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2024.01.09旅行2024年 北陸デスティネーションキャンペーン開催! 北陸新幹線で富山へ行こう ~“Japanese Beauty Hokuriku”を満喫の旅~

北陸新幹線敦賀開業を目前に控え、盛り上がりをみせる北陸・富山へ

2024年3月に、北陸新幹線金沢~敦賀間の開業を迎える北陸。
同年10~12月には、富山県・石川県・福井県で「北陸デスティネーションキャンペーン(DC)」が開催されます。キャッチフレーズに、「Japanese Beauty Hokuriku」~日本の美は、北陸にあり。~を掲げ、「美観」「美食」「美技」「美湯」「美心」の5つの“美”をテーマとしたさまざまな取り組みが実施されます。

今回は北陸DCの舞台となる3県の一つ、富山への行き方と見どころをご紹介します。

北陸新幹線なら、東京駅から富山駅まで最速で2時間5分

北陸新幹線は、首都圏と富山・石川両県がある北陸地方を結ぶ新幹線です。
1997年に東京~長野間が「長野新幹線」として部分開業、2015年3月14日に長野~金沢間が開業しました。


北陸新幹線(E7系)

「かがやき」「はくたか」「あさま」「つるぎ」の4種類

北陸新幹線は、次の4種類で運行しています。
・かがやき:東京~金沢間で運行、主要駅にのみ停車
・はくたか:東京~金沢間で運行
・つるぎ:富山~金沢間で運行
・あさま:東京~長野間で運行

「かがやき」に乗車すると、東京駅から富山駅まで(一部列車は通過の上野駅を含めて)4駅、所要時間は最速で2時間5分。そう、富山は思った以上に近いんです。

大阪方面からは、北陸本線特急「サンダーバード」で金沢駅へ。そこから北陸新幹線に乗車すれば、トータル約3時間で富山駅に到着することができます。


北陸新幹線についてもっとくわしく

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富山で“Japanese Beauty Hokuriku”を感じよう!

富山には、北陸DCのテーマにもなっている多彩な“美”、奥深い魅力が数多くあります。
それではさっそく、富山駅周辺エリアをはじめとしたトレたび編集部おすすめの観光スポットを見ていきましょう!

今回は、「ぐるっとグルメぐりクーポン」を使って、富山市内を観光してきました。


観光に便利! ぐるっとグルメぐりクーポン

富山市中心部は、路面電車などが縦横無尽に走る「鉄軌道のまち」としても知られています。路面電車1日乗り放題券と富山名物&ます寿司クーポンがセットになった、このお得なきっぷを活用すると、とっても便利に市内をめぐることができます。

北前船の町 岩瀬

最初に訪れたのは、江戸から明治時代、北前船の寄港地として栄えてきた岩瀬。当時の面影を今に伝える土蔵や廻船問屋が建ち並ぶ通りを歩いていると、まるでタイムスリップしたような気分を味わうことができます。
近年は土蔵や町屋をリノベーションしたギャラリーをはじめ、食品セレクトショップ、ビールパブ、日本酒バー、レストランなど新しい店舗が続々とオープンし話題になっています。


北前船廻船問屋の森家


酒商 田尻本店

街歩きを楽しみながら、「酒商 田尻本店」へ。土蔵内に構えたガラス張りのセラーには、地元 岩瀬の日本酒「満寿泉」をはじめ、ワイン、焼酎などが美しく陳列されています。

ここで、さっそくぐるっとグルメぐりクーポン2枚を使い、甘酒と「キットカット 日本酒 満寿泉」に交換してもらいます。甘酒はひんやり・すっきりとした、散策中にうれしい味わいです。

さらにお酒が好きな方は、地元岩瀬の日本酒「満寿泉」の豊富なラインナップを有料で試飲できる「株式会社桝田酒造店 沙石」に立ち寄るのもおすすめですよ。

ほたるいかミュージアム

続けて、滑川漁港から程近くにある「ほたるいかミュージアム」を訪れます。ここは日本、いや世界に一つの、ホタルイカの発光ショーや、深層水で飼育している富山湾の生きものを観察できる体験型ミュージアム。


ほたるいかミュージアム

そろそろお腹も空く頃。見学する前に、館内のパノラマレストラン「光彩」で昼食をとりましょう。
春先に獲れたホタルイカを急速冷凍保存することで、ここでは一年中、鮮度抜群のホタルイカを味わうことができます。
お刺身はもちろんのこと、お湯にさっとくぐらせていただく、ホタルイカのしゃぶしゃぶがまた美味。やさしい甘みと豊かな味わいが、ふんわりと口の中に広がります。


