温泉王国・別府と神仏習合発祥の地・国東半島を旅する
源泉数・湧出量ともに日本一を誇るおんせん県大分。なかでも九州屈指の温泉地・別府温泉郷では、温泉蒸気を利用したむし湯や地獄蒸し料理など、温泉地ならではの体験が満喫できる。一方、別府から北東に向かった場所にある国東(くにさき)半島は、神仏習合発祥の地。1000年以上の歴史を持つ神社仏閣が点在し、今なお信仰の対象となっている。そんな神秘に包まれた“神仏の里”を訪ねる。
※写真は宇佐(うさ)神宮。
温泉王国・別府と神仏習合発祥の地・国東半島を旅する
源泉数・湧出量ともに日本一を誇るおんせん県大分。なかでも九州屈指の温泉地・別府温泉郷では、温泉蒸気を利用したむし湯や地獄蒸し料理など、温泉地ならではの体験が満喫できる。一方、別府から北東に向かった場所にある国東(くにさき)半島は、神仏習合発祥の地。1000年以上の歴史を持つ神社仏閣が点在し、今なお信仰の対象となっている。そんな神秘に包まれた“神仏の里”を訪ねる。
※写真は宇佐(うさ)神宮。
日豊(にっぽう)本線別府駅からバスで約20分。“別府八湯”の一つ、鉄輪(かんなわ)温泉は古きよき、温泉街の雰囲気を今に伝える温泉地。中でも「ひょうたん温泉」は、露天風呂や砂湯、瀧湯など、バラエティーに富んだ湯船が一度に楽しめる施設だ。ぜひ体験してほしいのが、むし湯。高温の温泉蒸気に包まれていると、大粒の汗が噴き出し、デトックス効果も抜群そう。
良質の温泉を堪能した後は、徒歩約5分の「地獄蒸し工房 鉄輪」へ。鉄輪温泉の高温蒸気を利用した伝統の調理法「地獄蒸し」が気軽に体験できる施設である。温泉蒸気で食材を一気に蒸し上げるため、余分な脂分が落ち、素材本来の旨みが凝縮。ヘルシーでいくらでもお腹に収まりそうだ。
続いて「九州自然動物公園アフリカンサファリ」へ。九州唯一のサファリパークで、動物の形をしたジャングルバスに乗り込めば、ライオンやトラなどの猛獣がすぐ目の前に。エサやり体験も可能で、まるでアフリカの大草原に迷い込んだかのような気分になれる。
最後は別府湾沿いにある大分マリーンパレス水族館「うみたまご」へ。イルカやセイウチたちがハイレベルなパフォーマンスを愛嬌たっぷりに繰り広げるショーは必見。ショーの後はセイウチに直接触れることができるのも嬉しい。
営業時間10時〜19時(地獄蒸し釜の最終受付は18時)。※12/31・1/1、4/1以降は要確認
第3水曜休(祝日の場合は翌日)。
地獄蒸し釜基本使用料(30分以内)510円〜、延長10分ごとにプラス150円〜。
アクセス
日豊本線別府駅からバス約20分の鉄輪下車
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国東半島は、山岳信仰と古代仏教が融合した“神仏習合発祥の地”。古くから六郷満山(ろくごうまんざん)文化と呼ばれる独自の宗教文化が発展した聖地だ。日豊本線宇佐駅からバスに乗り、六郷満山の原点ともいえる「宇佐神宮」へ。創建は神亀2年(725)、全国4万社を超える八幡社の総本宮だ。
国東半島は貴重な仏像の宝庫でもある。奈良時代に創建された「真木大堂(まきおおどう)」に立ち寄ると、平安時代後期に作られた9体の木造仏像に出合う。四天王立像を従えた本尊の「木造阿弥陀如来坐像」や、水牛にまたがった「木造大威徳明王(だいいとくみょうおう)像」など、その豪壮なたたずまいに思わず見惚れる。
続いて、国東半島で2番目に高い文珠山(もんじゅさん)の中腹に山門を構える「文殊仙寺(もんじゅせんじ)」へ。開山は大化4年(648)。六郷満山随一の古刹だ。樹齢1000年を超えるケヤキなどの巨木に囲まれた境内は静寂に包まれ、厳かな雰囲気が漂う。
国東半島の東側、伊予灘に面した奈多海岸へ足を延ばすと、海岸のほぼ中央に鎮座する神社「八幡奈多宮(はちまんなだぐう)」がある。天平元年(729)創祀。境内の宝仏殿には、宇佐神宮の旧御神体とされる木造僧形八幡神坐像と2体の木造女神坐像が収蔵されているのでぜひ見学したい。
上宮の開門時間6時〜18時
※正月期間中は要確認
交通アクセス
日豊本線宇佐駅からバス約10分の宇佐八幡下車
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