古道を歩こう|今すぐ行きたい!ジパング世代の旅
2024年に世界遺産登録20周年を迎える「熊野古道」を中心に、古道歩きが注目されています。編集部では、日本各地にある古道のなかから、気軽に歩ける古道歩きのモデルコースを紹介します。
熊野古道 中辺路
和歌山県
2024年に世界遺産登録20年を迎える熊野古道。正式には「紀伊山地の霊場と参詣道」といい、熊野三山へと続く道の数々が世界遺産に登録されています。
なかでも、観光客に人気があって山歩きの初心者でも気軽に歩けるのが、発心門王子(ほっしんもんおうじ)~熊野本宮大社のコースです。
紀勢本線紀伊田辺駅から路線バスで行く、ハイキングコースを紹介します。
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記事はこちら:初めての熊野古道におすすめ!中辺路の日帰り人気ルートを歩く
熊野古道 伊勢路
三重県
世界遺産の「熊野古道」の全ルートのなかでも、絶景が気軽に楽しめるのが今回紹介するコースです。
古道風情に満ちている松本峠、豪快な浸食地形を冒険気分で体感できる鬼ヶ城(おにがじょう)、雄大な景観に心が洗われるような七里御浜(しちりみはま)と、熊野市駅の周辺にさまざまな見どころが集まっています。
記事はこちら:峠と海の絶景を楽しむ熊野古道伊勢路のいいとこどりルートを歩く
遍路道
徳島県
遍路道とは、願いの成就や魂の救済を求めて弘法大師の修験の旅路を辿る道。その行程は約1400キロで、歩き通すには40日以上を要する大冒険ですが、数回に分けて歩けば気軽な旅に。
ここで紹介する第一番~第三番札所までの行程は、駅からのアクセスもよく、歩き遍路の入門に最適です。
記事はこちら:四国遍路を始めるならここから! 第一番札所霊山寺から遍路道を歩く
世界遺産巡礼の道
長崎県
世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、厳しい弾圧に耐えながら、禁教下で約250年にわたり信仰を貫いた潜伏キリシタンの歴史を伝える貴重な遺産。
これらの歴史を物語るスポットをめぐるルートが「世界遺産巡礼の道」。今回のルートでは、キリシタン関連の史跡や資料館を訪れながら、江戸時代の禁教期に密かにキリスト教の信仰を守り続けた潜伏キリシタンの歴史を辿ります。
記事はこちら:長崎・世界遺産巡礼の道でキリシタンの歴史に想いを馳せる
戸隠古道
長野県
戸隠山(とがくしやま)の麓(ふもと)に立つ戸隠神社は日本神話の「天岩戸(あまのいわと)」ゆかりの神々を祀(まつ)る火之御子社(ひのみこしゃ)、中社(ちゅうしゃ)、奥社と、古来よりの地主神である宝光社(ほうこうしゃ)と九頭龍社(くずりゅうしゃ)の総称で、これら五社をめぐる信仰の道が戸隠古道です。
初夏の新緑や紅葉の美しさで知られるスポットで、戸隠神社の参詣道は、自然を眺めながら歩く絶好のルートでもあります。
記事はこちら:長野の戸隠古道で「天岩戸」伝説ゆかりの森と社をめぐる
赤松街道
北海道
幕末に開港した函館港と、明治以降に政治の中心地となった札幌を結ぶ道。その函館にほど近い場所に、みごとなアカマツが立ち並ぶ赤松街道があります。
植樹から時を経た今も、道をゆく人を見下ろしながらそびえ立ち、味わい深く枝を広げる松並木。アカマツに導かれるように街道を歩き、地域の歴史や特産品を楽しみましょう。