パノラマレストラン「光彩」

ホタルイカのしゃぶしゃぶ

お腹が満たされたところで、館内の見学へ……ところがなんと、お目当てのホタルイカは不在。
そうなんです、ホタルイカといえば漁期は春。ホタルイカは飼養できないため、通年で展示することはできないのです。

でも、安心してください!
ホタルイカのいないシーズンは、ホタルイカの発光をイメージしたLEDライトや、龍宮ホタル(深海に住む発光性プランクトン)の発光ショーを楽しむことができますよ。



こちらもチェック! 富山湾岸クルージング

4月下旬~11月下旬は、滑川漁港発着の観光遊覧船「キラリン」が運航しています。最高速度20ノット/h(37km/h)での船旅は迫力満点。標高3,000m級の立山連峰を一望でき、富山湾を爽快感あふれるクルーズで楽しめます。

大岩山日石寺

次にご紹介するのは、真言密宗の大本山で、約1300年の歴史を有する古刹「大岩山日石寺」。富山地方鉄道の上市駅から車で約10分の場所にあります。

本堂の磨崖仏は、国の史跡と重要文化財の二重指定を受けている貴重な文化財です。5体の磨崖仏の中心に位置する不動明王は、半肉彫りの美しさと高さ3mを超える大きさから国内屈指の磨崖仏と言われています。
「大岩のお不動さん」として親しまれている日石寺の不動明王。右手に剣、左手に羂索(けんさく)を持つ姿に加え、両目を見開き上の歯をむき出しにした独特の表情は近くで見ると、圧巻。険しいお顔ですが、願いを叶えてくれるという如意宝珠を持ち、いつも私たちを守ってくれているような、そんなパワーが感じられます。


不動明王像

山岳信仰や修験道の名残をうかがわせる日石寺では、滝行や写仏などの修行体験もすることができます。
境内にある六本滝で参拝者が滝行体験に挑戦中。
日石寺の滝打行は、もともとは修行をする前に心身を清め、迷いを断ち切るためだったそうで、この六本滝は明治元年に造られました。高さ約5.5mの高さの竜頭から流れ落ちる滝に打たれることで、六欲煩悩などの穢れを清めることができると伝えられています。


滝行の様子

水の冷たさに驚きつつも、自分自身を見つめ直す機会として一度は挑戦してみたいもの。準備万端にして再訪を決意し、次のスポットへと向かいます。


ヘルジアン・ウッド

さて、いい感じに日も暮れてきました。
締めくくりは、美と健康をテーマとした複合施設「ヘルジアン・ウッド」。富山地方鉄道立山線五百石駅よりバスで約20分(日中上野バス停より徒歩約3分)で行くことができます。


美しい田園風景が広がるヘルジアン・ウッド

まず目を奪われたのは、立山連峰の麓に広がる美しい田園風景です。さえぎるもののない、この原風景に、なんだかほっと心が落ちつきます。

広大な敷地内にはハーブ園、アロマ工房、レストラン、イベントスペースが点在し、木道でつながっています。世界的建築家の隈研吾氏が設計・デザインを手がけている施設もあり、景色と調和するようにつくられていることにもご注目ください。
アロマ工房では、ハーブやアロマの専門知識を持つスタッフからハーブの特徴や効能について学び、自分だけのブレンドハーブティーやバスソルトをつくることができます。


アロマ工房にある蒸留抽出器

ワークショップも開催されている

ほかにもサウナホテルやアロマトリートメント施設があり、長期滞在も可能。
ここでまる一日のんびりと過ごすことができたら、自分本来の生活リズムを取り戻して、元気いっぱいになれそうです。


さらに北陸の旅を堪能したい方には…周遊がおすすめ!

2024年3月の北陸新幹線敦賀開業により、北陸の楽しみ方もぐっと広がります。富山県内の新幹線駅を拠点とした広域観光も可能になります。
飛騨高山や白川郷、能登への観光も、富山県からひと足のばして訪れてみてくださいね。


まとめ

今回ご紹介した観光スポットは、ほんの一部にすぎません。
富山には、北陸DCのテーマにもなっている多彩な“美”、奥深い魅力が数多くあります。自分ならではの“美”を探し求めるのも旅の楽しみの一つです。

ぜひ足を運んで、絶景と祈りの世界、越中富山の伝統・歴史・文化を感じる旅を満喫しましょう。
また、北陸新幹線敦賀開業後には北陸周遊の旅にチャレンジしてみるのもおすすすめです。


北陸デスティネーションキャンペーン 公式サイト


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  • トレたび編集室/編
  • 掲載されているデータは2023年12月現在のものです。
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