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2021.09.28鉄道スイッチバックも橋の上の秘境駅も! 四国で楽しむ、鉄分濃いめの駅3選

駅の数ほど物語がある? 知れば知るほどおもしろい駅めぐりの旅にご招待

全国を結ぶ鉄道は、人々の生活に欠かせない存在となっています。乗り鉄、撮り鉄、音鉄など、楽しみ方は人それぞれな時代。

そして鉄道といえば、車両もさることながら、負けず劣らず個性豊かな駅も魅力のひとつです。不思議な駅名、不思議な形の駅舎、一見変わっては見えないけれど驚きの秘密がある駅…。全国のちょっと変わった駅を集めていきます。

今回は四国編。
四国の駅舎というと、かつて「日本一海に近い駅」と呼ばれ、青春18きっぷのポスターにも複数回採用されてきた下灘駅が有名でしょうか。それとも『東京ラブストーリー』最終回の舞台でもある梅津寺駅?
美しい景色を望める駅舎が多く、さまざまなメディア作品のロケ地となった魅力的な駅が多い四国ですが、今回は来月14日に迫った「鉄道の日」を意識して、四国にある鉄分濃いめの駅舎をご紹介します。
さあ、駅めぐりの旅スタートです!

気候も人もとってもあたたか! 何度も行きたい四国エリア


写真は四国八十八箇所霊場の第一番札所 徳島県 霊山寺

香川・徳島・愛媛・高知の4県からなる四国は、日本を構成する主要四島のひとつです。
穏やかな瀬戸内海と迫力満点の太平洋の2つの海に囲まれ、真ん中には雄大な四国山地が通っている四国は、隣接していてもそれぞれで違った自然や文化を持っています。

何をおいてもやっぱり讃岐うどん!の香川県に、400年の歴史を持つ「阿波おどり」で知られる徳島県、坂本龍馬生誕の地として知名度バツグンな高知県に、日本最古の温泉といわれる道後温泉が有名な愛媛県と、すべての県に誰もが必ず知っている名物・名所があるのも四国のスゴいところ。
また空海ゆかりの88か所の仏教寺院を歩いて巡礼する四国遍路の文化が根付く土地柄、いわゆる「お接待文化」が根付いており、観光客へのおもてなしもとっても温かい。
訪れる度に何度も新しく好きになるエリア、それが四国です。

それぞれの県の見どころについては、下の記事でも詳しく紹介しています。



鉄道の秋を、四国で楽しんでみませんか

豊かな自然や文化を存分に活かした、個性あふれる観光列車が多いのも魅力のひとつである四国。
最近では、今年12月に引退し、来春のリニューアルが決まっている「伊予灘ものがたり」に注目が集まっていますよね。
鉄道の日を来月に控えた今回は、観光列車に負けず劣らず面白い、四国の「鉄分濃いめ」の駅をご紹介します。

年に2日だけ営業する激レア駅舎 予讃線「津島ノ宮駅」

1つ目の駅は予讃線「津島ノ宮駅」。
この駅は、地元の津嶋神社で夏季例大祭のある8月4日・5日の2日間のみ、予讃線・海岸寺駅~詫間駅間に開業する臨時駅。
もちろん駅番号はありません。
1年間のうち、なんと列車が停まるのはたったの2日で、日本一営業日が短いJR駅として知られています。

そんな「津島ノ宮駅」ですが、2日間の営業にしておくにはちょっともったいない? かわいいポイントがあるんです。
それがこちら。


2018年の様子

駅を訪れる人を見守る優しい笑顔……素敵です!

