、日本に現存する最古の円形校舎の小学校を修繕し、フィギュアミュージアムとして蘇らせて2018年にオープンした。

2019年6月、このミュージアムの常設展示エリア内に「ひなビタ♪ギャラリー」がオープンした。『ひなビタ♪』に関する貴重な資料やグッズ、フォトスポットなど今までの倉吉市と『ひなビタ♪』の歩みを中心とした展示となっている。展示室の壁一面に倉野川市の町のイラストが配され、作品の世界に入れて倉野川市を体感できる貴重な場だ。また、ガバメントクラウドファンディングの支援者の芳名板も設置されている。支援金で製作された2つのマンホールのうち、「ここなつ」のマンホールが円形劇場近くの歩道に設置されているので、ぜひ見つけて写真に収めよう。また、展示内容は、倉吉で行われる各キャラクターの誕生祭ごとに変更され、オリジナルグッズも発売される。

数量限定で「ひなビタ♪マンホールカード」第14弾が配布されている。タイミングよくカードをゲットして『ひなビタ♪』コレクションに加えたい。


円形劇場くらよしフィギュアミュージアム

住所 鳥取県倉吉市鍛冶町一丁目2971-2
問い合わせ先 0858-27-1200
時間 7~9月/9:00~18:00、10~6月/9:00~17:00
定休日 年中無休。※閉館日は事前に告知あり
交通アクセス JR倉吉駅南口2番乗り場からバスで約15分、バス停「広瀬町」またはバス停「鍛冶町1丁目」下車
値段 高校生以上:1,200円、小中学生:600円、未就学児:無料(すべて税込)
URL https://enkei-museum.com/

聖地めぐり6:<マンホール>目標金額100万円を、たった2日で達成したすごいやつ。それはもう、愛にほかならない


「日向美ビタースイーツ♪」マンホール

「ここなつ」マンホール

『ひなビタ♪』や倉吉市に「愛を贈れる」企画として、「日向美ビタースイーツ♪」と「ここなつ」2種のマンホール製作の支援をガバメントファンディングで募ったところ、あっという間に目標額の100万円が集まり、最終的に約460万円の支援が集まった。全国から寄せられる「愛」の大きさに、こんなもんじゃない。と思ったファンも多いはず。

寄せられた支援金をもとに、当初の予定通りマンホールが製作され、マンホールと同じ柄のラバーコースターと缶バッジも返礼品として制作されたほか、追加で描き下ろしイラスト色紙と紹介番組も制作された。


聖地グルメ:<ちくわパフェ(CKP)>ティーラウンジ ダイアナで伝説のハーモニーを味わおう


『ひなビタ♪』聖地グルメ「ちくわパフェ(CKP)」

町おこしの名物メニュー「ちくわパフェ」を食べるならば、ティーラウンジ ダイアナ。全国のファンが「ちくわパフェ」を目指してお店にやってくる。初期の頃の「ちくわパフェ」は、一般的なのちくわを使っていたが、今は改良が重ねられて鳥取県名物の豆腐ちくわに変わって美味しいらしい。その時によって、キャラクターをイメージしたデコレーションが施されており、どれを食べられるかは行ってみてのお楽しみだ。小サイズ、普通サイズの2種類がある。


ティーラウンジ ダイアナ

住所 鳥取県倉吉市米田町801
問い合わせ先 0858-22-1234
時間 8:30~20:00
定休日 日曜日
交通アクセス ダイアナへのアクセスはレンタサイクルが便利。
駐車場 あり(15台)
値段 ちくわパフェ:800円(税込)
URL https://www.instagram.com/diana_kuranogawa/

鳥取県倉吉市に行ったらコレもチェック!

