2023.09.20ジパング俱楽部秋の味覚を堪能できる温泉地6選・温泉グルメ|ジパング倶楽部旬のテーマ旅
温泉旅行の楽しみといえば、湯に浸かる至福の時間はもちろんのこと、その土地ならではの味覚も欠かせません。
編集部では秋頃から旬を迎える、その土地ならではの料理が楽しみな温泉地を選んで紹介します。
温泉は入ってみないと自分に合うかわからないもの。食もまた同じです。現地に足を運んで、湯と味を確かめてみてください。
- 記載のデータは、2023年9月のものです。お出かけの際は、ホームページ等で最新の情報を必ずご確認ください。
湯の川温泉×海峡まぐろ
【北海道】
北海道の函館はにぎやかな朝市があり、イカや塩ラーメンなど、名物グルメがいくつもある町です。
そのなかで、今回注目したのはマグロ。
戸井などでは上質のマグロが水揚げされており、ブランドとなっています。その名も“海峡まぐろ”。
マグロの港として知られる青森県の大間とは、同じ津軽海峡を挟んだ位置にあります。
路面電車・函館市電に乗って、夜景や町並みの美しい函館から、湯の川温泉を訪れましょう。
【関連記事】北海道 「湯の川温泉×海峡まぐろ 」のモデルコース
別所温泉×マツタケ
【長野県】
“信州の鎌倉”とよばれる別所温泉は、北向観音などの古刹が佇む、約1400年の歴史をもつ温泉地。
大河ドラマにも登場した地域の英雄、真田幸村や木曽義仲が浸かったとも伝わっています。
徳川の軍勢を2度までも退け、家康も頭を悩ませたであろう上田城は北陸新幹線上田駅から徒歩圏内。
上田からはローカル線の趣がある上田電鉄で別所温泉にアクセスし、山あいの温泉街の散策を楽しみましょう。
秋には名物のマツタケ料理が多くの旅館で提供されます。
【関連記事】長野県「別所温泉×マツタケ」のモデルコース
西野温泉×新そば
【長野県】
江戸と京都を結んだ中山道は、参勤交代をはじめ、多くの人々が行き交った道です。
なかでも福島関所が設けられ、要として栄えたのが、現在の木曽福島駅がある木曽町。
日本百名山に名を連ねる御嶽山麓に広がる開田(かいだ)高原は「木曽馬とそばのふるさと」といわれ、
新そばの季節である例年10 月上旬には全国からそば好きが集まります。
開田高原の北部に湧く“美肌の湯”西野温泉とあわせてめぐる、モデルコースを紹介します。
【関連記事】長野県「西野温泉×新そば」のモデルコース
湯村温泉×浜坂地えび
【兵庫県】
兵庫県北西部の新温泉町は、日本有数の水揚げを誇る冬の松葉がにや春のホタルイカなど、上質な海の幸の宝庫。
なかでも近年注目を集めるのが、モサエビをはじめとする「浜坂地えび」です。
そのほとんどが地元で消費されるため、幻のエビともいわれています。
ユネスコ世界ジオパークにもなっている山陰海岸近くにある浜坂温泉を散策し、
昭和の人気ドラマ『夢千代日記』で知られる湯村温泉でくつろぎつつ、希少な食材を味わう旅へ出かけましょう。
【関連記事】兵庫県「湯村温泉×浜坂地えび」のモデルコース
新安並温泉×戻りガツオ
【高知県】
高知の秋の味覚といえば戻りガツオ。カツオ漁が盛んな黒潮町に隣接する四万十市では、鮮度抜群の味わいが待っています。
このあたりでは、昔からカツオを「塩たたき」でよく食べられていたそう。
「塩たたき」はマンガ『美味しんぼ』でも取り上げられ、中村の名物として売り出し中です。
また、四万十川からは川漁師が幸を届けます。
河口の近くに位置する温泉宿に宿泊し、四国西南端の自然の恵みを堪能する旅を始めましょう。
【関連記事】「新安並温泉×戻りガツオ」のモデルコース
たら竹崎温泉×竹崎カニ
【佐賀県】
有明海に面した佐賀県諫早地域の太良町は、ワタリガニの一種・竹崎カニの産地。
おいしさの秘密は、最大約6メートルもある有明海の干満差にあります。
干潮時に陽光を浴びた栄養豊富なプランクトンを食べて育つカニは、味が濃いそう。
通年で味わうことができますが、夏場から秋口にかけてはオス、冬場はメスが旬といわれます。
おなかいっぱいにカニを食べたらそのまま温泉にドボン。極楽気分のモデルコースです。
【関連記事】佐賀県「たら竹崎温泉×竹崎カニ」のモデルコース
編集部からのひとこと
温泉にのんびり浸かるだけでもいい気分になれるものですが、どうせ行くならご当地の味もチェックしたいですよね。
ジパング倶楽部WEBでは、毎月編集部が選んだ旬のスポットをモデルコースにして紹介しています。次の旅の計画の参考に、お役立てください。