おひなさまと佐賀城下の街並み、そしていろいろなイベントを楽しめる「佐賀城下ひなまつり」が2024年2月10日~3月20日に開催されます!
「佐賀城下ひなまつり」は侯爵鍋島家(旧佐賀藩主)伝来の格調高いひな人形や、鍋島小紋や佐賀錦など佐賀県の伝統工芸で作られたおひなさまが並ぶ佐賀ならではのひなまつりです。
今年で24回目の開催!
会場は徴古館などが並ぶ城下町エリアと、佐賀城本丸歴史館の佐賀城エリアに分かれて開催され、両エリアとも江戸から昭和初期に建てられた建物ばかりで、思わず写真を取りたくなること間違いナシです!
そこで、「佐賀城下ひなまつり」の日程や見どころなどをまとめてご紹介します。
2024年「佐賀城下ひなまつり」の概要
それでは「佐賀城下ひなまつり」の基本的な情報を押さえておきましょう。
「佐賀城下ひなまつり」って?
江戸時代に佐賀藩を治めていた鍋島家伝来のひな人形や、佐賀県の伝統工芸品である鍋島小紋や佐賀錦を使ったひな人形が並ぶ、佐賀県ならではのひなまつり。それが「佐賀城下ひなまつり」です。
会場には江戸から昭和初期の建造物が多く、現代の町並みに溶け込んだレトロな雰囲気を感じながら、ひなまつりを楽しむことができます。
「佐賀城下ひなまつり」の開催日程
「佐賀城下ひなまつり」の会場は2つのエリアに分かれています。
エリア | 日付 | 時間 |
---|---|---|
城下町エリア | 2月10日(土)~3月20日(水・祝) |
10:00~17:00 (最終受付 16:30) |
佐賀城エリア | 2月10日(土)~3月3日(日) | 9:30~18:00 |
それでは、「佐賀城下ひなまつり」の見どころをご紹介していきます!
ここだけは押さえておきたい‼ 「佐賀城下ひなまつり」4つの必見スポット
佐賀城本丸歴史館
佐賀城エリアにある佐賀城本丸歴史館は、佐賀城跡地に本丸御殿の一部を復元した建物で、館内では佐賀藩の科学技術と佐賀が輩出した偉人について分かりやすく紹介しています。
そんな佐賀城本丸歴史館では、「第10回子どもびなの宴」が開催されます。
このイベントの特徴は、佐賀市内の小中学生がおひなさまを制作していること。しかもその数約1600体!
本丸歴史館、320畳の大広間にずらりと並ぶひな人形を見に行ってみてはいかがですか?
さらに、「色絵磁器」人間国宝の十四代今泉今右衛門氏(子どもびなの宴の審査員)が制作した、殿皿、姫皿をはじめとする小さな焼き物の作品が見られる「今泉今右衛門の宴」も開催。
小さな作品に施された繊細な技術を、この機会にぜひ見てみませんか?
徴古館
城下町エリアにある徴古館では「鍋島家の雛祭り」が開催されます。
徴古館は鍋島家12代当主の直映が1927(昭和2)年に創設した佐賀県初の博物館です。
今回は明治~昭和初期に歴代の鍋島家夫人が大切にしてきたひな飾り約500点が展示されます。
11代直大の妻、栄子(ながこ)のおひなさまは気品あるおひなさまに加え、ブランコ乗り人形やコーヒーカップといった洋風な雛道具が見どころ。
12代直映の妻、禎子(ていこ)の銀製雛道具も見逃せません。文房具や化粧道具など純銀製の雛道具が176点も残されています!
ひな人形に加えて、鍋島家の歴史を感じることができるスポットとなっています。
さらに今年は13代侯爵直泰が収集した約150点ものミニカーを展示。オープンカーやバスなど多種多様な車もぜひチェックしたいところです!
他にも、期間中の土・日・祝日はお箏の演奏や茶花の展示イベントも開催され、ファミリーでも楽しむことができます。
旧三省銀行
城下町エリアにある旧三省銀行は、1882(明治15)年に建設。以降、銀行や病院、住宅として使われ、現在に至ります。
伝統的な町屋建築に隠し階段やシャンデリア用の漆喰飾りが今も残っており、佐賀市の重要文化財にも登録。
そんな旧三省銀行では340余年の歴史を誇る和製絨毯「鍋島緞通」の展示と製作実演が行われます。
鍋島緞通は桜や松の木製織機を使い、一目一目を手で織り上げる工芸品。伝統的な「蟹牡丹」柄に注目しながら、実演を見学してみては?
旧古賀銀行
レトロな煉瓦スタイルが印象的な旧古賀銀行。館内は、素敵なランチ・ティータイムを楽しめるカフェとなっています。ひなまつり期間中は、佐賀県の伝統的なお菓子が販売されます。
佐賀県銘菓の「丸ぼうろ」や「さが錦」に加え、ひなまつり開催中にしか手に入らない限定のお菓子もあり、おひなさまや様々な佐賀県の歴史に触れてきたところで、一息つきたい方におススメなスポットです。
土・日・祝日には丸ぼうろの製作実演やふるまいも行われ、焼きたての丸ぼうろを味わうこともできます!