スポット1:<倉吉線 鉄道記念館>自分で館内の電気を点けたり消したりするのがお約束、鉄道好きにはたまらない記念館


『ひなビタ♪』聖地めぐりオススメ観光スポット倉吉線 鉄道記念館

「倉吉線 鉄道記念館」は、緑の彫刻プロムナード公園の一角にあり、1985(昭和60)年の3月末に廃線となった旧国鉄倉吉線「打吹駅」跡地に建てられた施設だ。無人のため、訪れた際には自分で館内の電気を点けなければならない。館内には倉吉線に関する資料や写真パネルが展示されていて、旧国鉄倉吉線の歴史を振り返ることができる貴重な場所である。2016年に展示物の入れ替えを行っており、鉄道好きにはたまらない内容となっている。また、貨物列車の車掌席の実物も展示されていて、実際に中に入れて座ることができる。

もうひとつの見どころは、記念館横に展示されているSL(C1175)である。こちらのSLにも乗ることができ、子どもの遊び場として人気だが、大人もSLに触れることができる。ぜひ、カメラを持っていっていろんな角度から撮影したい。


倉吉線 鉄道記念館

住所 鳥取県倉吉市明治町1012-7
問い合わせ先 0858-26-1375(株式会社エバークリーン)
時間 9:00~17:00
定休日 なし
交通アクセス JR倉吉駅から路線バス「市内線」で約12分、バス停「赤瓦・白壁土蔵」下車、徒歩約3分
URL https://www.kurayoshi-kankou.jp/kurayoshi-railroad-museum/

ご当地フルーツ:鳥取といえば梨が有名だけれど、倉吉自慢のフルーツは、倉吉スイカだ!


『ひなビタ♪』の聖地巡礼・鳥取県倉吉市ご当地フルーツ「鳥取二十世紀梨」

鳥取県を代表する果物といえば、「鳥取二十世紀梨」。シーズンは、例年8月下旬~9月上旬で、倉吉観光梨園では梨狩りなどが楽しめる。

ほかにも、「新甘泉」という鳥取オリジナルの梨があり、甘さが瑞々しさに負けていない味で人気だ。冬には「愛宕梨」が食べられる。

梨も、次に紹介するスイカも、JR倉吉駅から車で15分ほどのところにあるJA直売店で購入できるので、『ひなビタ♪』との思い出に、ご当地フルーツをお土産に買って帰るのもおススメだ。そして、倉吉が恋しくなったら通販ショップをのぞいてみるのもいいだろう。

<倉吉極実スイカ(くらよしごくみすいか)>栽培に自信と経験のある農家しか作ることができない、こだわりのスイカ


『ひなビタ♪』の聖地巡礼・鳥取県倉吉市ご当地フルーツ「倉吉極実スイカ(くらよしごくみすいか)」

倉吉スイカは、甘味が強くてみずみずしいのが特徴のスイカで、倉吉スイカをさらに極めたスイカが、「倉吉極実スイカ」である。その名の通り、「極めた実」の名に恥じないこだわりのスイカで、栽培に自信と経験のある農家しか作ることができないスイカである。

極実スイカを作った畑は連作障害が発生するので5~10年作れなくなりますが、昔ながらの方法にこだわって栽培している。めったにお目に掛かれないスイカだが、直売店などで見かけたときには、この最高のスイカをためらわずに購入したい。


JA鳥取中央直売店 旬鮮プラザ満菜館

住所 鳥取県倉吉市西倉吉町21-5
問い合わせ先 0858-48-2525
時間 9:00~18:00
定休日 なし
交通アクセス JR倉吉駅から車で約15分
駐車場 あり
URL https://life.ja-group.jp/farm/market/detail?id=1306


アニメツーリズム協会とは

2018年版より毎年『訪れてみたい日本のアニメ聖地88』を選定、オフィシャル化することで国内外に積極的な情報発信を行い、選定した地域に認定プレートと御朱印スタンプの設置を進めています。また、地域や企業、権利者、アニメファンの橋渡しとなってアニメ作品の世界観やキャラクターを公式に活用した商品、サービス、イベントの創出を促進し、さらなるインバウンドの増大や地域創生に貢献することを目指しています。

アニメツーリズム協会公式サイト 

©一般社団法人アニメツーリズム協会 2021

  • 文/トレたび編集室
  • 協力/(一社)アニメツーリズム協会
  • 写真/(一社)倉吉観光MICE協会
  • 掲載されているデータは2021年7月現在のものです。変更となる場合がありますので、お出かけの際には事前にご確認ください。
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