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2022.03.03旅行【静岡県熱海市】陽光きらめく海原に 気分までもゆらりゆらり 温泉・絶景・グルメを大満喫

新しくてレトロな南熱海・温泉街さんぽ

東伊豆の玄関口であり、温泉地として全国にその名を知られる熱海。多くの観光客が訪れる市中心部や伊豆山地区は海岸線近くまで急な山が迫り、どこを歩いても坂道だらけの印象だ。一方、海沿いに南下した伊豆多賀地区・網代(あじろ)地区にも良質の湯が湧出するものの、街中のような喧噪はなく、伊豆の海が育んだごちそうに舌鼓を打ちながら、静かなひとときを過ごすのが似合う。
昨年7月に発生した土石流では伊豆山地区の一部が大きな被害を受けたが、今では復興が進み、以前の“活気ある熱海”と遜色ないにぎわいを徐々に取り戻しつつある。

首都圏散策マガジン『散歩の達人』が厳選した熱海のおすすめスポットを紹介!

味と湯の宿 ニューとみよし

貸切風呂三昧で心までほぐれる

相模灘に面したくつろぎの湯宿で全22室のうち19室に専用露天風呂が付く。さらに屋上に展望貸切露天風呂が4カ所、別棟にも露天を備えた庭園風貸切風呂が3カ所あり、空いていれば自由に入浴可。泉質はナトリウム・カルシウムー塩化物温泉で体の芯までよく温まると評判。食事場所はプランにより専用個室、部屋、レストランに分かれる。


眼前に大海原が広がる南熱海温泉『味と湯の宿 ニューとみよし』の展望貸切露天風呂。


近海の新鮮な海の幸にこだわった夕食の一例(舟盛は2人前、一部料理はオプション)


ワーケーションにも適した201号室


貸切風呂の利用状況はスマホでも確認できる


味と湯の宿 ニューとみよし

住所 下多賀1472-1
問い合わせ先 0557-67-0017
値段 1泊2食2万3000円~。
URL https://newtomi.jp/

ドライブイン 熱海プリン食堂

時間帯を選んでの訪問がベター

熱海駅近くの超人気店『熱海プリン』の姉妹店で、テイクアウトはもちろん、こだわりの卵・チーズ・牛乳を用いた店内用の食事&スイーツメニューも充実。チーズオムライス・スープ付き1200円やパスタを注文できる食事タイムと、多彩な限定メニューが揃うスイーツタイムに分かれているので注意を。


焼き上げまでに約20分かかる、ふわふわプルプル食感のプリンパンケーキ1000円


テイクアウト用プリンは『熱海プリン』と同じ品揃えながら行列なしで購入できる(各380円)


ドライブイン 熱海プリン食堂

住所 上多賀10-1
問い合わせ先 0557-67-5533
時間 10時~17時30分LO(食事は~15時、 スイーツは15時~)
定休日 水曜
URL http://shokudo.atami-purin.com/

長浜海浜公園

広々とした砂浜の先に初島がぽっかり

伊豆多賀地区の海岸沿いに細長く延びる公園で、潮騒を耳に散策を楽しめる。拠点施設の『うみえ~る長浜』では、地場物産直売所開設日に合わせ、併設のオープンカフェも営業。園内にはファミリーに人気の大型遊具もある。


400mにわたり砂浜が続く早朝の長浜ビーチ


長浜海浜公園

住所 上多賀地先
問い合わせ先 0557-67-2255(多賀観光協会)
URL http://izutaga.jp/menu.php?obj=153&now=1075

海上釣り堀 太公望

網代湾でタイ・アジを釣り上げる

岸壁から専用船で200m先の海上釣り堀へ。生簀(いけす)にはタイとアジが泳いでおり、自ら糸を垂らして釣りを楽しめる。釣り竿・餌付きのファミリーコース1名6600円は1時間制でタイ2匹、アジ3匹までOK。釣った魚は食堂で刺身や煮付けなどに調理してもらえる(追加料金タイ1650円、アジ550円)。


釣りたての魚は身が締まり、弾力にビックリ! アジのたたき(手前)とタイの刺し身


初心者でもスタッフがコツを教えてくれる


海上釣り堀 太公望

住所 網代100-7
問い合わせ先 0557-67-8030
時間 8~14時 ※要予約
定休日 水曜(祝の場合は別の日に振り替え、臨時休あり)
URL https://ajiro-taikoubou.com/

起雲(きうん)閣

大正・昭和浪漫に浸るひととき

大正半ばに別荘として築かれ、戦後は温泉旅館として幾多の賓客をもてなしてきた名邸。現在は熱海市が管理し、文化・観光の拠点として公開している。和洋中の様式や装飾が施された建物は回廊で結ばれ、歴史に育まれた気品が漂う。手入れの行き届いた回遊式庭園も素晴らしい。喫茶室も併設。


鉄道王と呼ばれた根津嘉一郎によ り建てられた洋館「金剛」の室内


市街地にいることを忘れる見事な庭園を趣ある建物がぐるりと囲む


起雲閣

住所 昭和町4-2
問い合わせ先 0557-86-3101
時間 9時~16時30分最終入館
定休日 水曜(祝・3月2日は臨時開館)
値段 610円
URL https://www.city.atami.lg.jp/shisetsu/bunka/1002036/1002039.html

