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2024.11.29旅行んめぇ秋田! 美味と伝統を味わい尽くす秋田旅

誰と行く? 冬の秋田 ~冬こそ楽しみたいこんなグルメ&体験~

スキーやお祭り、温泉にきりたんぽ……。冬の秋田は魅力がありすぎる!
全国の中でも積雪量の多い・秋田県。1月ごろには一面の白銀世界が広がり、2月には1300年以上の歴史がある「大日堂舞楽」やナマハゲが登場する「なまはげ柴灯まつり」など、県内各地で冬まつりが行われる。
自然に恵まれた秋田では、その資源を活用した数多くの工芸品。美しい職人技にうっとり。

2024年12月1日から「誰と行く? 冬の秋田」と題する観光キャンペーンが開催される秋田。
秋田に行くからこそ楽しめる、外せないグルメと体験をご紹介!


誰と行く? 冬の秋田

きりたんぽの本場・大館できりたんぽづくり体験「陽気な母さんの店」


大館市にある「陽気な母さんの店」は、地元の農家の女性が中心となって営む体験交流型農産品直売所。
採れたての旬の食材を買うことができる直売所をはじめ、食堂、体験工房や農家民宿などさまざまな体験と交流ができる。

注目は「きりたんぽ作り体験」! 秋田が誇る郷土料理を"陽気な母さんたち"が先生になり、実際に作ることができる体験教室だ。
きりたんぽの発祥は秋田県北部の鹿角地方といわれている。そのお隣の大館ではハレの日の家庭料理としてきりたんぽが食べられてきていた。そのため、現在のきりたんぽ鍋のスタイルを確立したのは大館市で、まさに「本場の味」を作ることができるのだ。


まずは、大きなすり鉢で炊き立てのご飯をつぶすところから。米粒の食感がわずかに残る程度の状態までつぶしていく。
この6~7割程度つぶれたご飯の状態を秋田では「半殺し」というそう。少々物騒な呼び方だが、身体全体を使いつぶしていく作業はかなり重労働で納得がいった。


半殺しになったご飯ができあがったら、串に伸ばしていく。この作業も先生たちはいとも簡単に伸ばしていくが、初心者がやると意外と難しい……!
うまくご飯を均一に伸ばすことができず、いびつな形に……。先生からコツを聞いて何とか形になった「たんぽ」を専用のたんぽ焼き器で焼いていく。
ちなみに「きりたんぽ」という言葉が有名だが、実際は「たんぽ」を切った形を「きりたんぽ」と呼ぶのだそう。そのため、串についているものが「たんぽ」である。


1本は特製のお味噌をつけた「みそ付けたんぽ」で味わう。香ばしい味噌の香りともちっとした食感がたまらない!
みそ付けたんぽを食べている間に「きりたんぽ鍋」の準備も。日本三大地鶏のひとつとして知られる比内地鶏を使用し、せりやネギなど採れたて野菜ときのこをたっぷり入れていく。
きりたんぽ鍋を一口食べると、じんわりと広がる比内地鶏の甘み。そんな出汁を吸ったきりたんぽも口に入れた瞬間ほろりと崩れ、ほっとする味わいだ。


地域の女性農業者が中心に展開している直売所には旬の農産物や手作りお惣菜が並ぶ。特に人気の商品が寒い時期に収穫する「寒熟りんご」。
昼夜の寒暖差が激しい地区で育つリンゴは甘みがぎゅっと凝縮されており、ドライフルーツやジュースもたくさん。
美味しい秋田の味をまるっと楽しみつくそう!


