2025.01.21ジパング俱楽部ジパング倶楽部会員が選んだ、もう一度訪れたい町ランキング|中国エリア
中国エリアの「もう一度訪れたい町」ランキング
会員誌2024年9-10月号で質問した「今まで旅行したなかで、もう一度訪れたい町はどこですか?」のアンケート結果をエリア別に発表! 北海道から九州まで、各地のジパング倶楽部会員様の声をもとに作成した、もう一度行きたい町ランキングです。 中国エリア(鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県)のベスト10はこちら。
中国エリアランキング
第1位 松江
島根県松江市
国宝に指定されている松江城 写真/島根観光連盟
全国にある現存12天守のひとつ松江城。その城を中心に城下町として発展してきたのが松江です。松江城北側の堀に沿って当時の面影を残す武家屋敷が立ち並ぶ塩見縄手は、明治の作家・小泉八雲も住んだエリアです。
松江藩松平家七代藩主・松平治郷(はるさと)が茶道「不昧(ふまい)流」を大成させたことで、茶の湯文化が浸透、茶会で使われた和菓子や茶道の文化が今も受け継がれています。日本三大和菓子処にも数えられ、和菓子屋めぐりも人気があります。
夕日の名所として有名な宍道湖(しんじこ)は、空や湖面が茜色に染まり、一度は見ておきたい幻想的な風景です。気象条件が合わなければ見ることができないので、何度も訪れて見てみたい風景です。
2025年秋からは松江が舞台となる朝ドラ『ばけばけ』が始まるとあって話題に。一度行ったことがあっても、改めて訪ねてみたくなります。
- 宍道湖の夕映えが素晴らしかったから。(大阪府・女性)
- 小泉八雲も愛した松江は、松江城や宍道湖畔に立つ「島根県立美術館」など思い出深い町でした。松江城の美しさに一目惚れした。(東京都・男性)
- 松江城の堀の遊覧をしてみたい。(埼玉県・男性)
問い合わせ先 | 0852-27-5843(松江観光協会) |
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交通アクセス | 山陰本線松江駅下車 |
URL | https://www.kankou-matsue.jp/ |
第2位 萩
山口県萩市
江戸時代の面影を残す「堀内鍵曲(かいまがり)」 写真/萩市観光協会
吉田松陰、高杉晋作など維新の原動力となった勤皇の志士たちや、伊藤博文、井上馨といった明治の近代化に大きく貢献した人物を生んだ町・萩。日本海に面し、萩(長州)藩毛利家の城下町として藩庁を山口に移すまでの260年の間、発展しました。
かつての萩城三の丸にあたる堀内地区は、左右を高い土塀で囲み、道を鍵の手(直角)に曲げた独特な道筋・鍵曲が見られるなど、当時の町割りがよく残されていることから、江戸時代の城下町絵図をそのまま用いることができる「古地図で歩けるまち」としても知られています。
2015年に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」が世界文化遺産に登録され、萩城下町をはじめ松下村塾や萩反射炉など萩市内の5つの資産が構成資産となっています。
歴史を学ぶほどまた訪れたくなる町です。
- 吉田松陰など有名人を輩出している町をもう一度じっくり見学したい。(秋田県・男性)
- 石垣に囲まれた小径を歩くと、タイムスリップしたような感じを受ける町なので。(埼玉県・男性)
- 明倫学舎や城下町エリアがきれいで印象に残っています。今度は萩焼に関するところを訪れたい。(福井県・女性)
- 松陰神社から歩いていくと、今も残る城下町の風情が楽しめ、萩城跡に辿り着くと日本海を望む景色が印象に残り素晴らしい。(千葉県・男性)
問い合わせ先 | 0838-25-1750(萩市観光協会) |
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交通アクセス | 山陰本線東萩駅下車 |
URL | https://www.hagishi.com/ |
第3位タイ 倉敷
岡山県倉敷市
白壁の町並みが残る美観地区 写真/倉敷市観光情報発信協議会