かわいい笑顔の駅舎は、JR四国の駅をキャラクター化する「SHIKOKU SMILE STATION」の一環です。
JR四国のイメージキャラクターでもある微笑みの妖精「すまいるえきちゃん」の魔法で、「つしまのみや えきちゃん」としてニコニコ笑顔になっているんだとか。
年に一度のお祭りのときには、地元の人々や鉄道ファンでかなり賑わうそうで、この写真でも小さな駅にたくさんの人が訪れていることが分かります。

ちなみに「津嶋神社」も同じくお祭りのときしか行くことができないので、こちらもかなり“レア”。


夏季例大祭のとき神社に向かうには、駅から出店のある通りを抜けてこちらの橋を渡るのですが、普段は入口が封鎖されているだけでなく橋の床板部分もすべて外されており、渡れないようになっているんだとか。
この駅で下車することができれば、こちらもぜひ渡ってみたいですね。

緑豊かな秘境駅で“スイッチバック”を楽しむ! 土讃線「坪尻駅」

2つ目の駅は土讃線「坪尻駅」。
徳島県と香川県の県境にあるこの駅は、秘境駅としても名高い駅。
駅の周囲には民家がなく、あるのはひたすら山や川ばかり。道らしい道もないので、鉄道以外では徒歩でしか行くことができません。


周囲の自然にマッチした、味のある木造駅舎。
秘境駅としてもかなり見ごたえのある駅ですが、それだけじゃないのがこの駅のすごいところ。
坪尻駅は四国に2つしかないスイッチバック駅のひとつでもあるんです。


スイッチバックとは、鉄道で急勾配を上るために作られた仕組みのこと。
坪尻駅のスイッチバックは、讃岐山脈の標高差を克服するために設置されました。
駅のホームから線路を眺めると、その勾配と、交差した線路がよく分かります。


スイッチバックって何?という方はこちら

山あいを縫うように敷かれた線路とこの駅舎は、青春18きっぷのポスターにも起用されたことも。
ホームと並走しているスイッチバックの折り返し線は、2017年に作られた坪尻展望台からも眺めることができます。
展望台からの景色がこちら。


周りを埋め尽くす緑が“秘境”感を盛り上げています。
展望台から駅までは直線距離で500メートルほどあるので、じっくり見るには双眼鏡などがあった方が良いかもしれません。

またこの写真で停車している列車、実は「四国まんなか千年ものがたり」という観光列車なんです。
「おとなの遊山」をコンセプトにしたこの列車では、地元の美味しい地酒や料理が楽しめるのもポイント。
こだわりの料理にゆっくりと舌鼓を打ちながら、優雅に秘境駅を訪れる…なんてこともできちゃいますよ。


四国まんなか千年ものがたりについて詳しく知りたい方はこちら

全国に数駅のみ! 橋の上の駅舎 土讃線「土佐北川駅」

3つ目の駅舎は土讃線「土佐北川駅」です。
こちらは全国でも珍しい河川橋梁上駅。
吉野川の支流・穴内川を跨ぐようにして架けられた、トラス橋の内側が駅のホームとなっているのです。


1960年10月1日に開業したこちらの駅が、鉄橋の上へとお引越ししたのは1986年のこと。
ホームの端の方まで進み、周囲を見渡してみるとよく分かるのですが、この辺りは四国山脈に囲まれており、かつては水害や土砂崩れなどの自然災害に見舞われることも多かったのだとか。
防災の面から土讃線が路線変更することになり、それに合わせて土佐北川駅は水害から守られるように鉄橋の上に移されました。

特急列車も通過する駅なのですが、橋の上ということもあって列車通過時は橋や駅舎がかなり揺れます。
橋の中に作られている駅という特性上、ホームもあまり幅が広くはないためスリル満点。
なおホームからは、四国山脈とともに橋の下を流れる穴内川も眺められるのですが……高所恐怖症の人は、絶対に下の方を見てはいけませんよ!

四国デスティネーションキャンペーン情報を発信中!


2021年10月1日から3か月間、大型観光キャンペーン「四国デスティネーションキャンペーン」が開催されます。

北は穏やかな瀬戸内海、南には雄大な太平洋、島の中央部には深く高い四国山地と、変化に富み自然に恵まれているのが「四国」です。
【〜四国の 風・水・色 を感じて〜】をキャッチコピーとして、「学(まなび)くるり」、「観(ながめ)くるり」、「遊(あそび)くるり」、「心(こころ)くるり」、「食(ぐるめ)くるり」と5つのテーマで観光素材をご提案。
四国ならではの魅力“自然美”を存分にお楽しみください!


四国デスティネーションキャンペーン特集ページはこちら

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