トレたび JRグループ協力

2021.02.10鉄道東北の旅は列車で!観光列車やローカル線でのんびり鉄旅

列車に乗るのも旅のひとつ

東北を巡るなら、旅情豊かな鉄道をおすすめしたい。
これからは、春から夏へと一気に季節が躍動し、車窓の情景も鉄道の旅をより楽しいものにしてくれる。

見知らぬ土地を訪ねる。人との出会いを楽しむ。郷土の料理を味わう……。旅の目的はさまざま。
でも、目的地を訪ねることだけが旅ではない。家を出てから、そこに行くまでの行程も旅だから。
家と目的地を、そして次の目的地を、それを列車がつないでくれる。だから、列車に乗ることも旅のひとつ。
次第に変わっていく風景を楽しもう。目的地が近づいてくるワクワクを列車のリズムとともに感じよう。
東北各所を結ぶ路線に、バラエティ豊かな列車が走っている。

そんな列車を楽しめば、旅の楽しみは数倍に膨らむはず。

  • 新型コロナウイルス感染症の影響により、運休や変更が発生することがあります。JRニュースや運行会社のHP等をご確認ください。
  • 写真はイメージです。

「のってたのしい列車」が東北の旅を演出

東北の旅を楽しむアイテムとして、JR東日本が運転している「のってたのしい列車」がある。車窓からの眺めだけでなく、車内での飲食・体験などを楽しむことができる、乗ること自体が目的となる列車だ。列車によって異なるが、運転は土・日曜、祝日が中心。旅に彩りを添えてくれるに違いない。

TOHOKU EMOTION


TOHOKU EMOTION 外観

レストラン鉄道に東北の美味が集結

三陸海岸沿岸を走るレストラン列車。八戸発の往路はランチコース、久慈発の復路はオリジナルデザートが提供され、定期的にシェフとメニューが替わる。ライブキッチンから運ばれる料理は、東北の食材がふんだんに使われている。

●運転区間/八戸駅~久慈駅間(JR八戸線)
●きっぷ/旅行商品として発売

  • 2021年1月20日現在、2月28日まで発売見合わせ

「TOHOKU EMOTION」についてもっとくわしく

TOHOKU EMOTION(東北エモーション)―年に2回もシェフが変わる!? 列車全体がレストランな“食のサーカス”(THE列車)

リゾートしらかみ


車窓に広がる風光明媚な大自然

世界自然遺産の白神山地や夕陽が美しい日本海などを望む。シンボルツリーのブナをはじめ、秋田産のスギ、青森ヒバなど沿線の木材を内装に生かした「橅(ブナ)」編成のほか、「青池」編成、「くまげら」編成がある。

●運転区間/青森駅・弘前駅~秋田駅間(JR五能線・奥羽本線)
●きっぷ/乗車券+指定席券


リゾートしらかみについてもっと詳しく知る

SL銀河


SL銀河 外観

宮沢賢治の世界観を表現

蒸気機関車C58が牽引する4両の客車には、宮沢賢治作『銀河鉄道の夜』に登場する星座や動物たちをモチーフにした模様が描かれている。車内には宮沢賢治ギャラリーを設け、列車では世界初の光学式プラネタリウムを搭載。※プラネタリウムは休止の場合あり

●運転区間/花巻駅~釜石駅間(JR釜石線)
●きっぷ/乗車券+指定席券

※「SL銀河」は2023年6月11日をもって定期運行を終了いたしました。


「SL銀河」についてもっとくわしく

SL銀河―少年たちが乗り込んだ不思議な列車で、宮沢賢治が愛したイーハトーブ・東北へ(THE列車)

とれいゆ つばさ


とれいゆ つばさ 外観

新幹線初のリゾート列車

畳敷きのお座敷指定席をはじめ、山形県産の地酒やワインなどを購入できるバーカウンター、車窓を眺めながらくつろげる足湯などを設置。天童木工のソファーや天童将棋駒等をデザインした座布団など、随所に山形ならではの意匠を施す。

●運転区間/福島駅~新庄駅間(山形新幹線)
●きっぷ/乗車券+指定席特急券。旅行商品としても発売 ※足湯の利用は定員制で別料金が必要

※とれいゆ つばさは2022年3月に運行を終了いたしました。

海里


海里 外観

新潟・庄内の食と景観を楽しむ列車

新潟発の下りは新潟の老舗料亭による日本料理、酒田発の上りは日本のトップシェフである奥田政行氏が監修した庄内イタリアンを、窓越しの日本海の美しさとともに、旅行商品専用の4号車ダイニングで味わう。1・2号車では特製弁当を楽しんで(特製弁当は事前予約)。

●運転区間/新潟駅~酒田駅間(JR白新線・羽越本線)
●きっぷ/4号車ダイニングは旅行商品として発売。1・2号車は乗車券+指定席券


海里についてもっと詳しく知る

フルーティアふくしま


フルーティアふくしま

フルーツ王国の“走るカフェ”

