歴史・文化に触れ、自然も満喫できる旬な夏旅!
福岡・博多と北九州・小倉(こくら)、九州北部の二大都市を結ぶ鹿児島本線。沿線には、歴史ある神社仏閣や、波高き玄界灘(げんかいなだ)がもたらす恵みを体感できるスポットなど、魅力あふれる名所が点在している。今回は、「神宿る島」宗像(むなかた)・沖ノ島と関連遺産群の世界文化遺産登録に湧く宗像で玄界灘の自然に触れる旅と菅原道真を祀る太宰府天満宮を訪ねる旅へ。
※写真は大島の風車展望所。
歴史・文化に触れ、自然も満喫できる旬な夏旅!
福岡・博多と北九州・小倉(こくら)、九州北部の二大都市を結ぶ鹿児島本線。沿線には、歴史ある神社仏閣や、波高き玄界灘(げんかいなだ)がもたらす恵みを体感できるスポットなど、魅力あふれる名所が点在している。今回は、「神宿る島」宗像(むなかた)・沖ノ島と関連遺産群の世界文化遺産登録に湧く宗像で玄界灘の自然に触れる旅と菅原道真を祀る太宰府天満宮を訪ねる旅へ。
※写真は大島の風車展望所。
博多駅から小倉方面に向かう快速列車に乗り込み、約30分で東郷駅に到着。平成29年7月に世界文化遺産登録が決定した「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の構成資産「宗像大社辺津宮(へつみや)」の最寄り駅だ。本殿や高宮祭場、神宝館など境内を参拝した後は、神社の北方にある神湊(こうのみなと)港から旅客船約15〜25分の大島へ。
大島港から徒歩約10分の大島海洋体験施設「うみんぐ大島」の釣堀には、マダイやシマアジなど、10種類ほどの魚が放流されていて、釣り初心者でも釣果を期待できるのが魅力。潮の香りに包まれながら海面に糸を垂らしていると、目の前に広がる玄界灘の景色に身も心も癒やされる。
神湊港に戻り、玄界灘に面した宿「魚屋別館」へ。名物は、玄ちゃんアジの刺し盛り。地元漁師が一本釣りで釣り上げた26センチ以上のアジで、宗像のブランド鮮魚だ。玄界灘の荒波にもまれ、身の引き締まったアジの歯ごたえと旨みは格別だ。そのほか、鐘崎漁港をはじめ、神湊や大島、地島(じのしま)など、近隣の漁港から届く新鮮な魚介が評判の「道の駅むなかた」にも立ち寄りたい。
釣堀は午前と午後の部があり、完全予約制。
料金1人5100円(入場料610円含む。釣った魚は持ち帰り自由。エサ代、貸し竿代は別途料金が必要)
交通アクセス
鹿児島本線東郷駅からバス約25分の神湊波止場下車。神湊港から旅客船約15〜25分の大島港下船、徒歩約10分
詳細はこちら
福岡を訪れたら立ち寄りたいのが、全国約1万2000の天神様の総本宮と称えられ、菅原道真を祀る「太宰府天満宮」だ。学問・至誠(しせい)・厄除けの神様として名高く、受験生をはじめ、年間800万人が参拝に訪れ、「太宰府門前町」に到着すると、参道は多くの人で賑わっていて、その活気に驚かされる。
参拝後は太宰府門前町で名物の梅ヶ枝餅(うめがえもち)を味わい、徒歩数分の「九州国立博物館」へ。館内にはアジア各国から渡ってきた貴重な品々を展示。さすが、古くからアジアとの玄関口であった福岡ならではの博物館である。人気のバックヤードツアーは、普段は入ることができない博物館の収蔵庫を覗けるとあって興奮の連続だ。毎週日曜に実施されているので、参加してほしい。
さらに、ひと足のばして博多の奥座敷「二日市(ふつかいち)温泉」へ。奈良時代から約1300年の歴史を持つ名湯だ。泉質はアルカリ性単純温泉で、万病に効くといわれるラドンを多く含む放射能泉として知られる。温泉街には創業150年を越える老舗旅館のほか、気軽に利用できる公衆浴場もある。
開門:春分の日〜秋分の日の前日は6時(それ以外は6時30分)。
閉門:4・5・9〜11月は19時、6〜8月は19時30分、12〜3月は18時30分。
無料のガイド員常駐(30分コースもしくは60分コース。いずれも要申し込み)
交通アクセス
鹿児島本線博多駅からバス約45分の太宰府駅下車
鹿児島本線博多駅から市営地下鉄約6分の天神駅下車。徒歩5分の西鉄福岡(天神)駅から天神大牟田線(特急)15分の西鉄二日市駅で太宰府線に乗り換え5分の太宰府駅下車