陽気な母さんの店

住所 秋田県大館市曲田字家ノ後97-1
問い合わせ先 0186-52-3800
時間 9:00~17:00
定休日 年内無休(食堂のみ、火曜定休)
交通アクセス JR花輪線大滝温泉駅よりバス2分
駐車場 あり
値段 きりたんぽ作り体験 一人3,000円(要予約/4名以上から)
URL http://yoki-kasan.com/

伝統工芸・曲げわっぱを制作体験!「大館工芸社」


木の板を曲げて、継ぎ目を山桜の皮で綴じて作る「曲げわっぱ」。各地で作られている工芸品だが、国の伝統的工芸品として指定されているものは「大館曲げわっぱ」のみである。約400年前の関ヶ原の戦いのあとから活発に生産がおこなわれ、藩の特産品としても愛されてきた。
現在ではお弁当箱のイメージが強いが、おひつや食器など様々なスタイルで日常を彩っている。

大館工芸社は、1959年創業の老舗工房。「良いものを長く使う」をモットーに、上質で温もりのある毎日の暮らしを曲げわっぱを通して提供する。
2018年にオープンした大館工芸社のハンディクラフトスタジオでは、実際に曲げわっぱ作り体験することもできる。
いくつかある体験キットの中から今回はパン皿づくりに挑戦した。


パン皿は2つの円形の枠と底の板でできる初心者にオススメのキット。
これだけなら簡単! と思っていたが、少しずつ木槌で叩きながら木の枠にぴったりとはめていく作業は集中力と絶妙な力加減が必要だった。
インストラクターさんにもサポートしてもらいながら、無事に完成!


木目などもこだわりつつ作業。納得がいく逸品になった

枠を曲げる体験も。実際に曲げてみると木の柔らかさに驚いた。

今までお手入れの難しさもあり、憧れの存在であった曲げわっぱであったが、実際に自分で作ってみると愛おしくて仕方ない!
体験中にお手入れの方法を丁寧に教えていただき、パンはもちろんおにぎりやケーキなど、毎日の生活で大活躍。ほかにはない木の温もりを感じる曲げわっぱでより美味しいごはんを楽しんでいる。


大館工芸社

住所 秋田県大館市釈迦内字家後29番地15
問い合わせ先 0186-48-7700 info@magewappa.co.jp
時間 8:30~17:00
定休日 日曜・祝日定休日、土曜不定休
交通アクセス JR奥羽本線大館駅より徒歩18分
値段 体験キット4,400円~
URL https://magewappa.co.jp/

もふもふ祭り! 秋田犬を存分に体感する「秋田犬の里」


秋田といえば「秋田犬」! 国の天然記念物にも指定されており、日本犬種唯一の大型犬種でもある。
渋谷駅のシンボルとなっている「忠犬ハチ公」も秋田県大館市生まれ。
大館市観光交流施設「秋田犬の里」は、当時ハチが飼い主を待ち続けた大正時代の渋谷駅をモデルとして建てられている。


館内には秋田犬の歴史を勉強できる秋田犬ミュージアムや観光案内所、秋田犬グッズや大館名物が購入できるお土産コーナー、そして秋田犬をガラス越しに見ることができる秋田犬展示室も!


この日はその子ちゃんがお客様をおもてなし。きゅるんとした瞳がかわいらしい!

秋田犬の里の広場には、かつて渋谷と横浜方面を繋いでいた鉄道車両「青ガエル」が!
渋谷駅前での観光案内所としての役割を終え、忠犬ハチ公の繋がりで秋田犬の里へやってきたとのこと。
冬から春の間は寝袋を着て冬眠中。車内の見学はできないが、寝袋を着た青ガエルはある意味レアかも?



秋田犬の里

住所 秋田県大館市御成町一丁目13番1号
問い合わせ先 【お土産・観光案内所】 TEL:0186-57-8120 【管理事務室】 TEL:0186-59-4649
時間 9:00~17:00(秋田犬展示室は9:30~16:45)
定休日 12/31・1/1のみ休み、秋田犬展示室は月曜休み(祝日の場合は翌平日休み)
交通アクセス JR奥羽本線大館駅目の前
駐車場 収容台数約100台(優先駐車スペース4台)
URL https://akitainunosato.jp/

今年の冬は、あなたも秋田へ!

冬ならではの魅力が満載の秋田。
この冬は、秋田新幹線「こまち」に乗って、大好きな誰かと一緒に秋田へ行ってみよう。


誰と行く? 冬の秋田

  • 文・写真/編集部

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