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2020.06.17鉄道列車の乗り方 基礎講座 ~きっぷの種類、買い方【旅行シーン編】~

知って安心! 列車の運賃・料金

鉄道旅行したいけど、そもそも列車ってどうやって乗るんだっけ? 新幹線とか特急とか、聞いたことはあるけど、いくらくらいかかるのかな? 
そんな、鉄道旅行ビギナーに向けて、『JR時刻表』をベースにした基礎講座を開講。
今回は、実際の旅行シーンを想定して、料金指南をいたします!

乗ること自体が特別! 人気の「サンライズ出雲」に乗る

列車で東京から出雲を目指すとしたら、早いのは東京駅から岡山駅まで東海道・山陽新幹線のぞみに乗り、そこから特急やくもに乗り継ぐ行き方です。
でも、現在唯一定期運行をしている寝台特急「サンライズ出雲」という選択肢も、一度は採ってみたい方法です。
東京駅22:00発なので、仕事が終わってからでも旅立てます!


サンライズ出雲・瀬戸 シングル サンライズ出雲・瀬戸 シングル

「サンライズ出雲」の個室寝台車のタイプは、シングルデラックス・シングルツイン・シングル・ソロ・サンライズツインの5種類。それぞれ料金が違いますが、今回はもっとも多く用意されているタイプであるシングルに乗ることにしましょう。

その一人あたりの料金(通常期)は…

【東京駅→出雲市駅】
乗車券 12210円
特急券 3300円
寝台券(シングル) 7700円
合計 23210円

となります。
車内で一夜を過ごし、車窓から朝焼けを眺めるのは、まさに鉄道旅ならでは。ほかに代えがたい体験となるでしょう!
到着後は、日本最古の歴史書といわれる『古事記』にも記載があるほど歴史が深い「出雲大社」を、すがすがしい気持ちで参拝してはいかがでしょうか。


【ワンポイント】サンライズの席種はこちらで確認!

漆黒の闇の中に流れ去っていく町の灯を眺めながら、日々のことをじっくりと時間をかけて見つめ直してみる、なんてことも夜汽車ならではの醍醐味。
今度の旅は、いつもとはちょっと趣向を変えて、寝台特急で出かけてみませんか。

はじめての寝台列車 寝台特急「サンライズ出雲・瀬戸」に乗ってみよう!

ちなみに、最初に紹介した、新幹線を使う行き方の料金(指定席利用)は以下のとおりです。

【東京駅→出雲市駅】
乗車券 12210円
特急券 8460円
合計 20670円

この場合の特急券は、東京駅~岡山駅の指定席特急料金(6990円)と、新幹線停車駅から乗り継ぐ場合の乗継割引(特急料金半額)が適用された指定席特急料金(1470円)を足した金額です。


【出雲に行くならこんなスポットも】

鳥取・島根県のある山陰エリアは日本文化の様々なルーツがあるとされ、多くの神話が誕生した場所であり、ノスタルジックでフォトジェニックな見どころがたくさんあります。

この路線で行こう! 山陰本線の旅

新幹線のグリーン車に乗ってみよう

みなさんは、グリーン車を利用したことはありますか?
今回ピックアップしたのは上越新幹線。酒どころ・新潟県のなかでも、多くの酒蔵がある長岡で美酒を楽しむ旅はいかがでしょう。そんな大人の旅なら、グリーン車を利用していくのもいいかもしれません。


上越新幹線 E7系 上越新幹線(E7系)

上越新幹線ときで、グリーン車を利用して東京駅から長岡駅へ行く料金(通常期)は…

【東京駅→長岡駅】
乗車券 4840円
特急券 3740円(指定席特急券から530円引き)
グリーン券 3150円
合計 11730円


新幹線 E7系 グランクラス E7系 グランクラス

そして、さらにランクアップするならグランクラスも一度は乗ってみたいものです。上越新幹線でグランクラスがある列車は限られますので、ご注意ください。

【東京駅→長岡駅】
乗車券 4840円
特急券 3740円(指定席特急券から530円引き)
グリーン券(グランクラス利用) 6300円
合計 14880円


【ワンポイント】条件が合えば、グリーン車もおトクに

お二人の年齢合わせて88歳以上のご夫婦を対象に、JR線のグリーン車(新幹線「のぞみ」「みずほ」など一部列車、設備を除く)に有効期間内に乗り降りできる「フルムーン夫婦グリーンパス」。このおトクなきっぷを使った、ちょっとぜいたくでユニークな旅をご提案。

フルムーン夫婦グリーンパスの旅

特急列車の自由席利用

全国各地に特急列車の運転網は張り巡らされています。いろいろな選択肢がありますが、例えば四国で、特急列車の自由席で気軽に楽しむ旅もいいものです。

高知県宇多津には、この春、四国最大級の「四国水族館」がオープンしました。
そこを朝から見学したのち、宇多津駅から特急南風に乗車。
宇多津駅11:44発の南風7号は、なんとアンパンマン列車です!
終点の高知駅に着いたら、特急あしずりに乗り換えて窪川駅に向かいます。

この場合、高知駅で改札を出なければ、特急券は通しの料金で乗車できます。

【宇多津駅→窪川駅】
乗車券 3890円
特急券 2950円
※自由席利用は530円引き
合計 6310円

窪川駅に向かったのは、こちらも今年デビューの「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」に乗るためです(土日を中心とした運行ですのでご注意ください)。
この列車は全車グリーン車になります。


時代(トキ)の夜明けのものがたり 志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり

【窪川駅→高知駅】
乗車券 1470円
特急券+グリーン券 2500円
合計 3970円

なお、車内で食事を楽しめますが、事前予約(5000円/税込・一人)が必要ですのでお忘れなく!


詳しくはこちら


【ワンポイント】トクトクきっぷを活用しよう

「四国フリーきっぷ」は、JR四国線全線の特急列車と普通列車の自由席、さらに土佐くろしお鉄道線(窪川駅~若井駅間)の普通車自由席が乗り降り自由! 連続3日間であれば何度でも利用できるので、2泊3日の家族旅行で四国をめぐるなら、非常に「コスパ良し」のチケットなんです。

「四国フリーきっぷ」で感動体験を結ぶ親子旅

特急券・グリーン券の発売は1か月前から

ここまで、いくつかの旅行シーンをご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
ひとつ注意しておきたいのは、きっぷの購入タイミングです。特急券やグリーン券、寝台券は、利用する列車が始発駅を発車する日の1カ月前(前月の同じ日)の10時から発売します。ですので、運転本数の少ない観光列車や、サンライズ出雲・瀬戸のような人気列車に乗りたい! と思ったら、早めに計画を練りましょう。

  • 2020年6月現在
  • トレたび編集室/編
  • 運賃・料金は『JR時刻表』2020年7月号に基づいた、通常期のものです。
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