おススメのモデルコース
佐賀城下ひなまつりには佐賀城エリアと城下町エリアの2つのエリアが存在します。
そのうち、城下町エリアについては入場料が発生する施設もあります。
以下、入場料金をまとめました。
券種 | 入館できる場所 | 料金 |
---|---|---|
A券 | 徴古館 | 500円 |
B券 | 旧古賀家・旧三省銀行・旧福田家 | 400円 |
共通券 | A券+B券 | 800円 |
前売り券 | A券+B券 | 600円 |
前売り券情報
前売券は2月9日まで販売。以下の施設でお買い求めいただけます。
・徴古館 (佐賀市松原2-5-22/☎0952-23-4200)
・SAGA MADO (佐賀市駅前中央1-4-17/☎0952-37-3654)
・佐賀市観光交流プラザ (佐賀市白山2-7-1-エスプラッツ2F/☎0952-20-2200)
・肥前通仙亭 (佐賀市松原4-6-18/☎0952-65-2152)
・旧福田家(佐賀錦振興協議会) (佐賀市松原4-3-15/☎0952-22-4477)
・佐賀市歴史民俗館(旧古賀銀行) (佐賀市柳町2-9/☎0952-22-6849)
・佐賀市観光振興課 (佐賀市栄町1-1佐賀市役所6階/☎0952-40-7110)
※現金のみのお支払いとなります。
おススメの巡り方
佐賀城エリア+城下町エリア散策の欲張りプラン
「ひなまつり全体を楽しみたい!」という方におススメのコースです。
共通券を購入し、城下町エリアを散策するとともに、佐賀城エリアのひなまつりも楽しむことができます。
- 欲張りプラン
-
10:00発
佐賀駅バスセンター
- 土・日・祝日に運行されている佐賀城下ひなまつり周遊バスに乗車
-
10:13着
佐賀城本丸歴史館
- 佐賀城エリアのひなまつりを見学
-
12:00着
徴古館見学
-
13:00発
旧三省銀行まで散策
-
14:30着
旧三省銀行・旧古賀家・旧古賀銀行を見学
- お茶休憩も兼ねて楽しもう
-
17:17発
呉服元町バス停
-
17:27着
佐賀駅バス停
必見スポット全て巡ることができるコース。
佐賀城下ひなまつり開催に合わせて運行される周遊バスで、佐賀城エリア・城下町エリアの施設の見どころを全て楽しむことができます。
城下町エリアを満喫プラン
「城下町エリアをゆっくり楽しみたい」という方におススメのコースです。
城下町エリアを散策しながら共通券で見学できる施設を巡り、周辺の様々な施設も見学していきます。
- 満喫プラン
-
10:00発
佐賀駅バスセンター
- 土・日・祝日に運行されている佐賀城下ひなまつり周遊バスに乗車
-
10:17着
徴古館+佐嘉神社
- ひなまつりを見学&願い雛を奉納しよう!
-
11:30着
旧福田家+肥前通仙亭見学
- 煎茶体験もできます!
-
13:30発
旧三省銀行まで散策
-
14:30着
旧三省銀行・旧古賀家・旧古賀銀行を見学
- ゆっくりとお茶休憩してみては?
-
17:17発
呉服元町バス停
-
17:27着
佐賀駅バス停
城下町エリアの見ておきたいスポットを巡る行程となっています。
今回のひなまつりでは様々なところに願い雛を設置。その願い雛に願い事を記入して佐嘉神社へと参拝するのがおすすめポイント。
また、肥前通仙亭では佐賀が輩出した煎茶の祖「売茶翁」にちなんだ本格煎茶体験をすることができます。
「佐賀城下ひなまつり」へのアクセス
最寄り駅となる佐賀駅へは、特急が便利!
博多駅と佐賀駅を結ぶ特急列車は「リレーかもめ」「みどり」「ハウステンボス(「みどり」と併結)」「かささぎ」の4種類。
博多駅からは1時間に2~3本の特急が運行されており、40分ほどで到着します。
特急列車・指定席で行く場合、2260円です。事前にJR九州のネット限定のきっぷ「九州ネットきっぷ」を購入すれば1150円で行くことができます。
受取前かつ出発前なら当日まで何度でも変更できるため、購入した後の急な予定変更にもスムーズに対応可能です。
「佐賀城下ひなまつり」のまとめ
佐賀城下ひなまつりを楽しむために、以下のポイントを押さえておきましょう。
・開催日は城下町エリア 2月10日(土)~3月20日(水・祝)/佐賀城エリア 2月10日(土)~3月3日(日)
・目的地までは「佐賀城下ひなまつり周遊バス」が便利!
・城下町エリアの徴古館などへは共通券を事前に購入しておくと便利!
・ひな人形鑑賞だけでなく、様々な体験が可能!
この春は、佐賀の風物詩「佐賀城下ひなまつり」を楽しみつくしましょう!
あわせてチェック「鹿島酒蔵ツーリズム®」
あわせてチェック 遊び体験「SAGA推し」
- ※提供/佐賀県観光連盟
- ※編/トレたび編集室
- ※写真/佐賀市観光協会
- ※掲載されているデータは2024年2月1日現在のものです。