基地 -TESHIGOTO-

近隣作家が手がけた作品を観て触れる

熱海駅から銀座通りへと向かう道すがら、全面ガラス張りの店構えがひときわ目を引くセレクトショップ。店内には地元・熱海をはじめ、近隣や静岡県内の作家15名ほどが手がけたガラス、陶芸、テキスタイル、木工、アクセサリーなどの作品が整然と並ぶ。スタッフの丁寧な説明を受けながら、旅の記念品を見繕うのも面白そう。店内の一角で焼いた洋菓子も販売している。


アンティークの棚や家具を生かしたディスプレイにも心引かれる


「レアな一点物も扱っています」と店主の市田聖子さん


基地 -TESHIGOTO-

住所 咲見町12-10
問い合わせ先 0557-48-7919
時間 11~18時
定休日 火・水曜
URL https://www.cafe-kichi.com/kichi/index.html

ACAO FOREST

海を眺めながら色とりどりの花を愛(め)でる

旧施設名「アカオハーブ&ローズガーデン」から2022年に改称。自然の起伏を生かした約20万坪の傾斜地に12のガーデンが点在し、バラをはじめとした季節の花々が行く先々で出迎えてくれる。園内バスで1km先の丘の上へ向かい、その後は坂道を下りながら園内を巡る趣向だ。


明るい「ハーブガーデン」(写真提供=ACAO FOREST)


日本庭園からカフェ『COEDA HOUSE』越しに相模灘を一望


ACAO FOREST

住所 上多賀1027-8
問い合わせ先 0557-82-1221
時間 9時~16時最終入園
定休日 火曜 (祝・5月は営業)
値段 1500円(12~2月は1200円)
URL https://forest.acao.jp/

coffee house 茶々

地元で親しまれる自家焙煎珈琲

狭い路地に面した地元密着型の喫茶店。1979年に店を始めた斧(おの)喜秋さんと、焙煎担当で娘のあやさんの息の合ったやりとりが心地よい。熱海が舞台の『金色夜叉』にちなんだ「貫一ブレンド」「お宮ブレンド」各500円は、使用する3種の豆の配合は同じながら、焙煎方法・度合いなどを変えることで、酸味や苦味、コクの違いを生み出している。


店内ではブレンド2種、シングルオリジン5種の自家焙煎珈琲豆も販売


開店以来、喜秋さんが焼くチーズケーキ単品500円。コーヒー付きの場合は900円


coffee house 茶々

住所 清水町11-11
問い合わせ先 0557-85-8090
時間 10時30分~18時(火は14時~)
定休日 日曜
URL https://atamichacha.base.shop/

新熱海土産物店 ニューアタミ

斬新な感性で熱海の魅力を発信!

映画館だった建物の一角を活用し、昨年8月に新感覚のみやげ物店としてオープン。Tシャツ3800円~をはじめ、トートバッグ、温泉こけし、うちわ、温泉饅頭ステッカーなど、オリジナル商品は洗練されたデザインながら、どこか懐かしさや遊び心を感じるものばかりだ。ディープな観光情報も教えてもらえる。


代表・お土産プロデューサーの横須賀馨介さん(右)とクリエイティブディレクターの鶴田勇磨さん


老舗喫茶店のロゴなどをあしらい、意匠も多彩なキーホルダー各880円


新熱海土産物店 ニューアタミ

住所 銀座町8-13
問い合わせ先 なし
時間 11~17時
定休日 月~金曜(祝・熱海海上花火大会開催日は営業)
URL https://newatami.com/

熱海菓子工房 NIKOLEAF(ニコリーフ)

材料選びと製法にこだわる洋菓子店

国際姉妹都市であるポルトガル·カスカイス市から熱海市へ贈られたジャカランダ。初夏に開花する青紫色の花びらを模した、ほんのりとした甘さの紫芋クッキー「ジャカランダのさんぽ道」2枚入り160円~をはじめ、クロカントロール「丹那(たんな)トンネル」ハーフサイズ1300円など人気商品が店内に並ぶ。


中心に配した松の実がアクセントの「ジャカランダのさんぽ道」


商品名の由来となった熱海サンビーチ近くのジャカランダ遊歩道


熱海菓子工房 NIKOLEAF(ニコリーフ)

住所 和田町13-6 二光ビル1F
問い合わせ先 0557-81-8066
時間 10~19時
定休日 火曜(月2回不定休)
URL https://www.instagram.com/ataminikoleaf/

熱海湾の夜景

狙い目は日没直後のトワイライトタイム

熱海湾を囲むように山が迫り、海岸沿いから斜面中腹まで温泉宿や商店、住宅がひしめく市中心部。その特有の地形ゆえ、高台から夜景を楽しめるスポットが随所に点在している。なかでも熱海城前はきらめく街並みや暮れゆく山並みを見通すことができる場所でおすすめだ。


