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2022.05.17旅行JR北海道のお得なきっぷ7選|おトクに旅行できるモデルコースも紹介

北海道をせっかく旅行するなら、お得なきっぷで回りたいですよね。そこで北海道のお得なきっぷで周遊をしている筆者が、JR北海道に限定してお得なきっぷを厳選してご紹介します!

特におすすめな7つのお得なきっぷを、北海道全域とエリア別に分けると以下の通りです。

この記事を読むことで、上記の北海道のお得なきっぷを詳しく理解できるだけでなく、それを利用したおすすめのモデルコースまで知ることができますよ。

JR北海道全域のお得なきっぷ2選

JR北海道のお得なきっぷはいくつかありますが、中でも北海道全域で使える以下二つのきっぷがおすすめです。

それぞれ順番に紹介します。

「北海道フリーパス」JR北海道内の特急も7日間乗り降り自由

「北海道フリーパス」は、JR北海道内の在来線特急・普通列車の普通車自由席及びジェイ・アール北海道バスが、7日間乗り放題になるお得なきっぷです。高速バス路線は、札幌~小樽間のジェイ・アール北海道バス便に限り乗車可能

北海道フリーパスの基本情報はこちら。

概要 JR北海道全線(普通・快速・在来線特急)、ジェイ・アール北海道バス(高速バス路線は札幌~小樽間のみ)に乗り降り自由、普通車指定席も6回まで利用可
利用期間 通年(4/27~5/6、8/10~19、12/28~1/6を除く)
有効期間 7日間(SLを除く普通車指定席は6回まで)
料金 一律27430円

「料金は結構高いな…」と思ってしまいますが、7日間もJR北海道の特急や北海道バス便が利用し放題なのでかなりお得です! 5日~7日ほどの長期旅行で、一気に観光名所を巡るなら十分に元を取れます。

函館から札幌、札幌から旭川まで、北海道フリーパスを利用して交通費を気にせずに北海道一周旅行を実現しましょう!

>>「北海道フリーパス」の詳細はこちら

「北海道&東日本パス」JR北海道線&JR東日本線が7日間乗り降り自由

「北海道&東日本パス」は、JR北海道線・JR東日本線・青い森鉄道線・IGRいわて銀河鉄道線及び北越急行線の普通・快速列車の普通車自由席及びJR東日本のBRTが7日間乗り降り自由なきっぷです。
新青森~新函館北斗間内相互発着の場合に限り、別に特定特急券を購入すれば、北海道新幹線の普通車の空いている席(立席)を利用できます。

北海道&東日本パスの基本情報はこちら。

概要 JR北海道線・JR東日本線の普通・快速列車の普通車自由席に乗り降り自由
発売期間 夏季:2022年6月20日~9月24日、冬季:2022年12月1日~2023年1月4日(利用開始日の1カ月前から発売)
利用期間 夏季:2022年7月1日~9月30日、冬季2022年12月10日~2023年1月10日
有効期間 7日間
料金 大人11330円、子ども5660円

東京から新幹線で北海道(新函館北斗駅)まで行くとしたら、片道で普通車指定席22690円と少し高め。でも北海道&東日本パスなら11330円/7日間で利用できるので、北海道のみならず、東北・関東も含めてまったり列車旅ができますよ。

>>北海道&東日本パスの詳細はこちら

次の章からは、観光名所となっている地域別で使いたいお得なきっぷを、以下の順で紹介します。

あなたの旅行したい場所や、気になる場所のお得なきっぷをチェックしていきましょう。

JR北海道で行く「函館」周辺の旅行にお得なきっぷ


函館の100万ドルの夜景

函館は北海道の道南にあたるので、本島から北海道新幹線でも行ける観光名所。そんな函館を満喫できる、「はこだて旅するパスポート」についてご紹介します。

「はこだて旅するパスポート」函館エリアを低価格で満喫

フリーエリア内(函館本線森~函館間〔渡島砂原経由を含む〕)のJR線の普通・快速列車の普通車自由席及び道南いさりび鉄道線、函館バス、函館市電が乗り降り自由なきっぷです。1日間用と2日間用があります。