福島県産のフルーツなどを使ったスイーツが楽しめる“走るカフェ”。地元の人気店がプロデュースしたオリジナルスイーツとコーヒーなどのドリンク類をセットにした「スイーツセット」を提供する。おいしいスイーツを味わいながら、福島の自然と歴史を巡る旅へ。

●運転区間/郡山駅~喜多方駅間(JR磐越西線)
●きっぷ/旅行商品として発売

  • 2021年3月までは郡山駅~仙台駅間(JR東北本線)の運転
  • 2021年1月20日現在、2月28日まで発売見合わせ

SLばんえつ物語


SLばんえつ物語

森と水とロマンの鉄道

阿賀野川に沿って山あいを力強く走る蒸気機関車C57が7両の客車を牽引。大正ロマンを彷彿とさせる客車は、展望室も備えているほか、車内で投函した葉書を配達してくれる昔ながらの郵便ポストが4号車に設置されている。

●運転区間/新津駅~会津若松駅間(JR磐越西線)
●きっぷ/乗車券+指定席券(7号車はグリーン券)


SLばんえつ物語についてもっと詳しく知る

「のってたのしい列車」紹介ページもチェック

ご紹介した列車の運転日・時刻、運賃・料金など詳しくはJR東日本「のってたのしい列車」のページをチェック!ほかにも東北エリア以外の東日本各地を走る“乗る”こと自体が目的となるような「のってたのしい列車」情報が満載です。


JR東日本「のってたのしい列車」はこちら

のんびりしたいならローカル鉄道の旅

季節を映し出すのどかな風景が心に癒やしを与えてくれる東北のローカル鉄道。海や山、田園風景など東北ならではの景観美と、土地の言葉。ローカル鉄道だからこそ味わえる雰囲気の中で、ゆったり沿線旅行を楽しもう。ここでは紹介しきれなかった路線を含めて、ローカル鉄道に乗ってまだ見ぬ景色に出会いたい。


津軽鉄道


津軽弁の観光案内も楽しみ

日本最北を走る民間鉄道で、1930(昭和5)年より運行。一部の列車は津軽半島観光アテンダントの案内も。冬期のストーブ列車が有名で、風鈴列車や鈴虫列車など、季節のイベント列車が人気。

●運転区間/津軽五所川原駅~津軽中里駅間
●営業キロ/20.7キロメートル
●TEL.0173-34-2148

三陸鉄道


三陸鉄道

海岸沿いを走る復興の象徴

日本初の第三セクター鉄道で、2019年にはリアス線として盛駅~久慈駅間が一本で結ばれ、第三セクター鉄道では日本一長い路線。団体向けの震災学習列車の運転も行なっている。

●運転区間/久慈駅~盛駅間
●営業キロ/163キロメートル
●TEL.0193-62-8900

秋田内陸縦貫鉄道


秋田内陸縦貫鉄道

日本の原風景を行く

笑顔をキーワードに「スマイルレール」の愛称をもつ秋田内陸線。みちのくの小京都・角館のほか、マタギ文化発祥の地という阿仁地区、夏の田んぼアートなど、豊かな自然の中を走る。

●運転区間/鷹巣駅~角館駅間
●営業キロ/94.2キロメートル
●TEL.0186-82-3231

山形鉄道


山形鉄道

花の名所の多さが路線名に

国の登録有形文化財に指定された木造駅舎や日本最古の現役鉄道橋にノスタルジーを感じるフラワー長井線。2021年5月には、市役所の一部が駅舎となる新しい長井駅が開業予定だ。

●運転区間/赤湯駅~荒砥駅間
●営業キロ/30.5キロメートル
●TEL.0238-88-2002

阿武隈急行


阿武隈急行

東北第2の大河に沿って

阿武隈川の雄大な流れに沿うように、福島市から宮城県柴田町までを結ぶ。沿線は福島県側に桃源郷の丘陵地や渓谷、宮城県側にのどかな水田地帯が広がり、移り行く車窓が魅力的だ。
●運転区間/福島駅~槻木(つきのき)駅間
●営業キロ/54.9キロメートル
●TEL.024-577-7132

福島交通


福島交通

わずか9.2キロメートルの小さな旅

昭和レトロな温泉街・飯坂温泉へと向かう飯坂線は「飯坂電車」や「いい電」と呼ばれ親しまれている。松川のサクラ並木や花水坂駅周辺のモモの花の景色が、沿線の春を美しく彩る。

●運転区間/福島駅~飯坂温泉駅間
●営業キロ/9.2キロメートル
●TEL.024-558-4611

列車に乗って見に行こう





東北の絶景

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震災から10年の節目にあたり、『巡るたび、出会う旅。東北』をキャッチコピーに、各県の力を合わせて東北の魅力を国内外へ発信していく。東北6県で6カ月にわたって開催されるのは初めての取組みとなる。この機会に東北を訪問し、復興に向けて歩む姿を実感しよう。


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  • 掲載されているデータは2021年2月現在のものです。
  • 運転日・運転区間等は変更となる場合があります。
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