初島へ向かう定期船の光跡が緩やかに弧を描く熱海城前からの夜景


熱海湾の夜景

住所 熱海1993ほか

熱海海上花火大会

山に反響する音も迫力たっぷり

1952年に始まり、70年もの歴史を有する熱海を代表する一大イベント。打ち上げ場所は熱海港に近い7.5m(通称ナナハン)岸壁一帯で、2022年の開催日は4月16日、5月14日、7月29日、8月5·8·18·21·26日、9月19日、12月4·18日。


夜空と熱海湾を染め上げる(写真提供=熱海市観光経済課)


熱海海上花火大会

時間 20時20分~40分(4·5·9·12月)、~45分(7·8月)。
URL https://www.ataminews.gr.jp/event/8/

MOA(エムオーエー)美術館

施設全体が洗練された作品のよう

相模灘を見下ろす高台に位置し、絵画、彫刻、陶磁器、漆工芸など約3500点の美術品を所蔵。2層6室に分かれた展示室はシックな造りで、控えめな照明も相まって落ち着いて鑑賞しやすい。3月27日まで開催の「開館40周年記念名品展 第1部」では国宝3点が一堂に会し、一見の価値あり。ゆっくり過ごせる喫茶や食事処も充実。


投影された世界最大級の万華鏡が円形ホールの天井を彩る


陽光が降り注ぐ開放的なムアスクエアから伊豆大島を見通す


MOA美術館

住所 桃山町26-2
問い合わせ先 0557-84-2511
時間 9時30分~16時最終入館
定休日 木曜(祝の場合は開館、展示替え日休)
値段 1600円
URL https://www.moaart.or.jp/

伊豆山神社

頼朝・政子ゆかりの関東総鎮守

伊豆大権現、走湯(そうとう)大権現と呼ばれた古社。霊場「走(はし)り湯」に由来する「湯出(ゆい)づる神」が伊豆の国名の起源とも。境内には源頼朝と北条政子が逢瀬を重ねたとされる腰掛岩や『熱海市立伊豆山郷土資料館』(☎0557-80-4252)がある。


伊豆山浜から837段の階段を上った先に鎮座する本殿


神湯として信仰を集めた 「走り湯」。内部は高温多湿なので要注意


伊豆山神社

住所 伊豆山708-1
問い合わせ先 0557-80-3164
時間 境内自由
URL https://izusanjinjya.jp/

姫の沢公園

“日本の都市公園100選”指定公園

山あいに広がる市営公園。108haもの面積を有し、アップダウンのある散策路やアスレチックコースも整備。ツツジを筆頭に多くの植物が見られる。標高730mの峠の広場から見通す相模灘も圧巻だ。


双眼鏡を模した造りで木の温もりにあふれるビジターセンター


姫の沢公園

住所 伊豆山字姫の沢1164-1
問い合わせ先 0557-83-5301
時間 入園自由(ビジターセンターは8時30分~17時30分)。
URL https://www.seibu-la.co.jp/himenosawa/

熱海だいだいグルメ

長年受け継がれ愛されてきた熱海の味

全国屈指の生産量を誇り、ビタミンCも豊富な特産のダイダイ。柑橘類特有の酸味を生かし、スイーツにドリンク、パン、和食、洋食、味噌、醤油など、工夫を凝らしたメニューやひとひねりした商品を、新たなる地元グルメとして市内の各店で提供している。



喫茶メルヘン

問い合わせ先 0557-85-7700
値段 「あたみだいだいスカッシュ」テイクアウト用648円。
URL https://www.instagram.com/atami_meluhen/?hl=ja

熱海へのアクセス

電車で:JR·地下鉄東京駅から東海道本線で約1時間50分の熱海駅下車。熱海駅から伊豆多賀駅まで伊東線で8分。
お車で:東名高速道路東京ICから小田原厚木道路·西湘バイパスなどを利用し、石橋ICまで約70km。石橋ICから熱海市中心部まで約20km。


熱海めぐりのワンポイント

散策途中に立ち寄りたい昭和レトロ喫茶
ショーケースやメニュー、歴史を刻んだ店内など随所に郷愁を感じる喫茶店が各所に点在。古きよき風情を肌で実感できる場として人気だ。

名所巡りに心強い味方の「湯~遊~バス」
熱海駅を起終点に市中心部を45分で巡る循環バスで、名所近くに停留所が設けられている。運行は20~30分ごとで、1日乗り放題800円。

  • 取材・文・撮影=横井広海

散歩の達人 2022年3月号「大宮・浦和」


一見どこにでもある地方都市の風景のように見えるかもしれない。
しかし、この街はひと味違う。じつはその景色のそこここに個性的なスポットやキャラが潜んでいるのだ。そしてどこかこの街らしい独特の世界観が通底している。
大宮・浦和はサッカーや鉄道だけじゃなく、いまやお笑い・音楽などの多様なカルチャー、多彩な食を享受できる街へと進化中。首都圏北部最強のエンタメタウンといえる大宮・浦和を、企画てんこもりでご案内。

散歩の達人 2022年3月号
922円(税込)


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