はこだて旅するパスポートの基本情報はこちら。

概要 JR線(フリーエリア内)の普通・快速列車の普通車自由席及び道南いさりび鉄道線、函館バス、函館市電が乗り降り自由
発売期間 2023年3月31日まで(利用開始日の1カ月前から発売)※1日間用は2022年6月30日利用開始分まで、2日間用は2022年6月29日利用開始分までは発売しません
利用期間 1日間用:20223年3月31日まで
2日間用:20223年4月1日まで
有効期間 1日間または2日間
料金 1日間用:大人2690円、子ども1340円
2日間用:大人3650円、子ども1810円

フリーエリアには、以下が含まれます。

・JR線:函館本線(森~函館間)※渡島砂原経由を含む
・道南いさりび鉄道線:全線
・函館バス:函館市、北斗市、七飯町、鹿部町、森町、木古内町の全線
・函館市電:全線

これだけのフリーエリア内を2日3650円で乗り降りし放題なので、通常料金よりもかなりお得になります!

おすすめは料金が安くてよりお得感のある2日間用ですが、他の観光先と合わせて1日用を利用するのも良いでしょう。

>>「はこだて旅するパスポート」の詳細はこちら

はこだて旅するパスポートのモデルコース


函館の景色

函館や大沼国定公園などの観光地が有名な道南エリア。鉄道的には、JRや三セク、路面電車が楽しめるエリアにもあたり、バランスよく鉄分摂取をしたい方におススメの地域なのです。

こちらのモデルコースは、「はこだて旅するパスポート」を活用し、道南エリアの鉄道路線をすべて乗りつくす、すなわち「完乗」を目指す旅に出かけます。駅弁やご当地グルメも抜かりなく摂取するのでご安心を!


「はこだて旅するパスポート」のモデルコースはこちら

JR北海道で行く「札幌」周辺の旅行にお得なきっぷ


北海道庁旧本庁舎

北海道の「さっぽろ雪まつり」が人気の札幌やガラス工芸やオルゴール、酒蔵が有名な小樽を巡るなら、「一日散歩きっぷ」がおすすめ!

そんな「一日散歩きっぷ」についてご紹介します。

「一日散歩きっぷ」小樽~富良野まで広範囲で安く乗り放題


一日散歩きっぷのフリーエリア 一日散歩きっぷのフリーエリア/出典:JR北海道

フリーエリア内の普通列車(快速含む)の普通車自由席に1日間乗り降り自由のおトクなきっぷです。

一日散歩きっぷの基本情報はこちら。

概要 フリーエリア内の普通列車(快速含む)の普通車自由席に1日間乗り降り自由
利用期間 2022年4月29日~11月13日の土曜・休日
有効期間 2022年4月29日~11月13日の土曜・休日
*乗車当日の営業開始時刻から発売(前売りはありません)
料金 大人2540円、子ども1270円

例えば札幌から小樽間で、約34分と一番早く到着する「快速エアポート」を利用する場合の片道運賃は750円。往復で利用すると1500円なので、元を取るならあと1040円分利用すればOK。

「一日散歩きっぷ」は、富良野までも行ける広範囲のフリーエリア内が1日乗り放題なので、観光地を巡るならお得に観光できますよ。

>>「一日散歩きっぷ」の詳細はこちら

一日散歩きっぷのモデルコース


函館の街並み

札幌発着の観光をしっかり盛り込んだ日帰りプランをご紹介! たとえば札幌から函館本線で長万部へ、そこから東室蘭、苫小牧と乗り換えて、大きくぐるっとめぐるような一筆書きプランも実現できますし、2日連続で使用すれば、より充実度の高い旅が構成できます。


「一日散歩きっぷ」のモデルコースはこちら

JR北海道で行く「旭川」周辺の旅行にお得なきっぷ


旭山動物園のアザラシ

旭川で定番の観光地である旭山動物園や、富良野・美瑛を巡るのにぴったりのお得なきっぷ三つを、以下の順でご紹介します。

それでは順番にチェックしましょう。

「旭山動物園きっぷ」札幌から行くならコレ一択

旭山動物園の入園利用券はもちろん、札幌駅から旭川駅までの往復のJR線の特急列車普通車自由席と、旭川駅から旭山動物園までの往復バス券がセットになったおトクなきっぷです。動物園の窓口で入園券に引き換えずに入園できます。