瀬戸内海に面した倉敷。なかでも倉敷川を中心に広がる白壁の和風建築と洋風建築が共存する倉敷美観地区は、町歩きが楽しめる人気の高いエリアです。
江戸時代、幕府直轄の「天領」であり、倉敷川を利用しての物流の拠点として発展してきました。川畔を中心に立つ白壁の蔵屋敷はその名残です。明治時代から昭和にかけて郵便局、銀行、そして日本最初の私立西洋美術館「大原美術館」が建てられました。それらは従来の町並みに溶け合い、独特な雰囲気を醸し出しています。
現在は、古い建物をリノベーションしてカフェやギャラリー、雑貨店など店舗に利用されるケースも多く、倉敷の町を発展させた先人たちをリスペクトしながら、時代に合わせてアップデートしています。
- 白壁の町並みや蔵を改築したカフェ、そして美術館などありゆっくりと散策してみたい。(宮城県・女性)
- 美術館があり、川が流れ情緒豊かな町です。昔の風情に溢れた、また行きたい町です。(北海道・男性)
- 「大原美術館」にもう一度行きたい。(愛知県・女性)
問い合わせ先 | 086-424-1220(倉敷駅前観光案内所) |
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交通アクセス | 山陽本線倉敷駅下車 |
URL | https://www.kurashiki-tabi.jp/ |
第3位タイ 出雲
島根県出雲市
宇迦橋(うがばし)※の大鳥居から出雲大社の正門まで続く表参道 写真/島根県観光連盟
日本海や宍道湖に面する出雲。縁結びの神様を祀る出雲大社がある地域として広く知られています。神門通りには参拝客を迎える店が軒を連ねにぎやかです。
神話ゆかりの地としても知られ、多くの伝承が残っています。出雲大社から西に約1キロのところにある稲佐の浜は、「国譲り神話」や「国引き神話」ゆかりの場所です。また、旧暦の10月に全国の神々が出雲に集まる際に、この浜で迎えられたのちに出雲大社の境内へ向かいます。
そのほか、日御碕や長浜神社、須佐神社など、神話にゆかりの深い神社が数多くあります。時間的な問題もあり、ついつい出雲大社の参拝だけが目的となっている人も多いですが、『古事記』『日本書紀』『出雲風土記』などに触れてみると、改めてその舞台を訪ねてみたくなります。
- ※2025年現在架け替え工事中(共用開始は2026年度初め予定)。
- 『古事記』『風土記』に残る神社があり、もう一度見学したい。(静岡県・女性)
- 出雲大社周辺の稲佐の浜、古代出雲歴史博物館、松江城のお堀の遊覧船、宍道湖の美しい夕日……どこもゆっくり訪れたいところです。(埼玉県・女性)
- 小さな神社や古墳など行けなかった場所があるから。『古事記』にまつわる地なのでゆっくり周りたい。(静岡県・女性)
- 出雲大社に再度参拝したい。(千葉県・男性)
問い合わせ先 | 0853-31-9466(出雲観光協会) |
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交通アクセス | 山陰本線出雲市駅下車 |
URL | https://izumo-kankou.gr.jp/ |
第5位~10位はこちら
- 第5位 津和野(島根県津和野町)
- 第6位 広島(広島県広島市)
- 第7位 尾道(広島県尾道市)
- 第8位 宮島(広島県廿日市市)
- 第9位 山口(山口県山口市)
- 第10位 下関(山口県下関市)
もう一度訪れたい町一覧マップ
- ※マップのピンの位置は町の主要駅または最寄り駅です。
文/加藤有子
【注意事項】
- ※記事中の情報は2025年1月時点のものです。
- ※列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
- ※花や紅葉など季節の景観は、その年の天候などにより変動しますので、現地へご確認ください。
- ※店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
- ※同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。