旭山動物園きっぷの基本情報はこちら。

概要 JR線札幌駅から旭川駅までの往復特急列車普通車自由席、旭川駅から旭山動物園までの往復バス券、旭山動物園の入園利用券がセット
発売期間 2023年4月9日まで(利用開始日の1カ月前から発売)
利用期間 2022年4月29日~2023年4月12日
有効期間 4日間
料金 大人6740円 ※子ども料金の設定なし

どれくらいお得なきっぷか説明すると、例えば札幌駅から旭川駅に行く特急「ライラック」の普通車自由席の料金は片道4690円(往復9380円)、旭川駅~旭山動物園バスの片道が大人450円(往復900円)。そして旭川動物園の入園料が大人1000円のため、合計で11280円。総額4500円以上お得になるんです!

旭山動物園に遊びに行くなら、「旭山動物園きっぷ」を利用してお得に行きましょう!

>>「旭山動物園きっぷ」の詳細はこちら

「ふらの・びえいきっぷ」札幌~旭川の往復だけで1980円おトク


ふらの・びえいきっぷのフリーエリア ふらの・びえいきっぷのフリーエリア/出典:JR北海道

札幌駅からフリーエリアまでの往復の特急・普通列車の普通車自由席と、フリーエリア内(滝川~富良野~旭川~滝川間及び富良野~幾寅間)では普通列車(快速含む)の普通車自由席が4日間乗り降り自由のお得なきっぷです。

ふらの・びえいきっぷの基本情報はこちら。

概要 札幌駅からフリーエリアまでの往復の特急・普通列車自由席と、滝川~富良野~旭川~滝川間及び富良野~幾寅間の快速を含む普通列車自由席が4日間乗り降り自由
発売期間 2022年10月28日まで(利用開始日の1カ月前から発売)
利用期間 2022年4月29日~10月31日
有効期間 4日間
料金 大人7400円、子ども3700円

札幌駅から旭川駅に行く特急「ライラック」の普通車自由席の料金は片道4690円なので、往復で9380円。この時点ですでに1980円もお得に利用でき、フリーエリア内も乗り降り自由なので、「ふらの・びえいきっぷ」を利用することでお得に移動することができますよ。

また、4日間も乗り降り自由に利用できるため、レンタカーよりも費用をグッと抑えられるのもうれしいですね!

>>ふらの・びえいきっぷの詳細はこちら

ふらの・びえいきっぷのモデルコース


北海道のラベンダー園

こちらの記事では「母と行きたい女子旅」と題して、「ふらの・びえいフリーきっぷ」を使った富良野・美瑛のあれこれを詰め込んだ旅モデルコースを考えました。合間の列車移動やバス移動がいい具合に休憩タイムとなっているので、体力面も心配ご無用!


「ふらの・びえいきっぷ」のモデルコースはこちら

「道北一日散歩きっぷ」サクッとおトクに日帰り旅へ


道北一日散歩きっぷのフリーエリア 道北一日散歩きっぷのフリーエリア/出典:JR北海道

フリーエリア内の普通列車(快速含む)の普通車自由席に1日間乗り降り自由のおトクなきっぷです。

道北一日散歩きっぷの基本情報はこちら。

概要 フリーエリア内の快速含む普通列車自由席に1日間乗り降り自由
発売期間 2022年4月29日~11月13日の土曜・休日
*乗車当日の営業開始時刻から発売(前売りはありません)
利用期間 2022年4月29日~11月13日の土曜・休日
有効期間 1日間
料金 大人2540円、子ども1270円

定番の旭川や富良野を1日で回る日帰り旅行などにおすすめのお得なきっぷです。

>>道北一日散歩きっぷの詳細はこちら

まとめ

JR北海道のお得なきっぷについて紹介してきました。

JR北海道にはさまざまなお得なきっぷがありますが、特におすすめな7つのお得なきっぷを、北海道全域とエリア別に分けると以下の通りです。

これらのお得なきっぷを利用して、あなたが北海道旅行を満喫できることを祈っています!

その他、北海道のお得なきっぷについてはトレたびの「きっぷ情報」を参考にしてみてください。

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